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タイのフェニックスエンジニアリング「ガンナー50 II」は、ポップで個性的なホビーバイク!

バイクのニュース / 2021年8月22日 13時0分

タイのフェニックスエンジニアリングが生産する「ガンナー50 II」は、ポップでファニーなデザインと個性的な乗り味が魅力の原付モデル。かわいい、楽しい、遊びゴコロ満載なホビーバイクに試乗してみました!

■懐かしのホビーバイクを連想させる「ガンナー50 II」

 バイク大国で知られるタイのメーカー、フェニックスエンジニアリングが生産する原付モデル「ガンナー50 II」は、ポップでファニーなデザインと個性的な乗り味が魅力で、SNSを中心に話題になっています。

 日本での総輸入元はマフラーメーカー、カスタマイズショップとして知られる月木レーシングが、昨年より「ガンナー50」の販売を開始。現在、マイナーチェンジされた「ガンナー50 II」が発売されています。

 大砲のようなボディが特徴で、カラーバリエーションはブラック、イエロー、レッド、グリー、ブルー、ホワイトと多彩。ポップなルックスと相まって、SNS映えすること間違いなしです!

 かつて日本で人気だったホビーバイク、レジャーバイクというカテゴリーを彷彿とさせます。ホンダのモンキー、ゴリラ、ノーティダックス、モトコンポ。それからスズキではバンバン、ヤマハではポッケなどなど…。キャブ車時代のレジャーバイクの懐かしさを感じるのです。

排気量49.47ccの空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンをダブルクレードルフレームに搭載

 個性的なデザインですが基本構成はシンプル。排気量49.47ccの空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンをダブルクレードルフレームに搭載。フロントはテレスコピックフォーク、リアはモノコック式サスペンションにスイングアームの組み合わせで、スタンダードなバイクの車体構成です。

燃料供給方式は今では珍しいキャブレター方式を採用

 燃料供給方式は今では珍しいキャブレター方式というのもポイント。配線まわりがシンプルで、バッテリーも小さく、カスタムしやすい利点もあります。好きな人はワクワクするのではないでしょうか? もちろん、私もその一人。実際にどんな乗り味なのか、試乗するのが楽しみです!

■ポップでファニー! デザインのユニークさが魅力です

 今回試乗させていただくのはイエローバージョン。ファーストルックは、タンクインフレームに取り付けられた一眼のヘッドライトのおかげもあって、「マグライトみたい」という印象(笑)。砲弾の先端にヘッドライトを取り付けたようなフォルムです。人気アニメ映画のキャラ、一つ目のミニオンのようにも感じて愛らしく感じます。

『怪盗グルーのミニオン大脱走』(C) 2016 Universal Studios. All Rights Reserved. 発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント 価格:Blu-ray 1886円+税/DVD 1429円+税

 おもしろいのがメーター。クラシカルな丸型メーターですが、デジタル式を採用。中央に大きくスピード、その周りにバーグラフタイプのタコを配置。下にはオド/トリップと燃料計もあります。メーターの下側にスイッチがあり、押すとオドとトリップの表示が切り替わり、長押しすると照明の色が変わります。赤、青、緑、黄、白など7種類ほどあるんだとか。これが楽しい! 遊びゴコロを感じます。

 ちなみに車格は原付バイクにしては意外と大きく感じます。全長1670mm、全幅690mm、全高1270mmあり、ホイールサイズはスクーターにも多く採用されている12インチ。タイヤは幅110mm、厚さ70mmとボリューミーで絶妙なマッチョ感があります。

丸太の上に乗せただけのようなシートもユーモラスな「ガンナー50 II」

 タンクインフレームのイエローカラーが鮮やかな一方で、エンジンやフェンダー、マフラーやハンドルなどブラックで統一されていてキュッと引き締まった印象なのもグッド。丸太の上に乗せただけのようなシートもユーモラスです。

 タンクの容量は4.5Lと小さめですが、車両重量75kgという軽さを実現! 燃費は公式発表されていませんが、原付単気筒エンジンだし結構走れそう。リザーブもあるので安心です。近所の街乗りには問題なさそうです。

■走って、イジって、眺めて…レジャーバイクを楽しみつくしたい!

 実際にまたがってみると、シート高は802mmと高めですが、身長158cmの私の両足のつま先がキチンと接地。かかとが少し浮くくらいです。シート幅も細くて軽いので支えやすく、片足ならしっかりベタ着きできます。

小ぶりなシートは、魔法使いがホウキに乗っているような感覚が楽しい

 小ぶりなシートの座り心地はまずまず。カマボコのようなアーチ状で、沈み込みすぎないけどしっかりクッション性もあります。お尻の収まりがよいわけではありませんが、自由度があって運動性がありそうです。

 なんといっても弾丸に乗っかってるような、丸太にまたがっているような、魔法使いがホウキに乗っているような感覚が楽しい。マンガかアニメの登場人物になったような気分で、テンション上がります(笑)。

 ハンドルはエイプタイプ。グリップ位置はヒジより少し低めです。ライディングポジションは、上体が自然な感じで直立してリラックスした姿勢。両ヒジにほどよくゆとりができるくらいです。日常的に乗るのにちょうどいい感じです。

ネック右サイドにあるイグニッションキーでスイッチをON

 ライディングポジションを確かめたところで、まずはネック右サイドにあるイグニッションキーでスイッチをON! セルスターターボタンを押してエンジン始動です。マフラーが単気筒エンジンらしい歯切れのよい低音サウンドを奏でます。

 スロットルを開けるとトコトコとスムーズに加速します。キャブ車のせいもあってか、レスポンスがよく、気持ちよいトルク感です。約3馬力ほどですが、軽量な車体のためかそこまで非力さは感じません。

 また、前後12インチの小径ホイールですが、長めのホイールベースとハイトが高めのタイヤ、モノコックサスペンションせいかヒヨヒヨ感はあまり感じません。意外と走りも楽しい!

コーナリングも思った以上に安定しますが、バンク角には注意が必要です

 コーナリングも思った以上に安定しているので、ついついアクセルを開けがちになってしまいます。しかし、左側にサイドスタンドがあるので、調子に乗ってバンクしすぎると地面に擦ってしまいます。右側もブレーキペダルが低めなので、そこそこ注意が必要です。気をつけなければ!

クセのない乗り味は、カスタムすれば走りのポテンシャルもアップできそうです

 前後のディスクブレーキがしっかり制動力を発揮してくれるので、速度のコントロールもしやすくて、加速と減速をリズム感よくできます。意外とクセがなく扱いやすい乗り味です。カスタムしたらもっと走りのポテンシャルもアップしそうです。

PHOENIX GUNNER 50 IIと筆者(守田二草)

 今やキャブレター方式のレジャーバイクはレアな存在。中古でも高価です。新車で22万5000円はかなりリーズナブル。シンプルな車体構成なだけにカスタムの幅も広そうです。走るだけじゃなく、イジったり、眺めたりして、楽しみつくせそう! 遊びゴコロを刺激する素敵なバイクでした。

■PHOENIX GUNNER 50
全長×全幅×全高:1670×690×1270mm
軸距:1150mm
最低地上高:105mm
シート高:802mm
車両重量:75kg
エンジンタイプ:空冷4ストロークSOHC単気筒
総排気量:49.47cc
内径×行程:39mm×41.4mm
圧縮比:7.3:1
最高出力:2.4?w/8000rpm
最大トルク:3Nm/7500rpm
燃料タンク容量:4.5L
タイヤ:前 100/70-12、後 120/70-12
ブレーキ形式:前後 油圧式ディスクブレーキ
懸架方式:前 テレスコピック(正立)、後 スイングアーム
フレーム形式:ダブルクレードル
始動方式:セル/キック
■メーカー希望小売価格:22万5500円(税込)

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