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無性に辛いものが食べたい!それ体からのSOSかも?薬剤師が教えるバランスを整える食事法

美人百花デジタル / 2022年8月9日 19時50分

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こんばんは、薬剤師の芝軒千紘です。イライラしたときに無性に甘いものが食べたくなったり、疲れたときに辛いものが食べたくなることはありませんか? もしかしたら、それは体からのSOSかもしれません。体のメッセージを理解して、バランスを整える食事をとりましょう!

「五味調和(ごみちょうわ)」とは?

酸味(すっぱい)、苦味(にがい)、甘味(あまい)、辛味(からい)、塩味(しょっぱい)という5つの味覚を東洋医学では五味調和といいます。調和とは、それぞれをバランスよくとることを言います。

例えば、チョコやクッキーが無性に食べたいときは体に「甘味」が不足しています。もちろん甘いものばかりを食べてしまうとバランスを崩してしまいます。体のSOSをきちんと知り、向き合っていきましょう!

5つの味覚別!薬剤師が教えるバランスを整える食事法

【酸味】

酸味は肝機能と関わりが深く、血流を改善します。

SOSの場所:肝臓、目
不足して起こること:イライラ、集中力の低下、不眠
摂りすぎによって起こること:胃の不調
摂りたい食材:レモン、みかん、キウイなど

【苦味】

苦味は体温調節、水分バランスの調節などに関わりがあります。

SOSの場所:小腸、心臓
不足して起こること::不安、緊張、下痢、動悸、ゲップ
摂りすぎによって起こること:大腸や肺に不調が出る
摂りたい食材:ゴーヤ、パセリ、コーヒー

【甘味】

甘みは胃腸の働きを整えたりや体のエネルギーとして大切です。

SOSの場所:胃腸、消化器、口
不足して起こること:疲労感、鬱、口内炎、食欲不振、胃もたれ
摂りすぎによって起こること:腎臓、膀胱、耳の不調
摂りたい食材:カボチャ、黒豆

【辛味】

辛味は血行をよくし発汗を誘発します。

SOSの場所:鼻、肺、大腸、皮膚
不足して起こること:悲壮感、鼻炎、咳、便秘、下痢
摂りすぎによって起こること:肝臓、目の不調
食材:生姜、ワサビ、山椒

【塩味】

塩味は老化や生殖器官、抜け毛などにも関連があります。

SOSの場所:腎臓、膀胱
不足して起こること:恐怖感、耳鳴り、めまい、頻尿、老化
摂りすぎによって起こること:血圧
摂りたい食材:こんぶ、海苔、味噌

五味調和の関係

偏りを感じたときは次の関係を覚えてバランスをとるようにしてくださいね。

甘味が強い→塩味
辛味が強い→酸味
塩味が強い→苦味
苦味が強い→辛味
酸味が強い→甘味

食事でも不調が改善しない場合は、体質に合った漢方や改善策のアドバイスを受けてみることもおすすめ。薬剤師と相談しながら漢方を購入できるYOJOはこちらからチェック!

教えてくれたのは

芝軒 千紘(しばのき ちひろ)

薬剤師。大学病院の門前薬局にて勤務後、より多くの人に健康に興味を持ってもらえるよう、パーソナルの栄養相談・指導などに従事。現在はオンライン薬局YOJOにて体質に合わせたオーダーメイド漢方の提案をしている。

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