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妊娠力アップ!? ホルモンバランスの整え方を薬剤師が教えます

美人百花デジタル / 2021年2月18日 20時20分

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まだまだ寒い日が続く2月。

漢方の考えでは、冬は「腎」という生殖機能や成長をつかさどる部分が弱りやすい季節だと言われています。この冬の間に「腎」を養うことが、春からの体調にも大きく関わるのだそう。今回は、漢方の側面から妊娠力アップの方法を薬剤師の道川佳苗さんに教えてもらいました。

 

腎の働きとは?

「腎」とは、文字とおり腎臓の働きに加えて、生殖器や内分泌系の働きも含まれています。簡単に言い換えると「生命エネルギー」のことです。漢方の考えでは、「腎」は人の成長や発育、生殖、老化などとも関係が深い部分です。

そのため、腎に負担がかかると大人になってからは不妊症や性欲の低下、白髪、耳が遠いなどの老化をイメージさせるような症状が一般の人よりも早い時期に現れます。

このような症状がある人は腎が弱っているかも?

・足がむくみやすく、冷えがある
・トイレが近く、夜中に何度もトイレに行きたくなる
・腰がだるい、腰痛がある
・顔色が黒っぽく、くすみがち

これだけではありませんが、このような症状に当てはまる人は「腎」が弱っている可能性があります。

また、立ち仕事の人は腎に負担がかかりやすいと言われているので、こまめに休憩をとるように心掛けましょう。

妊娠力アップのための生活習慣は?

「腎」に負担をかけないように過ごすことが大切です。冷えは腎にとっては大敵なので、体を冷やさないようにしましょう。

足腰を冷やさないように腹巻きやレッグウォーマーを身につけるのもおすすめです。また、陽の光を浴びるように心掛けましょう。

また、足腰を鍛えることが「腎」の強化にも役立ちます。ウォーキングなどは下半身の血流を良くするのにも効果的です。基本的なことですが、「腎」をいたわるためには、トイレを我慢しない、しっかり眠り疲れをためないなども大切です。

ホルモンバランスを整える食材

「腎」を元気にすることで知られているのは「黒い食材」です。代表的なものは、黒豆、黒ごま、のりです。その他にも、昆布などの海藻や、えびや牡蠣、あさりなどの魚介類、くるみやアーモンドなどのナッツ類、やまいもなどもおすすめです。

ホルモンバランスを整える漢方

漢方薬は個人の体質や症状を元に選ばれますが、一例をご紹介します。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):冷えやむくみがある人に適しています。巡りを良くして体を温めるので、月経トラブル、不妊症、更年期障害など女性のさまざまな症状に用いられます。

・温経湯(うんけいとう):冷え性で、手のほてり、唇の乾燥を感じる人に適しています。卵巣の機能をコントロールしているホルモンバランスを整えるはたらきもあります。

まだ寒い日が続くので、体を温めてゆっくり過ごすようにすることが妊娠力アップに役立ちます。

自分の体質や、合う漢方薬を知りたい方は、お近くの漢方薬局やオンライン薬局などで相談してみてくださいね。

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教えてくれたのは

道川 佳苗(みちかわ かなえ)さん

薬剤師、調理師。大学卒業後、調剤併設型ドラッグストアにて従事し服薬指導をする中、病気の予防、健康維持には食育が大切であると感じ、調理技術、栄養学を学ぶため服部栄養専門学校に入学し卒業する。その後、大手料理教室講師、漢方クリニックの門前薬局で煎じ薬の調剤、漢方相談、服薬指導などを経験。現在は今までの経験を活かし web上で健康相談や薬膳や漢方に関する情報発信をしている。

画像提供/PIXTA

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