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こんな仕様もあるの!? 特徴的なスクーターを5つピックアップ!

バイクのニュース / 2021年11月21日 9時0分

バイクの長い歴史の中では大型バイクのみならず、スクーターにも個性派モデルが数多く存在します。いったいどんな個性的なモデルがあるのでしょうか。その一部をご紹介します。

■個性派スクーターを5つピックアップして解説!

 バイクの長い歴史の中では、大型バイクのみならず、スクーターにも個性派モデルが数多く存在しますが、いったいどんな個性的なモデルがあるのでしょうか。

 まず1つ目は、2003年にスズキから発売された「チョイノリ」です。極限までシンプルを追求したようなモデルで、国内生産でありながら5万9800円という驚異的な低価格で販売されていました。

 ヘルメットの収納スペースや燃料計も備わっていないなど、極端なまでの低コスト化が図られていましたが、軽量化した新開発の4サイクル50ccエンジンを搭載しており、76km/L(30km/h定地走行値)の低燃費性能を誇りました。

 ボディカラーは、白、青、黒、黄、オレンジ、ベージュとカラーバリエーションも非常に豊富です。2007年に生産を終了しましたが、現在の中古車市場では、4万円から10万円程度で取り引きされています。

シート下には、容量36Lというテニスラケットが収納できるほどのトランクが用意されたホンダの「ブロード(1995)」

 2つ目の車種は、1995年にホンダから発売された「ブロード」です。充実した装備で、原付スクーターとしては珍しい、高級感のあるモデルでした。

 前面には大型ウインド・スクリーンを装備することで風やほこりを防ぎ、ロングホイールベースにすることで余裕のある乗車姿勢を可能にしています。加えて、低くゆったりとしたシートとフロント12インチの大径ホイールによって、安定感のある走行ができるようになっています。

 また、シート下の収納スペースはヘルメットだけではなく、容量36Lというテニスラケットが収納できるほどの空間が用意されています。高い静粛性のある空冷2サイクル単気筒エンジンを搭載して、50ccモデルは47.9km/L(30km/h定地走行値)の燃費性能を誇りました。

 ボディカラーは、「ユニオンシティブルーメタリック」と「アキレスブラックメタリック」の2色をラインナップしていましたが、残念ながら1999年に生産を終了しています。また、90ccのモデルもあり、当時の販売価格は50ccが23万5000円、90ccが25万5000円でした。

ホンダの三輪スクーター「ストリーム(1981)」

 3つ目の車種は、1981年にホンダから発売された「ストリーム」です。乗用車の快適性を備えた三輪スクーターということで、「スリーター」と呼ばれる新しいカテゴリーを作ったモデルです。

「ストリーム」の乗用車のような快適性は、足を伸ばして乗れる、ゆったりとした乗車姿勢にあります。また、3段階に調節できる大型のシートは、バックレスト付きでした。駐車時も二輪車のようなスタンドではなく、ワンタッチ操作のパーキングロックレバーを操作して駐車を行うのが特徴的な一台です。また、各種のメーターも、乗用車のようなインストルメントパネルに配置されていました。加えて、フロントに5kgまで積載できるトランクを装備しているのも特徴です。

 空冷2サイクル単気筒50ccエンジンを搭載し、燃費性能は74km/L(30km/h定地走行値)を誇りました。

 当時の販売価格は19万8000円で、ボディカラーには、シルバートとレッドがラインナップされていました。1983年に生産を終了しており、現在の中古車市場では、20万円から30万円程度で取り引きされています。

パイプを組み合わせたようなボディが印象的なホンダ「ズーマー(2001)」

 4つ目の車種は、2001年にホンダから発売された「ズーマー」です。カバーのないネイキッドスタイルで、前後ともタイヤは極太のタイヤを装着しているのがズーマーを特徴付けています。

 若者をターゲットにしており、ふたつ並んだヘッドライトや、パイプを組み合わせたようなボディがスタイリッシュ印象を与えるモデルです。また、スクーターのシート下といえば、ヘルメットなどの収納スペースと言うのが一般的です。

 しかし、ズーマーはネイキッドスタイルであることから、シート下にもカバーで囲まれた空間はなく、スケートボードやスポーツバッグなど、比較的大きな荷物の収納を可能にしています。エンジンには水冷4ストローク50ccエンジンを採用しており、75.0km/h(30km/h定地走行値)の燃費性能を誇りました。

 発売当初のボディカラーはオレンジ、白、黒の3色がラインナップされており、当時の販売価格は18万9000円でした。残念ながら2017年に生産を終了していますが、現在の中古車市場では、10万円程度から取り引きされています。

自転車のサドルのような形状をしたシートが特徴のホンダ「バイト(2002)」

 最後は、2002年にホンダから発売された「バイト」です。車名は、英語のBiteに由来しており、「若者のライフスタイルを刺激する便利なツール」をイメージして命名されました。エンジンには水冷4ストローク単気筒50ccエンジンを採用し、75km/L(30km/h定地走行値)の燃費性能を誇りました。

「バイト」の大きな特徴は、自転車のサドルのような形状をしたシートです。工具なしでシート高を7段階変更できるようになっており、乗る方の体格やその日の気分でポジションが選択できます。シート下の収納スペースがありませんが、小型のリアキャリアが装備されており、小さなバッグなどをリアキャリアに取り付けることができました。

 発売当初のボディカラーは黒、黄、青の3色で、当時の販売価格は17万9000円に設定されていました。2004年に生産を終了していますが、現在の中古車市場では、7万円程度から取り引きされています。

※ ※ ※

 ちょっと不思議な個性派のスクーターを、5つピックアップしました。本記事でピックアップした車種は、現在新車で販売されていませんが、中古車市場では取り引きされているものがあります。気になるモデルがあれば、中古車をチェックしてみるのも良いかもしれません。

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