久々にバイクに乗ろうとしたらエンジンがかからない!考えられる原因とは?

バイクのニュース / 2021年3月4日 9時0分

そろそろ暖かくなる季節となり、バイク乗りにとってのベストシーズン到来も間近となりました。しかし、長くバイクを放置していて久しぶりに乗ろうとしたらエンジンがかからないといった場合が起こるかもしれません。このような事態ではどういった原因が考えられるのでしょうか。

■久々にバイクに乗ろうとしたらエンジンがかからない時の原因は?

 しばらく放置していたバイクのエンジンがかからないという原因には、「バッテリー上がり」「キャブレター詰まり」「ガス欠」などが考えられ、なかでも自然放電による「バッテリー上がり」は大きな要因の1つと言えます。バイクに使われる鉛バッテリーの特性として、避けられないのが「自己放電」と「暗電流」です。

 鉛バッテリーは例え何も繋いでいなくても、セル内部で電極と希硫酸による化学反応が発生し、常に自然放電してしまっています。一方で、「暗電流」はバイクの電装品のメモリーなどに使われる常時電源のことで、バイクを保管している時もすべての機能を維持するために電気を消費しています。

 こういった2つの原因から、バイクを長い間放置しておくことでバッテリーが上がってしまい、エンジンがかからなくなる可能性があります。そのため、バイクに乗る際はこまめに乗って充電したり、乗らないときはバッテリーをバイクから外して保管するよう心がけると良いでしょう。バッテリー自体にも寿命があり、メーカーによって異なりますが一般的に2~3年と言われています。この機会に自身のバッテリー寿命も確認しておくと良いでしょう。

 ほかにも、セルモーターが全く反応しない時にはキルスイッチが誤ってオフの状態になっていたり、セルモーターは回るけどエンジンがかからない場合には、車両のキャブレター内にゴミが溜まって「キャブレター詰まり」が発生し、ガソリンが届いていないことも考えられます。また、乗らなくなってから長期間経過していればタンク内のガソリンの劣化や、単純にガソリンが入ってないということも十分に考えられる原因のひとつです。

 バイクのエンジンがかからないと、故障への不安を感じるかもしれませんが、キルスイッチの位置やガス欠など、意外とイージーミスが原因というのも少なくありません。まずは焦らずに1つずつ丁寧に点検してみましょう。

■エンジンがかからない時の対処法

 バイクのエンジンがかからない時は、そもそもセルモーター自体が回らないのか、回るけれど始動(クランキング)しないのかなど、原因の特定方法も状況によって異なるため、どの部分に不具合があるのかを確認していく必要があります。

エンジンがスタートしない場合キルスイッチがオフのときもあります

 まず、強制的にエンジン側への送電をカットする役割を担う「キルスイッチ」がオフになっているとセルモーターは稼働しません。おおむねハンドルの右側に装備されており、気づかないうちにオフになっている場合もあるため、まずはこのスイッチの状態を確認しましょう。

 次に、バッテリーが電圧不足でセルモーターが回らない時には、ブースターケーブルを使って救援車から電源を借りて始動する必要があります。最近は市販のモバイルバッテリーでも救援作業ができるようになっています。

 一方で、セルモーターが回る場合はタンクを開けてガソリン量を確認し、予備タンクがある場合はそちらに切り替えてみましょう。セルモーターを回しながらアクセルを少し開けてみて、反応があればガソリンの供給不足の可能性も考えられます、チョーク機能が付いてるバイクでは、チョークレバーを引いて始動すると、始動時の燃料不足が解消されて正常にかかる場合もあります。

 それでも上手くかからない場合は、キャブレター詰まりが考えられます。この場合はキャブレターの分解清掃をする必要となり、とてもデリケートなパーツのため、店舗に依頼して清掃してもらうのがおすすめです。インジェクション車でも、ガソリンを送るポンプ自体の故障か、燃料噴射口の詰まりが考えられるため、自身で作業することはできれば避け、店舗での点検整備を依頼してください。

 このような不具合を起こさないためにも、バイクにしばらく乗らない時にはバッテリーを外しタンク内の錆防止にガソリンをある程度入れておくように心がけましょう。エンジン以外にも、ブレーキの固着や故障を防ぐために前後に動かしてブレーキの確認を行ったり、チェーンも定期的に清掃や注油を行い、駆動系もスムーズな動作ができるような状態を保っておくことが大切です。

※ ※ ※

 バイクは普段から乗っていないと、気づかないうちに一部の機能に不具合が起こる可能性があります。バイクの構造上の問題で、オイルの循環やバッテリーの充電など、エンジンがかかることで機能を果たすものも少なくありません。

 このことをよく理解し、外したバッテリーは月に一度は充電し、エンジンをたまにかけておくだけでもバイクは長持ちします。オイルや水などの管理も乗らないときでも時期できちんと交換は行って、いざと言うときに困らないようにしておきましょう。

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