2021年SBK第11戦ポルトガル ヤマハ・ラズガトリオグルがポイント差を拡大
バイクのニュース / 2021年10月4日 19時0分
スーパーバイク世界選手権(SBK)の2021年シーズン第11戦ポルトガル決勝レースが10月2日から3日にかけてアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催されました。今回のレースを終え、ランキングトップのT・ラズガトリオグル選手(Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK)が2位以下との差を広げています。
■T・ラズガトリオグル選手がチャンピオン獲得に向け前進
スーパーバイク世界選手権(SBK)の2021年シーズン第11戦ポルトガル決勝レースが10月2日から3日にかけてアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催されました。
ポルトガルラウンドでは、土曜日のレース1でトプラック・ラズガトリオグル選手(Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK)が優勝。2位にスコット・レディング選手(Aruba.it Racing-Ducati)、3位にロリス・バズ選手(Team GoEleven)が入賞しました。
レース2日目、10周で競われるスーパーポールレースでは、マイケル・ファン・デル・マーク選手(BMW Motorrad WorldSBK Team)が優勝。2位にスコット・レディング選手、3位にロリス・バズ選手が入賞し、日本メーカー以外のマシンが勝利を収めています。
また、レース2ではリタイアが続いたジョナサン・レイ選手(Kawasaki Racing Team WorldSBK)が優勝。2位にスコット・レディング選手、3位にロリス・バズ選手が入賞しています。
今回のレースを終え、ポイントランキング トップ3の選手は次のようにコメントしています。
■トプラック・ラズガトリオグル選手(Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK)/478ポイント
トプラック・ラズガトリオグル選手(Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK)
「ウエットのスーパーポール・レースで、レイ選手が転倒したのを見てスロットルを緩めました。バルセロナでのウエットと比べて調子があまり良くなかったこともあり、ここは完走を目指し、レース2に賭けようと思ったのです。
ところがレース2ではバッドラックに見舞われてしまいました。フロントフェンダーの何かが壊れて、それがフロントタイヤのところに入ってしまい、フロントがスライドしてしまったのです。何という不運でしょうか!
“なぜストレートで壊れてくれなかったのか、それなら問題なかったのではないか、なぜ最終コーナーで起きてしまったのか”と心のなかで叫びました。でもこれが人生、これがレースというものです。優勝争いをしていたので悔しいですが、私は転倒し、しかも自分のミスではありませんでした。
でもこのことはもう振り返らず、ただ次のレースに集中するだけです。チャンピオンシップは毎回、変動しています。今はアルゼンチン大会に集中し、また優勝を狙っていきます。もし優勝すればポイントをもらえますが、そのことは依然として考えていません!」
■ジョナサン・レイ選手(Kawasaki Racing Team WorldSBK)/454ポイント
ジョナサン・レイ選手(Kawasaki Racing Team WorldSBK)
「レース2では、おそらく今季最高のスタートを切ることができました。第1コーナーですぐに4位か5位の好位置につけて、そこからは自分のマシンがとても良く機能していることを実感できました。機敏で、思い通りに走らせることができました。
今日は向かい風の中、ストレートで少し苦労しました。昨日は空気が澄んでいるときから先頭に出ようとしていたので、少し作戦を変えましたが、ストレートで余裕を持つためにはラップの最初に行かなければならないと思っていました。自分のリズムに合わせて、コース上のすべてのマークに当てながら1分41秒台のラップを刻みました。
チームのみんなに感謝しなければならないでしょう。というのも、僕のマシンはシャシーの観点から見てとても良かったからです。レース2では唯一、向かい風に悩まされた。トプラク選手がコースアウトしたという信号を受けて、戦略を少し変えてピットボードに向かいました。
2位との差がどんどん広がっていったので、バイクの上ではリラックスできました。この週末は、焦りすぎて愚かなミスをたくさんしてしまったので、多くのことを学びました。だからこそ、自分のリズムが高く、最終ラップまで彼らと戦えることを信じなければならないと思うんです」。
■スコット・レディング選手(Aruba.it Racing-Ducati)/424ポイント
スコット・レディング選手(Aruba.it Racing-Ducati)
「レース1はいいレースだったと思います。正直に言うと、優勝を狙えるほどのペースがあるとは思っていなかったですが、トップに立ってからは、レイ選手とトプラック選手の争いを利用してギャップを作ろうとしました。終盤のトプラック選手とのバトルはとても厳しかったです。
レース2では、フィーリングを向上させることができたので、とても良かったと思います。レース2ではレイ選手についていこうとしましたが、風が強かったこともあって、彼のペースのほうが良かったです。いずれにしても、自分たちの成果にはとても満足しています。これからも戦い続けていきたいと思います。
※ ※ ※
2021年SBK第12戦アルゼンチンは10月15~17日にかけてサンフアン・ビリクム・サーキットで開催予定です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【SBK第3戦オランダ】代役出場のニコラス・スピネッリがレース1、ラズガットリオグルがレース2を制覇
バイクのニュース / 2024年4月22日 17時10分
-
ヤマハ「YZF-R1"JR Replica"」 65台限定のジョナサン・レイ仕様車登場
バイクのニュース / 2024年4月17日 7時10分
-
【MotoE第1戦ポルトガル大会】2024年の電動バイクレース開幕 MotoEマシン、タイヤは? レースでは新しい顔ぶれも活躍
バイクのニュース / 2024年3月28日 14時10分
-
【SBK第2戦カタルーニャ】ラズガットリオグルがレース1・スーパーポール、バウティスタがレース2で今季初優勝
バイクのニュース / 2024年3月25日 18時10分
-
【MotoGP2024第2戦ポルトガルGP】マルティンが決勝レースを制覇 ビニャーレスはスプリントで今季初勝利
バイクのニュース / 2024年3月25日 16時10分
ランキング
-
1大谷翔平がMLB日本人通算HR記録を更新 それでも超えられない「ゴジラ松井」という高い壁
NEWSポストセブン / 2024年4月23日 17時30分
-
2最新データで発覚…大谷翔平176号は「誰も動いてない」 明かされた驚愕の「30/30」
Full-Count / 2024年4月23日 17時3分
-
3レイカーズ 敵地で最大20点リードも大逆転負け…対ナゲッツ10連敗でPO1回戦0勝2敗 八村は3得点
スポニチアネックス / 2024年4月23日 13時39分
-
4《次々と明らかになる水原一平容疑者の過去》日本ハム通訳時代には「大麻所持の前科」を抹消 勤め先の日本酒輸入会社で起きた「不当解雇訴訟」の真相
NEWSポストセブン / 2024年4月23日 10時59分
-
5ハマスタで“湘南乃風の悪夢”再び 延長12回途中に開催リミット時刻超え…石井竜也のライブが中止に
スポニチアネックス / 2024年4月23日 21時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください