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【ダカールラリー2022ステージ6】101km地点でレース中断!GASGASの1-2でステージ終了

バイクのニュース / 2022年1月9日 15時0分

ダカールラリー2022のステージ6は、コースのコンディションが悪く、101kmの地点でオーガナイザーが中断を発表し、GASGAS Factory Racingのダニエル・サンダース選手とサム・サンダーランド選手が1-2フィニッシュを飾りました。

■コースコンディション不良でレース中断!

 ステージ6は、コースのコンディションが悪く、予定の4分の1にあたるスペシャルステージ(以下:SS)101kmの地点でオーガナイザーが中断を発表しました。悪条件の中でも強さを発揮したGASGAS Factory Racingのダニエル・サンダース選手とサム・サンダーランド選手が1-2フィニッシュを飾りました。

GASGAS Factory Racingのダニエル・サンダース選手が優勝GASGAS Factory Racingのダニエル・サンダース選手が優勝

 ステージ6は、前日に四輪車、SSV、トラックの各部門が同じルートを走行したこともあり、ルートのコンディションが悪い中で行われました。ライダーたちは中断を覚悟でスタートしましたが、オーガナイザーは「昨日のクルマやトラックのわだちでルートが荒れたうえに、このところの大雨が重なり、通行不可能」と発表、レース中盤で多くのライダーにとって危険であると判断されました。さらに、「ステージ6の順位は101km地点で決定する」と公式に発表。そのため、ステージ6の最終的な総走行距離は当初の予定の約4分の1に短縮される結果となっています。

ステージ2位のGASGAS Factory Racing サム・サンダーランド選手ステージ2位のGASGAS Factory Racing サム・サンダーランド選手

 Monster Energy Honda Teamのホセ・イグナシオ・コルネホ選手とリッキー・ブラベック選手は、前を走る2人のライダーが昨日の四輪とトラックのわだちでクラッシュしたため、ルートを切り拓きながらの走行となりました。補給ポイントでレース継続の指示を受けますが、レースディレクターヘリコプターからレースは補給ポイントまでとの連絡を受け、ライダーたちはリヤドのビバークに戻ります。後を追っていたパブロ・キンタニラ選手は、SSのゴールとなった101km地点で終了し、他のライダーとともにビバークに向かいました。

 昨日の転倒で鎖骨を負傷し、痛みが残る中でのスタートを余儀なくされたホアン・バレダ選手にとって、ステージの短縮はむしろありがたい状況となり、無事に本日の短縮ステージをクリアし、レストデーを迎えることができます。

 総合首位は、GASGAS Factory Racingサム・サンダーランド選手、2位Red Bull KTM Factory Team マティアス・ウォークナー選手、3位GASGAS Factory Racingダニエル・サンダース選手です。

■リッキー・ブラベック選手(ステージ5位/総合15位)

リッキー・ブラベック選手リッキー・ブラベック選手

 明日はレストデーです。元々は400km強走行する予定だったので、なんだか変な感じです。オーガナイザーがいろいろ考えて様々なことを試しているのは理解できますが、昨日の四輪のわだちが残るルートを走行することになった今日の決断には同意できません。これは安全に関わる重大な問題です。マシンやタイヤが大きく、燃料をたくさん積み、重いので大きなわだちができてしまいます。そんな状況の中を二輪が走行することは危険です。激しく転倒したライダーもいます。これはラリーにあってはならないことです。とにかく、チームはレストデーを迎えることができてうれしく思います。しっかり休んで、ダカールラリー2022の後半戦を戦います。

■ホセ・イグナシオ・コルネホ選手(ステージ22位/総合13位)

ホセ・イグナシオ・コルネホ選手ホセ・イグナシオ・コルネホ選手

 ビバークに戻れてほっとしました。今日のステージはとても危険でした。張り詰めた前半戦が終わり、ようやくレストデーを迎えられます。このレストデーを最大限に活用してフィジカル、メンタルともに回復させて残りの6日間に全力を尽くします。今日のステージは危険だったため、燃料補給ポイントで終了となりました。残念ながらクラッシュして棄権したライダーもいます。昨日の四輪が作ったわだちによってルートがとても危険だったので、転倒は誰にでも起こり得ることでした。けがもなく、無事にここにいられることをうれしく思います。後半に備えましょう。

■ホアン・バレダ選手(ステージ14位/総合9位)

ホアン・バレダ選手ホアン・バレダ選手

 昨日転倒してしまったので、今日の目標はとにかくレースを続けることでした。特に100kmあたりは、岩場や砂地が多く、凹凸や危険な場所を越えるためにブレーキが必要だったので、けががとても痛みました。本当に辛かったです。けががこれ以上悪化しないように気をつけています。負傷がこのような状態なら、なんとか対処して、とにかくレースを続けられたらと思います。初日にミスをしてから、レースは難しくなりました。タイムを取り戻そうとしてプッシュしたら、今度は転倒して鎖骨が折れてしまったからです。一番の目標である、最終ゴールをフィニッシュすることを目指します。

 今日は、100kmをなんとかクリアしましたが、それ以上ステージを継続できたかは分かりません。マシンの上である動きをすると肩がひどく痛みます。けがの状態がどうなるかは、後半になればわかると思います。

■パブロ・キンタニラ選手(ステージ4位/総合5位)

パブロ・キンタニラ選手パブロ・キンタニラ選手

 ルートが危険な状態で、オーガナイザーがステージ中断を決定しました。わだちがとても深く、ルートブック上に示されるより危険な場所がはるかに多くあったためです。とても危険な状態だったので、正しい判断だったと思います。今はどの地点のタイムがとられるのか、確認を待っているところです。ともあれ、レストデーまで来ました。後半もタフなラリーになりそうなので、エネルギーを補給してしっかり休みます。後半も集中してレースに取り組まなければなりません。

※ ※ ※

 レストデー後に再開されるステージ7は、リヤド-ダワディミ間のルートになります。

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