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気づかないうちに自転車が盗まれてた!盗難されない工夫ってある?

バイクのニュース / 2021年2月12日 9時0分

気づかないうちに自転車が盗まれていた!といった経験をしたことがある人もいるでしょう。最近の自転車は高額なものも増えてきて、単なる乗り捨てだけで無く、部品などの転売目的の盗難も増えてきています。このため一度盗まれるとなかなか見つからないということも。大切な自転車を盗難から守るためには、普段からどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

■大切な自転車を盗難から守る工夫とは?

 警視庁が2020年9月に発表した「都内の自転車盗難の発生場所」のデータによると、発生場所で最も多かったのが住宅で43.3%、次いで駐車場・駐輪場、道路上の順となっています。そのうち57.6%の割合で無施錠の状態で被害にあっており、盗難被害の半数以上を占める大きな理由となっています。

 つまり鍵をきちんと備え正しく利用することで、十分な盗難対策になると言えます。例えわずかな時間でも、鍵をかける行為は徹底して行いましょう。とはいえ、ただ鍵をつければ良いというわけではなく、工夫が必要です。大切な自転車を盗難されないためには、特に「鍵の種類」「鍵のかけ方」「保管場所」に気をつけると良いでしょう。

 自転車の鍵は、今では100円ショップでも見かけるようになり、種類がとても豊富です。100円ショップで販売されている多くは「ワイヤーロック」と呼ばれるものですが、安いものだとワイヤーの強度が弱く切断しやすいと言えます。また、自転車を買うとすでに「リング錠」と呼ばれる鍵がついている場合がありますが、これもドライバーがあれば簡単に外されてしまいます。
そのため、自転車の鍵は強度や重さのある金属製のものを選ぶと良いでしょう。

 なかでも、「チェーンロック」と呼ばれるリング状の鉄でできた鍵や、「U字ロック」と呼ばれる鍵は、切断しにくくとても頑丈で強度は非常に高いと言えます。ですが、重く持ち運びが大変なため、頻繁に使うとなるとやや携帯性に欠ける点はデメリットとなります。ものによって重さや強度も変わってくるため、自分にあった持ち運びのしやすい鍵を選びましょう。

 次に、鍵のかけ方では動かない固定した場所を選ぶ「地球ロック」と呼ばれる方法がおすすめです。地面にしっかりと固定され動かないものであれば、盗難の被害を防ぐ可能性も格段に高くなります。加えて、複数の鍵をかける「ダブルロック」を行うことで、より盗難されにくくなります。

 また、自転車は保管場所によっても盗難の被害に遭うリスクを避けることができます。例えば、防犯カメラのある駐輪場では、カメラがあることで盗難の抑止力の効果を発揮し、心理的にも盗難されにくい環境とされています。ほかにも、人通りの多い駐輪場は人の目に触れやすく盗まれにくい場所の1つです。

 反対に、人目につかず毎日同じ場所に止めていることで目をつけられ、盗まれるというケースは多数発生しています。こういった状況を防ぐために、あえて置き場所を変えて「情報を守る」ことも、実は自転車を盗難から守るコツになります。

 また、盗まれた時に困らないよう事前に自転車の防犯登録は行っておきましょう。法律でも防犯登録については定められており、自転車の安全利用の促進及び自転車などの駐車対策の総合的促進に関する法律の第12条第3項では、「自転車を利用する者は、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録を受けなければならない。」と、されています。

 自転車屋さんに、車両とともに「身分証明書」「購入証明(保証書など)」「費用500円~600円程度」を持っていくと登録が可能となっています。これは法的な決まりであるという意味合いだけでなく、万が一の盗難時にも必要になる大事な登録と言えます。

■自転車が盗難被害にあった時にすぐやるべきこと

 しっかりと対策を行っていても、自転車が盗まれてしまうことは起こりうることです。警視庁によると、2019年の都内自転車盗難発生件数は3万1937件となっており、昨年2018年の件数3万5394件と比べると9.8%減少しているものの、まだまだ盗難件数は多いと言えます。

盗難にあった場合、保管場所の再確認をしましょう

 実際に盗難に遭ってしまった場合は、どういった行動を取れば良いのでしょうか。自転車が盗難されてしまったと慌てる前に、まずは冷静に現場の再確認をしましょう。路上に置いていた場合は、移動や撤去の可能性も考えられるため、撤去告知の有無の確認をしてください。また、スマホから撤去先を調べることは可能なため、一度問い合わせておくのも良いかもしれません。

 盗難されたと分かったら、警察へ被害届を提出します。その際、防犯登録番号カードもしくは車体番号の分かる書類、保険に加入している場合は保険証券、印鑑、身分証明証を持っていくと、手続きがスムーズになります。警察への被害届は自転車を探してもらうためだけでなく、実際に「盗難された事実」を記録として残すためにも必ず必要なので、必ず行うようにしましょう。
また、防犯登録番号や自転車に装着したパーツは、あらかじめ画像で撮って残しておくと便利なので、盗難対策として写真を撮っておくと良いでしょう。

 警察に被害届を提出したら、届出警察署名・届出番号を控えて、契約している保険会社があればすぐに連絡してください。

 もし自分で見つけた場合は、提出した被害届の取り下げも忘れないようにしましょう。
自分の自転車に乗っていても、被害届けが出されたままでは「盗難車」に乗っていると思われてしまいます。

※ ※ ※

 最近では自転車の盗難を防ぐグッズとして「自転車GPS」が注目されています。なかでも「自転車用に作られたGPS」というのが特徴の「オルターロック」という商品は、アラームによる警告や、アプリでの持ち主への通知など、自転車に適した多彩な防犯機能を持っています。

 鍵や保管場所への注意を怠らないことはもちろんですが、このような新たな盗難防止グッズを積極的に利用することも、大切な愛車を守るためには必要かもしれません。また万一の盗難の際にも、手順を忘れずに慌てず対処していきましょう。

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