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クーラーによる冷えでつらい!夏の冷え対策を薬剤師が解説します

美人百花デジタル / 2021年7月13日 20時30分

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暑い日が続き、クーラーを使用することが増えてきたのではないでしょうか?

クーラーは快適な反面、室内の気温低下による“冷え”で悩む人は多いもの。今回は夏の冷え対策について薬剤師の道川佳苗さんに伺いました。

 

夏の冷えは自覚しにくい!?

冬は、気温が低く寒さを感じやすいので、「冷えているな」と自覚しやすく、温かい格好をしたり、温かい飲み物を飲んだりと温める行動をしやすいですが、夏は気温が高く暑さを感じるため、まさか自分が冷えているとは考えにくいものです。

しかし、クーラーのきいた部屋にいることが多い場合は、体が冷えて血行が悪くなっているケースもあります。また、冷たいものの摂り過ぎで、胃腸など体の内部が冷えている場合があります。そうすると、冷えが原因で腹痛や下痢が起こることがあります。

こんな症状がある人は冷えているかも

・肩こりや首こりがある
・足がむくむ
・腹痛や下痢をすることが多い
・だるい、疲れがとれない
・食欲がない
・夏になって太った
・頭痛やめまいがある

クーラーの風が当たり、冷えて血行不良になることで肩こりや首こりが悪化したり、サンダルや素足などで過ごすことにより下半身が冷えてむくみにつながります。また、胃腸が冷えてしまうと、腹痛や下痢が起こりやすく、だるさや食欲不振を引き起こします。夏になって太ったと感じる場合は、冷えにより代謝が落ちることで太りやすくなっている場合があります。

その他にも、冷房のきいた室内と暑い屋外への行き来が多いと、体温調節がうまく働かず自律神経のバランスを崩しやすくなり、頭痛やめまいの原因にもなります。

夏の冷え対策のために気を付けたいこと

クーラーの風が直接当たらないように気を付け、カーディガンやストールなどで体温調節できるようにしましょう。また、下半身の冷えやむくみが気になる人は、クーラーのきいた室内では綿やシルクなど通気性の良い素材のレッグウォーマーをつけるのもおすすめです。

体の内部から冷えるのを防ぐためには、冷たいものを摂り過ぎないように心掛けることが大切です。冷たい飲み物を飲んだら、次は温かい飲み物にするなどバランスをとるようにしましょう。胃腸が温まると、消化・吸収能力も高まり代謝UPにつながります。

冷え対策の漢方薬は?

五積散(ごしゃくさん):水分代謝をよくするもの、胃腸に働くもの、血行を良くするものなど多くの生薬で構成されています。冷え症、頭痛、腰痛など冷えによる様々な症状に用いられます。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):血の不足を補い巡りをよくして体を温めてくれます。めまい、頭痛、足腰の冷え症、むくみなどに用いられます。

クーラーのある生活は快適ではありますが、冷やし過ぎると冷え症につながり体調不良の原因になります。冷え対策を心掛け、場合によっては漢方薬も取り入れて体調管理をしていきましょう。

漢方薬を選ぶ場合は、ご自身の体質や症状に合ったものを選ぶことが大切なので、まずはお近くの漢方薬局やオンライン薬局などで相談してみてくださいね。

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教えてくれたのは

道川 佳苗(みちかわ かなえ)さん

漢方薬・生薬認定薬剤師、調理師。大学卒業後、調剤併設型ドラッグストアにて従事し服薬指導をする中、病気の予防、健康維持には食育が大切であると感じ、調理技術、栄養学を学ぶため服部栄養専門学校に入学し卒業する。その後、大手料理教室講師、漢方クリニックの門前薬局で煎じ薬の調剤、漢方相談、服薬指導などを経験。現在は今までの経験を活かし web上で健康相談や薬膳や漢方に関する情報発信をしている。

画像提供/PIXTA

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