「ヨシムラSERT Motul」EWC第3戦ボルドール24時間耐久で優勝 レースの大半をリードしシリーズ首位を奪還
バイクのニュース / 2021年9月21日 19時0分
スズキのファクトリーチーム「ヨシムラSERT Motul」は、2021年9月18日から19日にかけてフランスのポールリカール・サーキットで開催されたFIM世界耐久選手権(EWC)2021年シーズン第3戦、ボルドール24時間耐久ロードレースで優勝を果たしました。この結果によりヨシムラSERT Motulはランキングトップに躍り出ました。
■安定の強さを見せた「ヨシムラSERT Motul」
スズキのファクトリーチーム「ヨシムラSERT Motul」(グレッグ・ブラック/チャビエル・シメオン/シルバン・ギュントーリ組)は、2021年9月18日から19日にかけてフランスのポールリカール・サーキットで開催されたFIM世界耐久選手権(EWC)2021年シーズン第3戦ボルドール24時間耐久ロードレースで優勝を果たしました。
観客を動員して2年ぶりに開催されたボルドール24時間では、予選トップのヨシムラSERT Motulがスタート直後からレースをコントロール。
序盤はFCC TSR Honda、Webike SRC Kawasakiの3チームによるバトルが繰り広げられましたが、ヨシムラSERT Motulは終始、トップを死守します。
FIM世界耐久選手権(EWC)2021年シーズン第3戦ボルドール24時間耐久ロードレースで優勝した「ヨシムラSERT Motul」(グレッグ・ブラック/チャビエル・シメオン/シルバン・ギュントーリ組)
8時間終了時点でラップリーダーを守りポイントを獲得したヨシムラSERT Motulは、10時間・11時間終了時にYART (Yamaha Official Team EWC)に首位を奪われるも、その他の時間では常に首位を守り、16時間終了時点でもポイントを獲得。
結果、ヨシムラSERTモチュールは、ライバルに19周の差をつけてゴール。チームは今大会最大の65ポイントを獲得し、来月開催されるモストでの1戦を残して、チャンピオンシップのトップに立ちました。
今回のレースを終え、ヨシムラSERT Motulのチームディレクターの加藤陽平氏やダミアン・ソルニエマネージャー、ライダーたちは次のようにコメントしています。
FIM世界耐久選手権(EWC)2021年シーズン第3戦ボルドール24時間耐久ロードレースで優勝した「ヨシムラSERT Motul」
■ダミアン・ソルニエ(SERTチームマネージャー)
「勝利と多くのポイントを獲得できたことを誇りに思っています。しかし、ピットにおけるレースコントロールはとても難しく、とても長いと感じました。選手たちも同じだったと思いますが、差がどんどん開いていき、ついていくのが心理的に大変でした。
私にとっては忘れられないレースになりました。この勝利は、シーズン終盤に向けての安心感を与えてくれます。しかし、今はまだ休んではいけません。モストのレースも、知らないサーキットで難しいものになるでしょう。ポイントを獲得するのは難しいですが、失うのは簡単なので、慎重に、そして集中して臨まなければならないでしょう」。
■加藤陽平氏(ヨシムラチームディレクター)
「すべてがうまくいったと思います。また勝ててとても嬉しいですが、問題を抱えていた対戦相手のことを思うと残念でなりません。
今回のレースは非常に難しく、自分たちができることに集中しなければなりませんでした。チームのみんなには感謝しています。彼らのサポートがなければ何もできなかったでしょう」。
■グレッグ・ブラック選手
「ボルドールでの2連勝ですが、前回は天候の影響で短縮されてしまいました。今年のレースはより難しく、精神的にも疲れました。チャンピオンシップでは後方からのスタートだったので、まずは貴重なポイントを獲得するためにポールポジションを獲得することが目標でした。
ヨシムラとチームは、そのためにあらゆる努力をしました。決勝では、目標は違っていました。コンスタントに集中しなければなりませんでした。それができたからこそ、勝てたのだと思います」。
■グザビエ・シメオン選手
「最初のスティントはとても良かったし、夜には雨が降って少し怖かったけれど、すべてがうまくいきました。最初から、レースでの目標ラップタイムを設定していましたので、このスケジュールを守りました。そうすれば、勝利のために戦うことができると思っていました。結果、見事にその通りになりました」。
■シルヴァン・ギュントーリ選手
「レースは長いものです。今回のレースは、ミスをしないようにリードを管理しなければならなかったので、さらに長かったかもしれません。後方にいるときには、自分自身に問いかける質問が少なくなり、攻撃しなければならないのです。
だから、このボルドールの勝利は、見かけほど簡単なものではありませんでした。競争には常にある程度のチャンスがありますが、今年は本当にすべてのものを手にすることができました。ライダーは速くて安定していますし、バイクは素晴らしいポテンシャルを持っています。
そしてヨシムラとSERTは、私のキャリアの中でも最高のチームの一つです。耐久レースに参加したばかりの私にとって、1年目でボルドールとル・マン24時間レースを制覇することはちょっとした夢なのです!」
※ ※ ※
FIM世界耐久選手権(EWC)2021年シーズン第4戦モスト8時間レースは、10月9日にチェコのオートドローム・モストで開催予定です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
鈴鹿8耐参戦のサプライズも、これこそ未来を見据えた「スズキの現在地」…東京モーターサイクルショー2024
レスポンス / 2024年3月25日 15時44分
-
スズキが鈴鹿8耐への参戦を発表 これからはレースもサステナブルな時代に突入!?
バイクのニュース / 2024年3月22日 16時10分
-
スズキ、バイオ燃料などサステナブル技術フル投入で「鈴鹿8耐」参戦へ…東京モーターサイクルショー2024
レスポンス / 2024年3月22日 15時57分
-
サンスター環境対応ブレーキディスクで鈴鹿8耐に参戦
PR TIMES / 2024年3月22日 15時45分
-
今季は世界耐久EWCクラスにフル参戦! レーシングライダーの石塚健選手が2024年のレース活動を発表
バイクのニュース / 2024年3月8日 15時10分
ランキング
-
1【ソフトバンク】山川穂高 開幕前日に異例の「応援歌」変更の背景と理由
東スポWEB / 2024年3月28日 21時12分
-
2陸奥部屋閉鎖で霧島の音羽山部屋転籍が決定 神谷と霧乃華は荒汐部屋、日煌は伊勢ノ海部屋へ
スポニチアネックス / 2024年3月28日 22時30分
-
3阪神・岡田監督は開幕ベストオーダーを明言 阿部監督にオドーア不在を指摘した件は「ホンマの話やんか」
スポニチアネックス / 2024年3月28日 19時8分
-
4なでしこパリ五輪前哨戦が地上波はおろかBSでも観られないのは誰のせい?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年3月29日 9時26分
-
5報徳学園が大阪桐蔭を撃破 選抜4強が出揃う…今朝丸が好投、名門対決制す
Full-Count / 2024年3月28日 18時6分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください