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スーパーバイク世界選手権アラゴン大会 観戦珍道ツーリング【後編】

バイクのニュース / 2022年7月22日 17時0分

バイクタレント兼こうのす観光大使・岸田彩美さんが、スペインのモーターランドアラゴンで開催されたスーパーバイク世界選手権へのツーリングについてレポートします。

■選手との距離が近いスーパバイク世界選手権

 こんにちは。バイクタレントの岸田彩美です。前回に引き続きスペインから帰国する前、4月8~10日にスペインのモーターランドアラゴンで開催されたスーパーバイク世界選手権(WSBK)開幕戦へ訪れた際の観戦レポートをお届けしていきます。

スーパーバイク世界選手権スペイン大会を訪れた岸田彩美さん。カワサキ・レーシング・チームのアレックス・ロウズ選手との一枚スーパーバイク世界選手権スペイン大会を訪れた岸田彩美さん。カワサキ・レーシング・チームのアレックス・ロウズ選手との一枚

 スペイン大会の決勝は土日でしたが、日曜日は別のレースを観に行くため 土曜日だけの観戦となりました。

 スペインは常に暑いイメージがあると思いますが、意外と朝晩寒く、寒暖差が激しかったです。日中は日差しもカンカン照り、帰り道はレインウエア着こんで帰宅した位です。

 モーターランドアラゴンは、砂漠地帯のような場所にあるサーキットで、周りに何もありません……。サーキット内も日除けの場所や休憩スペースがあまりなく、日差しとの闘いになります(笑)。

 バイクの駐車はもちろん無料。バイクの台数を見てもMotoGPに対して圧倒的に観客は少なかったです。

スーパーバイク世界選手権スペイン大会を訪れた岸田彩美さん。まずはピットウォークの入場券をゲットするためのパドックへスーパーバイク世界選手権スペイン大会を訪れた岸田彩美さん。まずはピットウォークの入場券をゲットするためのパドックへ

 まずサーキットについて向かったのは、ピットウォークの入場券をゲットするためのパドック。先着順とのことだったので早めにもらっておいて正解です。腕に付けるブレスレットをもらえました。

 そう、このパドックですが、観戦チケットがあれば誰でも入れてしまうのです。あまり見ることができないパドックの様子をしっかり見てきました。

 チームトラックやホスピタリティエリア、使用タイヤの保管場所もチェック。圧巻ですね。

 WSSP300クラスに参戦する岡谷雄太選手。当日の実況ではかなり注目されていました WSSP300クラスに参戦する岡谷雄太選手。当日の実況ではかなり注目されていました

 また予選(スーパーポール)を終えたあとの囲みインタビューも、人に埋もれましたが見ることが出来ました。こういう場所もお客さんが見られるように工夫しているのがいいですよね。選手に群がる観客もすごいことに(笑)。

 そしてレース終了後、現在WSSP300クラスに参戦し、車両のチェックを受けていた岡谷雄太選手にも会うことが出来ました! 写真を一緒に撮り損ねたのが心残り……盗撮みたいになってしまってますね(汗)。走りが目立つ選手なのでしょう、当日の実況では岡谷選手がかなり注目されており、今年の残りのレースにも期待していきたいです。

スーパーバイク世界選手権スペイン大会を訪れた岸田彩美さん。ピットのある建物の屋上から観戦しましたスーパーバイク世界選手権スペイン大会を訪れた岸田彩美さん。ピットのある建物の屋上から観戦しました

 もちろんレース観戦場所・席も自由なので、私はピットのある建物の屋上から観戦しました。スタートを見た後、すぐに移動して第一コーナーを見るという見方をしてレースを堪能。他にも同じように行ったり来たりして観戦している人が多かったです。

 お腹がすいたら観客席エリアに戻ってハンバーガーを食べながらレースを見たりと とにかくマイペースに楽しめました。

レース1で表彰台を獲得したJ・レイ選手、T・ラズガットリオグル選手、A・バウティスタ選手レース1で表彰台を獲得したJ・レイ選手、T・ラズガットリオグル選手、A・バウティスタ選手

 さらに面白いのが“パドックショーステージ”です。MCさんが常に盛り上げてくださり
レースの合間の時間も退屈することがなかったですし、なぜかネックストラップのお土産もくれました(ラッキー!)。なおこのステージイベントは新型コロナウイルスが蔓延してから初めて、やっと戻ってきたぞと言っていました。少しずつ日常が戻ってきているのかな。

 WSBKクラスの表彰式も目の前を確保できまして、開幕戦2位を獲得したスペイン出身・ドゥカティのライダー、アルバロ・バウティスタ選手が喜びを大爆発させ、私達観客のところまでシャンパンをかけに来ました。みんな大喜びです(笑)。

昨年チャンピオンのトプラク・ラズガットリオグル選手(Pata Yamaha with Brixx WorldSBK)昨年チャンピオンのトプラク・ラズガットリオグル選手(Pata Yamaha with Brixx WorldSBK)

 優勝したライダーが使用する車両メーカーの国家も流れるため、君が代を何度も聞きましたが、なぜ歌をそこで切っちゃうの~と思ったりもしましたが(現在5つのメーカーが参戦中。そのうち3つが日本メーカーです)。

 異国の地で聞く国歌はいいですね。やっぱり母国だよなとしみじみ。

 さて、ピットウォークですがレース終了後でお疲れの中、次の日もある中、どのライダーも積極的にファン対応していたのが印象的でした。

 私もちゃっかりミーハーをしまして、カワサキのアレックス・ロウズ選手やヤマハのトプラク・ラズガットリオグル選手、ドゥカティのマイケル・ルーベン・リナルディ選手、BMW Motorradのスコット・レディング選手と一緒に写真を撮ってもらいました。昨年シリーズチャンピオンに輝いたトプラク選手ですが、その後のパドックショーステージで登壇するまで、ずっとサインと写真対応をしていたのが印象的でした。

スーパーバイク世界選手権スペイン大会を訪れた岸田彩美さんスーパーバイク世界選手権スペイン大会を訪れた岸田彩美さん

 ヤマハの野佐根選手が見たかったな~と思っていたのですがお会いできず、ちょっぴり残念。時間も限られているし、怪我をしていたかもしれません。

 しかしWSBKは日本の3大メーカーが多く参戦しているものの、参戦する日本人ライダーはとても少ないのです。ちょっぴり残念だなというのが一観客目線からの気持ちでした。

 夜遅くまでステージでトークショーをやったり、日曜日にはサーキットパレードランがあったそうなので(チケット買えば含まれているので参加可能)、コスパが良すぎるというか、大盤振る舞いすぎるWSBKですよね。トライアルのロードレース版みたいな……ライダーとお客との距離が近すぎるレースだなと思いました。世界で戦うライダーをこんなに近くで見られて、喜びを分かち合えるって贅沢すぎませんか??

 まあ、最後に落ちといいますか、5ユーロでヘルメット預かりスペースがあったので、保管をお願いしていました。が、返却の時間が17時までという案内もされなかったので、18時過ぎに引き取りに行ったら別の場所に移動したって書いてあり……たまたまスタッフさんが持っていこうとしていた所だったので引き取れましたが、怒られました。最初に言ってよ~! と伝えましたが、伝わったかな(涙)。

 そんなこんなで、私のWSBK珍道ツーリングは無事に終了です。このレース観戦を通して、また私の経験値と糧になりました。遠かったし、道中辛いことも多々あったけれど、すべて思い出。またモータースポーツが好きになりました。

 まだまだシーズンは続いていきますので、日本から応援しましょう! いつか日本ラウンドが開催されることを祈って! 最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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