身近になった「整形手術」 弁護士が指摘する「美容医療」の注意点とは?

弁護士ドットコムニュース / 2013年11月22日 14時15分

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二重まぶたに小鼻縮小、しわ取りに豊胸、脂肪吸引……。昨今は「プチ整形」という言葉まで登場し、美容整形に対する心理的なハードルは、かなり下がっているように思える。

しかし、よくよく考えてみれば、整形は非常に高度な「手術」に違いない。治療と同じでうまくいかないケースもあるだろう。実際、弁護士ドットコムの質問コーナーにも、「結果が説明と違った」「やけどをした」「顔がアンバランスになった」など、数多くの相談が寄せられている。

美容整形をめぐるトラブルには、どんなものがあるのだろうか。また、そういった手術を受ける際には、どんな点に注意したらいいのだろうか。医療過誤訴訟にくわしい古賀克重弁護士に聞いた。

●美容医療を受ける側には「時間的余裕がある」

「美容医療のニーズが増えるにつれ、トラブル事例も増えています。苦情内容としては、思うような効果が得られなかった、事前の説明と違った、高額なキャンセル料を要求されたというものです」

古賀弁護士はこう説明する。このようなトラブルが起こりやすいワケが、美容医療にはあるのだろうか。

「通常の医療と美容医療との決定的な違いは、客観的な治療目的がなく、主観的な願望を満足させるための行為であり、手術前に時間的余裕があることです。

美容医療は、ケガや病気の治療と比べて、緊急性や必要性が乏しい。そのため、美容医療を扱う医療機関に対しては、より高度の説明義務が求められている、とされています」

たしかにケガや病気の手術は、一刻を争う場合も少なくない。事実上選択肢がなく、リスクがあろうがその手術にかけるしかない、というケースもある。それに比べると、美容医療を受ける人には、じっくりと医師の説明を受ける時間的余裕があり、またその権利もあるということだ。

●その場で「即断」しないことが重要

それでは、美容医療を受ける人が、トラブルを避けるためにしておくべきことは何だろうか。

「美容医療をめぐる裁判においては、手技ミスとともに、医師側の『説明義務違反』が主な争点になっているケースが少なくありません

そのため美容医療をお考えの方は、じっくりと必要性を考えることやその場で即断しないことが重要です。そして、ネット上の医療機関の評判を確認することや同業他社の説明内容と比較することも大事でしょう。

また、トラブルに備えて、医療機関から交付されたパンフレットや説明文書を手元に残すことは当然として、医療機関の説明内容を詳しくメモするなど残しておくこともポイントです。

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