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バイクのUターンを上達させるコツとは

バイクのニュース / 2021年8月7日 17時0分

バイクの免許を取得したばかりの人だけでなく、バイクに乗りはじめてしばらく経つ人もUターンは苦手というドライバーは多くいらっしゃるでしょう。教本やバイクテクニックの情報を読んだところで、簡単には身につきませんしバイク初心者からすれば高い壁に思いがちです。

「初心者でもできるUターンのコツがあればいいのに」と考えてしまいますが、バイクのUターンにそもそもコツはあるのでしょうか。

■バイクのUターンを上達させるコツとは

 バイクのUターンを上達させるには、重心と車体そのものをハンドルではなくニーグリップしている足でコントロールするということを理解しておかなければいけません。

 バイク初心者は、バイクを自転車と同じ感覚で運転しようとする傾向にあり、自転車は車体そのものがバイクに比べて軽いのでハンドル操作だけで苦もなくUターンすることができます。

 ハンドルにウェイトを置かずにバイクのUターンがうまくなるためには、冒頭のように体重(重心)移動とニーグリップが大前提なのですが、Uターンが苦手な人はハンドルや手元ばかりをみるのではなく旋回したい方向を見るようにしましょう。

 手元ばかりをみていると目線の先(ハンドル)にばかり気を取られ、ハンドルにも力が入ってしまい無意識に「ハンドルでUターンさせよう」と体が動いてしまいます。

手元を見ずにUターン先を見ることで、上半身に力が入らず自然にバイクは向きを変えます

 しかし手元を見ずにUターン先を見据えることで、ハンドルだけに力が集中せずにUターンしようとする姿勢が自然に体を傾けさせ、無意識下で体重移動を行い、力任せではなくナチュラルなUターンすることができます。

■立ちごけしてしまった際の対処法とは

 どんなにUターンのコツや仕方を頭に入れていても、最初のうちは失敗もしますし立ちごけすることもあるかもしれません。もしUターンに失敗して立ちごけしてしまった場合、なんと言っても慌てずに順序を踏んでバイクを起こすようにしましょう。

 あえて「慌てずに」と書いたのはバイク初心者ほど立ちごけしたときは、パニックになりやすく、また周囲のドライバーからの視線が気になってしまい、バイクの正しい起こし方や手順が飛んでしまうことがあります。

 バイクそのものが転倒したときは、エンジンを停止させ、サイドスタンドを出してから、車体を起こしてあげるのが一般的です。しかし慌てている状態だとこれらの流れひとつひとつが一気に消し飛んでしまい、握ったハンドルを腕力だけで持ち上げようとするためいつになっても立て直すことはできません。

※ ※ ※

 バイクのUターンは教本にやり方は書いているものの、それでも実際に運転してみると頭と体が追い付かずうまくできない人は多いです。しかし、スタンダードなやり方をそのまま挑戦するのではなく、Uターン先を見据えて運転するという小さな目標からチャレンジしていくことでUターンのコツも身につけていくことができるでしょう。

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