高い安全性と快適性を備えたアライヘルメット「アストラルX」の機能を使いこなして快適ツーリングライフを実現!
バイクのニュース / 2020年12月21日 11時0分
万が一のケガから頭を守ってくれるヘルメット。安全性だけでなく、快適性も考慮された高機能タイプもリリースされています。アライヘルメットのツーリングモデル「アストラルX」で、走行環境や状況に応じた機能の使いこなし方を解説します。
■過酷な走行環境に耐え、安全性と快適性を追求した高機能ヘルメット
刻々と変化する過酷な走行環境に耐えながらも、万が一の転倒や事故から頭部を守ってくれるヘルメット。フルフェイス、オープンフェイス、ハーフキャップなどがありますが、安全性が高いのはフルフェイスといわれています。衝撃吸収性、保護性が高いですが、高価で重量が重く、通気性がよくないデメリットもあります。
ちなみにこれらのヘルメットの安全性能の目安となっているのが安全規格。日本の公道を走行する場合、PSC、SG、JIS、SNELL(スネル)が一般的に知られています。その中で、世界で最も厳しいといわれているのが、アメリカのスネル財団によって定められたSNELL規格です。
つまり、SNELL規格をクリアしたフルフェイスタイプが最も安全性が高いヘルメットだといえますが、重くて通気性がよくないというデメリットもあります。そこで登場したのが快適性を追求したツーリング向けの高機能なヘルメットです。高いプロテクション能力を持ちながらも、強い日差しや風雨にさらされ続けるライダーの負担を軽減してくれるのです。
しかし、せっかくの機能も環境や状況に応じて使いこなせなければ役に立ちません。そこでフルフェイスタイプのツーリングモデル「アストラルX」を例に、アライヘルメットの上幸一さんにその極意を聞いてみました!
■ヘルメット内部のエアコントロールして快適に!
アライヘルメットのツーリングモデル「アストラルX」は、高い衝撃吸収性、保護性を持ちつつロングツーリングにも対応した快適性を追求。専用設計のベンチレーションシステムが搭載されています。
快適性を追求した アライヘルメットのツーリングモデル「アストラルX」をアライヘルメットの上幸一さんに聞きました
「快適さを保つためには、ヘルメット内部の熱気と湿気を逃すことが大切なんです。前方のダクトからヘルメットの中に風を入れるだけじゃなく、両サイドや後方のダクトから空気を流すことで内部の熱気を効率的に抜くことができるんです」
ヘルメットの中に走行風を取り入れ、排出する空気の流れを作ることが重要と語る上さん。各所に施されたダクトやエアロパーツは、換気効率を高めるデザインとなっているそうです。
前後のダクト部分に備えられたスライドシャッターは開閉可能(QVFダクト)
前後のダクト部分に備えられたスライドシャッターは開閉可能(QVRダクト)
前後のダクト部分に備えられたスライドシャッターは開閉可能。前方は風切り音を抑えた形状で、スライドシャッターを閉めた状態でも負圧を利用して熱気を外へ排出できる設計になっています。また、後方のダクトは風の流れを考慮した滑らかなデザイン。3つのダクト穴でヘルメット内の熱気を強力に排出します。
口元にあるマウスシャッターを開くと、走行風でシールドが呼吸で曇らないようになります
「口元のマウスシャッターを開閉すれば、口元とシールド側の風の流れもコントロールすることができます。半開で口元、前回で口元とシールド側に走行風が流れ込むようになっていて、呼吸でシールドが曇らないようにしています」
また、ヘルメット内部にはディフレクターが装備されており、前方のマウスシャッターから取り入れられた風の流れをシールド側に向けることで、呼気によるシールドの曇りを抑えてライダーの視界を確保します。
ディフレクターは曇り防止のためのエアーが直接目に当たらないように設計されています
「ディフレクターは曇り防止のためのエアーが直接目に当たらないように設計されています。積極的に風を取り入れ、内部の空気を効率よく抜くことで、ライダーがヘルメットの中でも快適に過ごせるようにしているんです」
■刻々と変わる日差しの変化に対応したシールド機能
「アストラルX」に採用されているもう一つの大きな特長のひとつがシールドです。かわす性能を向上する為にシールドの取付部を低い位置に設置した新しいシールドシステムVASに対応し、さらにサンシェードを外側に取り付けたVAS-Vプロシェードシステムです。
サンシェードを外側に取り付けたVAS-Vプロシェードシステム
「サンシェードを上げてヒサシとして使用することもできます。オプションのピンロックシート(曇り止めシート)にも対応しているので、寒い日や雨天時でもシールドが曇りにくく、常にクリアな視界を確保できます」
サンシェードはスモークタイプで全開と中間、全閉の3段階に角度調整可能。ラチェット式の自動ロック機能を装備し、低い日差しにも簡単に対応。快適な視界を得られるようになっているそうです。
「同じフルフェイスでもレースとツーリングでは求められるモノが違います。レースで大切なのはとにかくズレないこと。内装のホールドがガッチリしているので、ツーリングでは息苦しく感じる方もいます。『アストラルX』では内装が比較的ソフトで、口元のスペースが広めになっています。脱ぎ被りもしやすくなっています」
レースシーンで使用されっているフラッグシップモデル「RX-7X」の技術もしっかりと受け継がれている『アストラルX』
一方、レースシーンで培われた安全性もシッカリと受け継がれているところがポイント。帽体はアライヘルメットのフラッグシップモデル「RX-7X」と同じ最新スーパーファイバーを主材料に採用。複数の素材を組み合わせて適材適所に配置することで、強靭ながらも軽量で扱いやすい重心バランスを実現しています。
「機能性よりもルックス重視でシンプルな昔ながらのデザインを好まれる方もいらっしゃいますね。内部にベンチレーションシステムを施した『ラパイド・ネオ』というモデルもあります。でも、一年中通してバイクに乗る方ならば、外部にもベンチレーションが付いているタイプがオススメですね」
価格はソリッドモデルは5万6100円(税込)、グラフィックモデルは6万3800円(税込)。自分の好みや走り方、ヘルメットに求める機能と予算によって選びましょう。
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