小嶋陽菜さんインタビュー「アイドル時代から心がけているのは自分が面白い人間でいること」【後編】

美人百花デジタル / 2022年5月21日 22時0分

「品よく」「可愛く」「力強く」生きる、レディたち憧れの女性にお話をうかがう『幸福美女図鑑』。アイドルからモデル、そして自身のブランドを手がける経営者へと華麗なる変身を遂げた〝小嶋陽菜さんのインタビュー後編をお届けします。

憧れるのは、何歳になってもチャーミングさやキュートさを失わない大人の女性

――後半は、30代の1人の女性としての生き方に質問を集中！　まず小嶋さんの理想とする女性像は？

「憧れるのは、何歳になってもチャーミングさやキュートさを失わない大人の女性。わたしもそうなんですけど、アラサーになると大人でいなきゃってついがんばっちゃうんだと思うんですよね。でも、何%か可愛い、チャーミングな要素を持っているとバランスがよくて、カッコいいなと。周りの人に与える影響も大きいと思うので、そういうマインドを心がけています」

――そのためにも小嶋さんが実践しているのは、実は保湿。

「あの人、キラッとしているな〜と思う人は肌に水分感がある。そういう見た目も大事だと思うので、水をこまめに飲んで、保湿、ボディクリームを欠かさないようにしています」

――もちろんそれは小嶋さんのビューティー論にも通じているようで……。

「毎日の保湿ケアは、仕事が忙しいと手を抜いてしまうところだからこそ、しっかりやればその分差がつくと思います。それに自分に手間をかけていそうな人って、同性から見ても魅力的じゃないですか？　毎日自分の顔やボディに触れていると、ちょっとした変化に気づけるし、内側から多幸感が引き起こされるメリットも。お風呂タイムやそのあとのスキンケアに時間をかけて、自分と向き合うことが自信にもつながると思います」

――また、水分量が足りたうるおい肌には透明感があらわれるという。その透明感をさらに引き出すため、ビタミン補給や冬の日焼け止めも欠かさない。日焼け止めはとうとう自分でつくって、商品にしてしまったんだそう。

「ただ、食事はあまり気に掛けられていなくて……。朝からミーティングを詰め込んでランチに行く時間がない日もあれば、夜中にジャンクフードや油っこいものを食べてしまうこともあります。その代わり、なるべくジムに行って運動するようにしています。運動すると肌の調子も上がるし、顔もキュッと持ち上がりますよ」

――ちなみに、忙しい合間のリフレッシュ法は、愛猫のブラッシングとTikTokの流し見。

「家に〝けむし〞と名づけたスコティッシュフォールドがいて、いつも癒しをもらっています。私がブラシを持つとすぐに寄ってくるのが可愛くて。TikTokは、お仕事脳を完全にオフにしたいときに。何を見ようとか選択しなくてもとりあえず『おすすめ』で流れてくるものをひたすら見てぼーっとしています(笑)」

――AKB時代から今までたくさんの人に囲まれてきた小嶋さんは、人を見る審美眼も独特。

「人に興味を持ってもらうために、まず自分が面白い人間でいることは、アイドル時代から心がけています。普段から面白いことを考えるとか、人が持っていない情報を持っているとか。要は『あの子と一緒にいると楽しい』と思ってもらうことが大事だと。私、ネットで情報をディグる才能はあるんですよ(笑)。国内外の情報など、新しくて面白そうなことを探すのは大得意です！」

――最後に、今一番楽しいことは？と聞いてみると、それまでゆっくりと考えながら答えていた小嶋さんが即答してくれた。

「すべてを注いで出来上がったプロダクトが世に出て、誰かが楽しんでくれた瞬間。それが一番の楽しみだし喜びですね。売り上げより、自分の好きなものをつくるその熱量って、お客様に絶対伝わると思うんです」

――少女のように「好き」を追求するピュアな姿と、経営者としてのプライド。いくつもの側面に彩られたその眼差しは強く、きらめいてまぶしかった。

Airy Volume Sleeve Dress (blush pink)¥26,400/Her lip to　その他/すべて本人私物

Profile

小嶋陽菜（こじまはるな）

1988年生まれ、埼玉県出身。2005年、AKB48の第1期メンバーとして活動を開始。またモデルやタレントなど多方面で活躍し、2017年4月、AKB48を卒業。2018年6月に自身のプロデュースブランド「Her lip to」をスタート。現在はモデル・タレント業も続けながら、ブランドプロデュースと経営に力を注いでいる。

掲載：美人百花2022年4月号「幸福美女図鑑」

撮影/中村完(f‐me)　ヘアメイク/犬木愛　取材・文/みやじまなおみ

外部リンク