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人には相談できないHの悩み…レスを解消するための方法を専門家に伺いました

美人百花デジタル / 2021年5月26日 20時0分

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パートナーとのセックスレス問題。デリケートな悩みだけに、周りには相談しづらいですよね。そこで今回は、株式会社M.D.PROJECT代表取締役でありながら精神科専門医・心療内科専門医・日本医師会認定産業医でとして活躍する益子雅笛先生に話を伺いました。

 

パートナーとの付き合いが長い程、セックスレスが悩みに……。直接話しにくい場合どうしたら良い?

デリケートな悩みやそれに対する自分の考えや気持ちなどを言葉にすること、ましてやそれを直接、大切な方に伝えることは、とても気を遣うことですね。それでも何とか勇気を出して話してはみたものの、相手にわかってほしいと思えば思うほどうまく言葉にならなかったり、相手を目の前に感情が高ぶってしまい自分でも何を話しているのかわからなくなったり、思うようにいかないものです。どのようなことにおいても話しにくいことがある時、まず自分の考えていることや気持ち、伝えたいことを紙に書き出してみるとよいでしょう。相手に何を伝えたいのか、なぜそれを伝えたいのか、相手にどうしてほしいのか、それらが自分の中で整理できていなければ、理解してもらうことが難しくなるでしょう。伝えたいことが自分自身で納得できたら、それを手紙にして渡してみるのはいかがでしょうか。できれば自筆で、内容が十分にまとまっていなくてもあなたらしい言葉で、時間と労力をかけて準備をしたことで、わかってほしいという本気も伝わるはずです。また、お相手にもあなたが伝えたいことに対して考える時間を与えることができるので、お互いに少し気持ちのゆとりをもって、落ち着いて向き合うことができると思います。そこにはひとこと、感謝の言葉は忘れずに添えてくださいね。

自分自身の性欲の低減、原因として考えられるのは?

性欲は人間の生理的な欲求の一つであり、生命活動を維持するうえで大事な本能としてからだによってコントロールされる一方、心理的・環境的な要因によっても大きく影響を受けます。低減の原因として、月経周期、加齢などの生理的な変化、疲労や体調不良、病気があるなどのからだの要因。また、心理的な要因としては、自分自身のこころの状態のみならず、パートナーのからだやこころの状態やパートナーとの関係が考えられます。そして、環境的な要因としては、家族や家庭、仕事、日常生活の状況、気候、社会情勢などの外的環境などがあります。多くの場合、いくつかの要因が絡み合っています。思い当たる要因について対処することも必要ですが、軽減を図ることが難しいこともあります。原因の改善のみに目を向けるのではなく、からだやこころが心地よいと感じられるような適切なセルフケアを行って、自分を大切に、元気にすることを心がけましょう。

パートナーとのセックスレスを解消するためのアドバイスが欲しいです

セックスは、からだ、こころ、そしてもっと深いところにあるたましいや生命が深く触れ合うコミュニケーションの1つです。生殖、快楽、愛情表現など、さまざまな要素や目的を持ち、それは個人やパートナーとの関係、状況などによっても変わります。お互いの気持ちや共有したいものが異なれば不全が生じます。男性と女性では生物としてからだのしくみが異なっています。異性にこころを開くまでの時間や甘えたい時にとる行動も男女で違います。また、性別に限らず、それぞれ個性を持っています。お互いにそれらを理解して寄り添う姿勢を持ち、パートナーに魅力的に映り触れたくなるような自分磨きや雰囲気づくりなど工夫してみましょう。普段からのコミュニケーション、会話やスキンシップについても、意識して努力することも必要でしょう。また、パートナーとのセックスによってあなたが求めているものは何か、考えてみましょう。単に性欲を満たすこと、からだの快楽を得るということなら他にも解消方法はあるわけで、それだけの理由ではないはずです。パートナーを愛し愛されたい、パートナーとの絆を感じたい、同じ快楽を分かち合いたい、女性としての自信を持ちたい……。それらは、セックスによってのみ得られるものではなく、むしろセックス以外においても満たされていることが大切なことでもあります。肌を合わせる行為は無防備な状態ですから、そこに安全や安心感がなければ、真の悦びや愛を感じることはできません。セックスに対する考え方、セックスに求めるもの、満たされるものはどのように違うのか、からだ、こころ、そしてたましいや生命のコミュニケーションについて語り合い楽しむことができるとよいですね。

 

教えてくれたのは

株式会社M.D.PROJECT代表取締役
精神科専門医・心療内科専門医・日本医師会認定産業医 益子雅笛先生

精神科・心療内科クリニック勤務の他、産業医・顧問医として健康に働くためのアドバイス、メンタルヘルス対策の助言指導などを行っている。また、少人数のセミナーを開催し、疾病予防や健康への意識を高める活動にも取り組んでいる。

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