バイクに積んでいい荷物はどれくらい? 知っておきたい安全な積み方!

バイクのニュース / 2020年12月25日 9時0分

バイク旅に出かけるライダーのなかには、荷台に荷物満載で走っている光景を見かけることがあります。見るからに不安定に思えるような高さの場合もあれば、運転手よりも荷物の方が重いといったこともあり、法律上は問題ないのでしょうか?今回は、バイクには積載制限はあるのかどうか、安全な積み方と一緒に紹介していきたいと思います。

■バイクの荷物制限はどれくらい?

 バイクはクルマのように荷室があるわけではないため、荷台に荷物を積むことがよくあり、キャンプツーリングをする場合は荷台に何段も荷物を重ねて走行することも珍しくはありません。バンドやロープでしっかりと固定されていれば落下の危険性は低いと考えられますが、積載物には道路交通法で決めれた基準内に収まっている必要があります。

 積載物の長さは乗車装置または積載装置から30cm以内に収まっている必要があります。乗車装置とはシートやステップの部分を指し、積載装置とは荷台などの荷物を乗せる部分を指しており、これよりも後方に30cmはみ出すことは許されています。積載物の幅に関しては、積載装置や乗車装置から左右合わせて30cm以内まではみ出すことは可能です。ただし左右の合計30cmというのは片側が最大15cmの意味であり、たとえば右が20cm、左が10cmの合計30cmとなるのは許されません。

 また、積載物の高さは地上から2m以内まではOKとなっていますが、荷台からの高さではなくタイヤの接地面である地面からの高さとなっています。さらに、重量に関しても決められており、50cc以下の原付は30kg以内、51cc以上の自動二輪は60kgまでの積載が許されています。

 これらの制限を超えて積載した場合は「積載物大きさ制限超過違反」に該当し、違反点数1点と二輪車は反則金6000円、原付は反則金5000円が科せられることになります。また、積載装置以外へ荷物を載せた場合は「積載方法違反」に該当し、「積載物大きさ制限超過違反」と同様の罰則が科せられることになります。

 また、見るからに大きなトップケースやサイドケースを装着しているバイクを見かけることがありますが、実寸は積載物で決められている基準を超えている場合がほとんどです。このようなケースの装着は交通違反に問われるのでは?と思われるかもしれませんが、トップケースなどの装着は「積載物」ではなく「積載装置」として扱われ、構想変更など面倒な手続きも不要な「指定部品」となっています。

■安全な荷物の積み方とは?

 荷物の多さにかかわらず、走行に支障がない安全な積み方は覚えておく必要があります。知らずにギリギリまで積んで違反を注意された場合、荷物の積み方に慣れていなかったでは済まされません。

荷物は、荷台やタンデムシートに固定するのが一般的です

 積載物は荷台やタンデムシートに固定するのが一般的で、荷物をそのままロープで結ぶのではなくバイク用のシートバックを使用すると安心安全と言えます。左右前後の4か所をベルトで固定するタイプやシートの下からベルトを通して荷物とシートを一周して確実に固定するタイプがあります。バックルで固定するため長さ調整もでき、荷物に程よいテンションがかかることで段差などでゆるむ心配もありません。

 この他にもトップケースやサイドケースを装着し、中に荷物を入れるといった方法もありますが、荷物が多くなるにつれてケースの上にも積載して走行することも珍しくはありません。そのような場合はツーリングネットとよばれるゴム素材のネットを使用し、荷物全体を覆って固定するといった方法もおすすめです。細かな荷物はケースの中に入れ、大きなバックをケース上部にゴムネットで固定する方法であれば、より多くの荷物を積載することが可能となります。

 ちなみに、走行中に積載物を落下させ他の車両に被害や危険性を与えてしまった場合は「転落積載物等危険防止措置義務違反」に該当し、違反点数1点・二輪車は反則金6000円、原付は反則金5000円が科せられることになります。また、実際の被害が起きていない場合でも「転落等防止措置義務違反」に該当し、同様の罰則が科せられることになります。

※ ※ ※

 バイクであっても2mの高さまで荷物を積むことができることに驚いた人も多いのではないでしょうか?道交法の範囲とはいえ、バランスが命のバイクにとっては転倒のリスクがあることも理解しておかなければなりません。自作の大型キャリアを搭載したバイクや前後左右に荷物満載のバイクを見かけることもあり、一緒に走行しているこちら側がヒヤヒヤするといった意見もあるようです。ツーリングに出かける際は、荷物は最小限に確実に固定することを心がけてみてはいかがでしょうか。

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