口コミで「星1つ」つけたら「内容証明郵便」が…客はどこまで書いてOK?

弁護士ドットコムニュース / 2019年7月27日 10時3分

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皆さんはネットに口コミを書いたことはありますか。飲食店や美容院など口コミを参考に選ぶ人も多いのではないでしょうか。

ネットの口コミを巡るトラブルも起きているようです。ファッションデザイナーで経営者のハヤカワ五味さんが7月8日、ツイッターで「歯医者の口コミ書いたら内容証明出されて草、これは全面戦争」と呟いたことが話題になりました。

ハヤカワさんはGoogleマップの口コミに「保険医療を希望しても1時間ほど説得され続けるため時間もお金も無駄です」などと記入。その後、代理人弁護士から送られてきた内容証明郵便が届きました。

ハヤカワさんがツイッターにアップした通知書(7月10日付)には、「当初の口コミの内容について、事実と異なっており通知人の名誉権を侵害していたため、法的根拠に基づいて削除請求を行った」、「星一つの評価それ自体も通知人の名誉権を侵害していた」などと書かれています。

口コミで星1をつけただけで、名誉毀損になりうるのでしょうか。また、どのような口コミであれば、名誉毀損になりうるのでしょうか。田中一哉弁護士に聞きました。

●どんな口コミだとアウト?

ーーネットの口コミに関するトラブル相談を受けたことはありますか

私のところに来るのは、大半が「書かれた側」からの相談です。

具体的には、「事実と異なる口コミを書かれて困っている」、「営業妨害なので口コミを削除して欲しい」、「投稿者を特定して法的措置をとりたい」といった内容です。

業種としては、医療機関からの相談が目立って多くなっています。

ーー口コミのアウトとセーフのラインは、どこにあるのでしょうか

基本的には、「事実と違うこと」を書いたらアウト、「主観的な評価・感想」に過ぎないならセーフと考えてください。星1つの評価をつけることは、後者に当たりますので、原則として、法的措置の対象になりません。

ただ、「評価・感想」であっても、「担当医の技量に疑問を感じた」だけならセーフですが、「何十回も必要のないレントゲンを撮られた。あいつはヤブ医者だ」などと具体的根拠をともなう場合には、名誉権侵害になる可能性があります。また、書かれた側に「侮辱」と受け取られるような表現は、名誉感情侵害と認定される恐れがあります。

●口コミを書くときに気をつけるポイント

ーーお客側はどのようなことに気をつけて口コミを書いたらいいですか

「嘘は書かない」「話を膨らまさない」「表現は穏当に」といった点に留意しましょう。口コミに限らず、相手方に面と向かって言えないようなことは、書くべきでないということです。

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