日本だけじゃない!「働く女性の環境」が世界中で厳しくなっていると判明

BizLady / 2014年12月5日 21時0分

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女性の社会進出の重要性が語られて久しいが、働く女性の立場からすると、まだまだ多くの問題が存在していると感じるのではないだろうか。

例えば女性の管理職がまだまだ少ない現状や、子育て支援、待機児童の問題など、多くの働く女性が、厳しい現実に直面していることだろう。

こういった日本の状況は世界的にみると、どうなのだろうか?

今回は、スパイア・リサーチ・アンド・コンサルティングが発表した「インド・中国・マレーシアにおける女性管理職の実態調査レポート」を参考に、“新興国にみる女性の働く環境”を紹介しよう。日本の女性の働く環境と、比べてみてほしい。

■キャリアアップの障壁

同調査の結果から、働く女性にとって3つの障壁があることがわかったという。

(1)勤務体制の多様性の欠如・・・勤務体制について「フレックスタイムや在宅勤務など働き方の多様性が必要である」と答えた女性たちはインド44%、マレーシア55%、中国46%と半数近くになったというのである。

このような働き方が進めば、女性だけでなく男性も多様な働き方をすることができる。この辺りは、女性特有の問題というよりは、社会全体の問題だろう。

(2)ワークライフバランスの不均衡さ・・・「ワークライフバランスがとれていない」と応えたのは中国85%と最も高く、マレーシアは43%、最も低かったのはインドで12%という結果に。

日本でもワークライフバランスは取れていないと思う人が多いのではないだろうか。インドから何か学ぶことがあるのかもしれない。

(3)男女差別問題・・・職場における男女差別問題は、中国が顕著に結果として出たようである。また、出世や昇進などキャリアアップへの男女差別を意識しているのは中国:42%、インド:21%、マレーシア:35%という結果であった。以上のことから、3国共通で女性のキャリアアップには“勤務体制の多様性”が求められていることが判明した。

またフレックスタイムや在宅勤務など家庭と両立しやすい勤務体制により、ワークライフバランスがとりやすくなることで、それがキャリアアップにつながると考える女性管理職が多いことが明らかになったというのである。

■ロールモデルがいない

管理職についている女性のロールモデル(模範となる女性)については、インドでは51%、中国では23%もの女性たちは「ロールモデルがいない」と答えたようである。このことからも女性管理職が周りにいなかったことが分かるかもしれない。

ロールモデルがいると答えた女性たちは、女性ジャーナリストや、すでに活躍している女性CEO、またマレーシアでは“母や姉”など身近にいる人を挙げたことが特徴的であったという。このあたりは、意外に日本と近いかもしれない。

今回の調査から、アジアの女性のキャリアアップには、ワークライフバランスがとりやすい勤務体制の柔軟さが必須であること、また出産などのライフイベントを経てもポジションが確保できることが望まれていることが分かったということだ。

以上、新興国にみる“女性の働く環境”の実態についてお伝えしたが、いかがであっただろうか?

日本では経済成長率も鈍化、あるいはマイナスになっているが、今、アジアは若年人口も多く、猛烈な勢いで伸びているのである。日本以外の国と比較することで、自分の働き方を見直すきっかけができるかもしれない。

この機会にぜひ、一度考えてみてはどうだろう。

BizLady

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