田舎道をノロノロ走る車、後ろには「行列」が発生…最低速度の規制はないの?

弁護士ドットコムニュース / 2019年5月22日 10時3分

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山間部の片側一車線の道路で、前をノロノロ走る車に追いついてしまった場合の法律問題について取り上げた弁護士ドットコムニュースの記事「『前の車どいて!』田舎道をノロノロ走る車に不満…車間距離を詰めたら、あおり運転?」(https://www.bengo4.com/c_2/n_9583/)に対して、読者の皆様から様々なコメントが寄せられました。

この記事では、後続車が、車間を狭めすぎると、車間距離保持義務違反として違反点数が加算され、繰り返すと免許停止処分が科される可能性があることについて言及しています。

これに対して、コメント欄では、ノロノロ走る側の問題について指摘する声もありました。「30km/hを規則どおり走るのはノロノロか?というと、そんなはず無いですが、60なのに30とかは迷惑します」「田舎では、通勤時間帯にも関わらず片側1車線追い越し禁止国道を法定速度-20㌔位で走っている車(先頭を)がいます。-10㌔は結構います!」といったものだ。

山間部には高齢者が多く、あまりスピードを出せないというケースもありそうだが、後ろに車列ができるほどノロノロ走り続けても、法的な問題はないのでしょうか。(監修・濵門俊也弁護士)

●最低速度は基本的に定められてないが、注意すべき点も

結論から申し上げますと、一般道の場合、基本的に最低速度に関する規制はなく、時速何キロメートルで走ったとしても問題はありません。

まず、最低速度については、道路交通法23条に「自動車は、道路標識等によりその最低速度が指定されている道路(第75条の4に規定する高速自動車国道の本線車道を除く)においては、法令の規定により速度を減ずる場合及び危険を防止するためやむを得ない場合を除き、その最低速度に達しない速度で進行してはならない」と定められています。

では、最低速度が指定されているのはどのような場合でしょうか。道路交通法75条の4では、高速自動車国道の本線で速度指定がない場合、最低速度は政令で定めることとされており,その最低速度は、時速50キロメートルとされています(道路交通法施行令27条の3)。

他方、道路標識で、最低速度を定めるケースもあります。これは、時速80キロメートル以上の最高速度規制が行われている高速自動車国道以外の道路で、必要と認められる区間で規制されます。原則として時速50キロメートルとされています(警察庁・交通規制基準より https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/kisei/kisei20181214-2.pdf )

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