電動バイクブランド「DELFAST」ボンネビル・スピード・ウィークのカテゴリー「A」オメガで最高速記録を更新

ウクライナに拠点を置くメーカー「DELFAST」は、2021年8月7日から13日にかけてアメリカ西部のユタ州で開催された大会「ボンネビル・スピード・ウィーク」のカテゴリー「A」オメガで最高速記録を更新しました。

■電動バイクの技術を磨く「DELFASRT」

　ウクライナに拠点を置くメーカー「DELFAST」は、2021年8月7日から13日にかけてアメリカ西部のユタ州で開催された大会「ボンネビル・スピード・ウィーク」のカテゴリー「A」オメガで最高速記録を更新しました。

　DELFASTは、満充電で最大321kmの航続距離、最高速80km／hを発揮する電動アシスト自転車「Top 3.0」やオフロードモデル「Cross Dirt e-bike」を開発したメーカーで、2017年には電動バイク「Prime」により1回のバッテリー充電で走行した最長距離（228マイル）のギネス記録を樹立しています。

　また、同社は2021年にBMW R71のコピーバイクとして知られる「DNEPR（ドニエプル）」の商標権を取得し、技術開発とデザインなどを継承しました。

満充電で最大321kmの航続距離、最高速80km／hを発揮するDELFASTの電動アシスト自転車「Top 3.0」

　ボンネビルに出場した「Delfast Dnepr Electric」は、DNEPRをベースにしたもので、ガソリンエンジンの代わりに、220Nmのトルクを発生する最大出力200Aのモーターを搭載し、12kWh／800Vのバッテリーにより駆動。50kW（68hp）の最高出力を発揮します。

　結果として、ウクライナのプロレーサー、セルヒー・マリク選手の搭乗によりDelfast Dnepr Electricは107.2mph≒172.52168km／hを記録しました。

　2020年にはフランス「Venturi Group（ベンチューリグループ）」に属するバイクコンストラクター「Voxan Motors」が254 mph≒408 km／hのしゅん感最高速記録を樹立するなど、高性能化が進む電動バイク。今後の技術革新に期待がかかります。