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高速道路で突然トイレに行きたくなったらどうする?対策方法を紹介!

バイクのニュース / 2021年8月7日 9時0分

気持ちのよいツーリングも、突然トイレに行きたくなると状況は急変します。一般道であれば、バイクを路肩に止めて、最寄りのトイレを探すこともできますが、高速道路ではそうもいきません。駐停車をすることは禁止されていますし、パーキングエリアやサービスエリアまで待たなければ、トイレはありません。高速道路の本線上で突然トイレに行きたくなったら、どうするのがよいのでしょうか。

■高速でのトイレ対策をご紹介

 高速道路の本線上で突然トイレに行きたくなってしまったら、まずは休憩施設までの距離を確認しましょう。高速道路には、サービスエリア(SA)が約50km間隔、パーキングエリア(PA)が約15km間隔で設置されています。SA・PAまでの距離を記載した標識がありますので、まずは標識を探します。

 100km/hで走行をしていれば、15kmの距離を進むのにかかる時間は、わずか9分です。トイレに行きたいときに、トイレまであとどれくらいで到着するのか分からずに走行するのは大変苦しいですが、所要時間が分かれば少しは気持ちが楽になります。

 そして、トイレに行きたいことばかり考えていると、ますますトイレに行きたくなり、我慢をするのが難しくなります。また、トイレに行きたいことばかり考えているのは、運転に集中できなくなり、とても危険です。あとわずかな時間で到着できるトイレがあることが分かったら、トイレに行きたいことからひとまず気をそらしましょう。好きな歌を口ずさみながら、リラックスしてみるのもおすすめです。少しはトイレから頭が離れます。

 問題となるのは、高速道路の休憩施設まで、まだだいぶ距離があるケースです。次のSA・PAまで我慢すれば必ずトイレがありますので、これが一番確実な方法ではありますが、間に合わないと判断するなら、高速道路から一度おりるしかありません。PAの設置が約15km間隔というのは目安であり、日本国内にある高速道路の約100の区間は、休憩施設の間隔が25km以上離れています。

高速道路からおりてもすぐにトイレがあるとは限りません

 高速道路からおりるのであれば、標識を見て、次のインターチェンジを(IC)を確認します。ただし、高速道路をおりても、すぐにトイレがあるとは限りません。もし、最寄りのICが利用したことがないICであれば、使い慣れたICまで我慢した方が、結果として早くトイレにたどり着けるかもしれません。注意をしなければならないのは、高速道路は駐停車禁止だということです。スマホを使い、ICの近くにあるトイレを探したくなるかもしれませんが、大変危険ですので、高速道路をおりてから探すようにしましょう。

 ICを出たら、まわりを見回します。すぐにトイレを見つけられそうにないと思ったならば、闇雲に走るよりも、路肩にバイクを止めて、最寄りのトイレを探すのがよいでしょう。道の駅、ガソリンスタンド、コンビニなどが候補になります。
 
 ここまでは、高速道路でのトイレ対策をご紹介しましたが、高速道路に入る前の準備を、次に説明します。

■高速に入る前に準備しておくべきこと!

 高速道路でトイレに行きたくなってしまうと、トイレ探しに苦しんでしまうことがありますし、我慢をすることは健康上も望ましくありません。高速道路を利用して長距離のツーリングに出かけるのであれば、トイレ対策も怠りなく準備をします。

 まずは、高速道路に入る前は、忘れずにトイレに寄ることです。トイレに行きたいとまだ思っていないとしても、とりあえずトイレに寄っておきましょう。また、高速道路に入ったあとも、休憩施設があれば、こまめにトイレに寄ります。高速道路での走行は、風圧を受け、緊張した状態が続くために、想像以上に体は疲労しています。こまめに休憩をとり、体を休めることは、安全のためにも大切です。

 高速道路を走る前は、カフェインには利尿作用がありますので、コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなど、カフェインを含んだ飲料には注意が必要です。眠気覚ましのためにコーヒーを飲みたいと思う方も多いでしょうが、トイレを気にするのであれば、コーヒーは控えた方が無難です。

高速道路走行中は、体温が奪われる可能性があります

 そして、体が冷えるとトイレが近くなります。そのため、服装に配慮し、体を冷やさないように心がけましょう。高速での走行は、常に強い風圧を受けていますので、夏場であっても、一般道に比べて体感温度が下がり、体が冷えることがあります。冬場であれば、徹底した防寒対策がないと、手の指先からつま先まで、感覚がなくなるほどに凍えてしまいます。トイレ対策としてだけではなく、安全対策としても、服装には注意が必要です。

 ここまでの準備をしても不安なときには、大人用紙おむつや、尿漏れ・失禁パンツなどをあらかじめ履いておく方法があります。吸収力では、紙おむつが優れていて、少な目のものでも2回分ほど吸収できます。パンツタイプの紙おむつに抵抗がある方は、パットタイプのものをご自身の下着につけて使うのがよいでしょう。吸収量では劣るものの、布製の尿漏れ・失禁パンツもあります。また、紙おむつは恥ずかしいと思われる方がいるかもしれませんが、仕事の業務上、長時間トイレに行くことができない方もいて、さまざまな商品がありますので、気になる方は商品を探してみることをおすすめします。

 最後に、高速道路のSA・PAはNEXCOのウェブサイトで確認することができます。走行ルートが決まったら、ウェブサイトで休憩施設がある場所を調べておくと、いざというときに、落ち着いて対応することができるものです。

※ ※ ※

 高速道路で突然トイレに行きたくなったときの対策と、そうならないための事前準備についてご紹介しました。トイレに行きたくなるのは、生理現象ですので避けることができませんが、準備をしておくことである程度コントロールすることも可能です。また、いざというときのために、トイレに行きたくなったときの対策を覚えておけば、慌てることがなくなります。いずれにしても、トイレに行きたいのを我慢しながら運転するのは安全上も好ましくありませんので、こまめに休憩施設に寄り、トイレ休憩をはさむことが大切です。

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