2010年代に国内で販売された原付二種まとめ
バイクのニュース / 2021年12月28日 9時0分
燃費の良さや小回りの良さなどのさまざまな利点から、昨今では原付二種が注目を集めています。2010年から2019年の間には、どのような車種が国内で販売されたのでしょうか。
■2010年代に国内で販売された原付二種は?
燃費の良さや小回りの良さなどのさまざまな利点から、昨今では原付二種が注目を集めています。2010年から2019年までの2010年代においても、多くの原付二種のバイクが世に送り出されましたが、どのような車種が国内で販売されたのでしょうか。
CBシリーズのエントリーモデルに位置付けられているホンダの原付二種「CB125R」
まずひとつ目の車種は、ホンダの原付二種である「CB125R」です。CBシリーズのエントリーモデルに位置付けられ、搭載される水冷 4ストロークDOHC4バルブ単気筒の124ccエンジンは、最大11kW(15ps)を発揮します。
「CB125R」は2018年に日本国内で発売され、新設計のスチールフレームや倒立タイプのフロントフォーク、ガルアーム形状のスイングアーム、ラジアルタイヤなどが備わっているのが特徴です。
ボディカラーには、マットガンパウダーブラックメタリック・キャンディークロモスフィアレッド・パールスモーキーグレーという3色を展開しており、メーカー希望小売価格は47万3000円に設定されています。
「NMAX」には原付二種である125ccモデルのほかに155ccのモデルもあります
ふたつ目の車種は、2016年に発売され、ヤマハのスクーターであるMAXシリーズの最小モデルにあたる「NMAX」です。「NMAX」には原付二種である125ccモデルのほか、小型自動二輪に相当する155ccモデルも存在します。
新設計のBLUE COREエンジンは、水冷SOHC単気筒の124ccで、優れたトルク特性により胸の空く加速フィーリングや、地球環境に配慮し厳しい排ガス規制をクリアした点などが特徴です。また、剛性を最適化することで、軽快で扱いやすいハンドリングを両立させる新設計フレームや、駆動力を確実に路面へ伝えるトラクションコントロールなど、随所にこだわりが詰まっています。
ボディカラーは、パステルダークグレー・マットダークグレーメタリック8・ホワイトメタリックB・マットダークパープリッシュブルーメタリック5の4種類を展開しており、メーカー希望小売価格は36万8500円に設定されています。
2015年に発売されたスズキの「アドレス110」
3つ目の車種は、「毎日を快適に彩る、走りと燃費性能を両立させた110ccスクーター」というキャッチコピーのもと、2015年に発売されたスズキの「アドレス110」です。
アドレスシリーズの搭載エンジンは、原付一種になる50ccに加え、原付二種としては100cc、110cc、125ccという3通りの排気量をもつエンジンが、時代により使い分けられています。このうち、2021年12月時点で原付二種として市販されているのは、110ccエンジンを搭載する「アドレス110」のみです。
街中での使い勝手を追求した車体は、装備重量100kgと非常に軽量です。加えて、混合気の流れを最適化するために緻密に設計されたSEP(スズキエコパフォーマンス)エンジンが搭載されています。このボディやエンジンが、燃費とパワーを高次元でバランスよく実現させています。
キャンディマックスオレンジ、マットセレネゴールドメタリック、ソラリスシルバー、リリアントホワイト、マットステラブルーメタリックの5色のボディカラーがラインナップされており、メーカー希望小売価格は22万5500円に設定されています。
カワサキを代表するZシリーズの最小モデル「Z125pro」
4つ目の車種は、カワサキを代表するZシリーズの最小モデルに位置付けられている、2017年モデル「Z125pro」です。
「Z125」は海外生産の輸入バイクという位置付けであり、日本にはマニュアルクラッチの「Z125pro」が正規輸入されています。
軽量かつコンパクトなボディと、前後の12インチホイールにより、気負わず肩の力を抜いた走りが楽しめる一台でした。もちろん、原付二種としてタンデム走行も可能な段付きのシートや、快適装備であるギヤポジションインジケーターも搭載されており、市街地からツーリングなど幅広く乗りこなすことが可能です。
ボディカラーには、メタリックカレッジグレーの1色を展開していました。また、専用色であるキャンディプラズマブルー×メタリックスパークブラックを展開しら「Z125pro スペシャルエディション」も販売されていました。
※ ※ ※
「CB125R」や「NMAX」など、2010年代にも国産四大メーカーから、さまざまな原付二種のモデルが発売されました。原付一種のほとんどが排ガス規制に対応できなくなったため、今後は原付二種が事実上のボトムラインを担うとも考えられています。
今後も、多種多様なモデルが発表される可能性もあるため、原付二種はさらに活躍の場を広げていくかもしれません。
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