ダカールラリー2022開幕!Monster Energy Honda Teamは、3連覇を目指す
バイクのニュース / 2022年1月2日 17時0分
44回目を迎えるダカールラリー2022のステージ1Aは、Gas Gas Factory Teamダニエル・サンダース選手がステージ1Aを制しました。3連覇を目指すMonster Energy Honda Teamは、パブロ・キンタニラ選手が2位でフィニッシュしています。
■ダカール・ラリー3連覇を目指すホンダは順調にスターを切る!
1980年代にダカールラリーを席巻したホンダは、2013年に復帰し、23年間に渡るブランクを経て2020年に完全復活を果たしました。リッキー・ブラベック選手がアメリカ人選手として初めてダカールラリーを制しています。コロナ禍のなかで行われた2021年のダカールラリーは連覇を目指し、ケビン・ベナビデス選手が総合優勝、リッキー・ブラベック選手が総合2位を獲得し、ホンダとして1987年以来となる1-2を達成しています。
44回目のダカールラリーは、サウジアラビアでスターを切り1月1日にハイルを出発、ゴールのジェッダまでの総走行距離8000kmで競われます。元ライダーのルーベン・ファリアが監督を務めるMonster Energy Honda Teamは、6か国から集まった26名のチームスタッフとともに、3連覇を目指しています。
ステージ1Aでパブロ・キンタニラ選手が2位でフィニッシュ
ダカールラリー2022のステージ1Aでパブロ・キンタニラ選手が2位でフィニッシュ。ジョアン・バレダ選手が10位、昨年総合2位のリッキー・ブラベック選手は12位、ホセ・イグナシオ・コルネホ選手が25位で、最初のステージをクリアしました。
初日19kmと短いステージは、ほとんどが砂漠で、砂丘も含まれるルート。ステージを終えたライダーたちは595kmもの長いリエゾンを走破して最初のビバークとなるハイルに到着しました。
スタージ1Aを制したGas Gas Factory Teamダニエル・サンダース選手
序盤から全力を尽くしたキンタニラ選手は、ステージ優勝したガスガスのダニエル・サンダース選手と12秒差でフィニッシュ。ステージ1Aはポイント換算係数5により、サンダース選手とは1分差となります。
ベテランのジョアン・バレダ選手はRallyGPグループの中で最初のスタートを切りました。序盤は砂ぼこりが立ち込め、これといった重要な手がかりもないなかで首位とは3分差の9位でフィニッシュ。初日はあまりプッシュしないと判断したリッキー・ブラベック選手は12位でしたが、ライバルたちとのタイム差をつけられる事なくフィニッシュ。ホセ・イグナシオ・コルネホ選手は、マシンを確かめるように、慎重なレース運びの中で25位でステージ1Aを終えています。
■パブロ・キンタニラ選手(総合2位)
Monster Energy Honda Teamパブロ・キンタニラ選手
とてもいい1年のスタートを切れたと思います。短いステージでしたが、ハードでペースが速いものでした。デューン(砂丘)や岩がありましたが、むしろそのおかげで緊張が解け、冷静になり、少しずつリズムを取り戻すことができました。トップ4を目標にしていましたが、結果は2位で、明日はいいスタート順を選ぶことができそうです。スペシャルステージが300kmを超える重要なステージです。ナビゲーションが難しいので、後方からスタートすることが重要です。まずはラリー前半でいい結果を残したいです。
■ジョアン・バレダ選手(総合10位)
Monster Energy Honda Teamジョアン・バレダ選手
さまざまな地形が顔を出す、短いステージでした。とても速いペースでスタートしましたが、(ステファン)スヴィトコ(KTM)の巻き上げた砂ぼこりが少し厄介でした。少し緊張していたので、スペシャルステージのリズムをなかなか取り戻せませんでした。よくも悪くもない、ごく普通のステージでした。明日はグループの前方を目指し、ナビゲーションをつかみたいです。
■リッキー・ブラベック選手(総合12位)
Monster Energy Honda Teamリッキー・ブラベック選手
ダカールラリーは明日から本番が始まると思っています。今日はあくまでスタート順を決めるプロローグに過ぎません。ベストは尽くせなかったので、明日は、多少前からのスタートになります。レースはあと12日もあります。今日は、ハイルに向かう移動日のようなもので、チームは無事にたどりつきました。精一杯前進して、ゴールを目指しましょう。
■ホセ・イグナシオ・コルネホ選手(総合25位)
Monster Energy Honda Teamホセ・イグナシオ・コルネホ選手
ダカールラリー2022のステージ1Aを、チーム全員が無事にクリアできて、明日のステージの準備に取りかかりました。今日のステージは砂地にデューン(砂丘)や、岩もあっておもしろいルートでした。ステージ1Aはあまり力を入れてはいませんが、とても感触がよく、明日のステージを頭に描きながら走りました。タイムをロスしたことはわかっていますが、取り戻せると思います。前向きな気持ちで、普通のステージをスタートする自信があります。
※ ※ ※
夜に行われるブリーフィングで、上位でフィニッシュしたライダーは翌日のステージ1Bの走行順を決められます。ハイルをスタートする2日目のステージ1Bは333kmのスペシャルステージを含むループステージです。
砂漠が広がり、標高1300mに達するルートは、高度なナビゲーション能力が求められます。ただし、ルートのすべてが時間との闘いではなく、総走行距離514kmのうち181kmはリエゾンです。ハイルのビバークを朝5時45分にスタートし、最初にスタートしたライダーは12時45分(現地時間)以降にビバークに戻る予定です。
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