最終面接で“受かる人”がやっている3つの対策。現役面接官が解説

bizSPA!フレッシュ / 2020年7月10日 8時47分

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最終面接で“受かる人”がやっている3つの対策。現役面接官が解説

 私はUZUZという会社で、約8年間、20代(第二新卒・既卒・フリーター)の就業サポートを行っています。これまでに支援してきた方はのべ1500人以上。自身のキャリア・就活に悩む20代の相談に数多く乗ってきました

最終面接

※UZUZ就活チャンネルより

 そんな私は20代の就活サポートに加え、UZUZの採用面接も担当しています。一次面接官はもちろん、最終面接官の経験もあるためわかるのですが、この2つの“面接通過基準”は実は全然違うんです

 どちらの面接も同じように対策している方が多いと思いますが、意外と見られているポイントは違うので、今回はこの点を中心に解説していきます(以下、YouTube「UZUZ就活チャンネル」をもとに構成)。

◆最終面接の“よくある間違い”

 就活、あるいは転職時の最終面接において、皆さんが間違って認識していることが2つあります。ひとつは、一次面接や二次面接のように「こう言ったら受かる」という明確な回答があると思っていること。2つ目は、厳格な評価基準があると思っていることです。

■「こういったら受かる」回答がある

最終面接

 最終面接では、「何を話したか」ということは実はそんなに重要ではありません。なので、最終面接では想定質問に対して回答を作り込んでいっても落ちてしまうことがあります。

「こう言ったら受かる」という明確な答えがないことが、最終面接のひとつの特徴です。

■厳格な「評価基準」がある

最終面接

 最終面接では厳格な「評価基準」がないことが多いです。逆に一次面接では、この「評価基準」を用意している会社が多くあります。“協調性”や“主体性”など、採用で重視したい性質や特徴を備えているかを回答から判断し、合否を決めるんです。

・協調性に紐づく回答をしたか
・主体性が高そうなエピソードを話しているか

 上記のような項目が複数ある「評価シート」をもとに、5段階評価のスコアで一次面接を通過させるかどうか決めている場合がほとんどです。なぜかというと、一次面接は「人事の実務担当」や「現場の採用担当」など、面接官の顔ぶれがバラバラだから。

 なので、“面接官”が基準となって評価するのではなく、“評価基準”に基づいて評価することが多いんです。ただ、最終面接に関しては、社長や人事部長・役員などのいわゆる「裁量権を持っている人」が面接官をします。ある種“独断”と“偏見”で評価を決めており、一次面接や二次面接のように厳格な評価基準がないというのが、最終面接の困ったところです。

◆基準がバラバラな最終面接の対処法

最終面接

 では、このような「困った」最終面接にどのように対策していけばいいのか? ポイントは、一言でいうと「この人、何かいいな」と思ってもらうことです。

 ふわっとしていて難しいんですが、面接は人間が選ぶものなので“面接官に気に入られること”がとても重要。最終面接で気に入られる人には、当たり前だと思われるかもしれませんが、こんな2つの特徴があります。

・印象がいい→“好印象”は「この人と一緒に働いてみたい」につながる。
・準備している→ビジネスマインドを持っていることがわかるし、自社に対する志望度の高さも感じられる。

 面接官に好印象を与え、しっかり準備していると思ってもらうためには、以下3つの対処法がおすすめです。

◆対処法1:事前に面接官の“情報”を調べ上げる

 まずは、面接官を調べ上げましょう。最終まで進めた場合、その会社に「どなたが面接をしてくださるんですか?」と聞くようにしてください。タイミングとしては、最終面接の案内がきた際、返信と同時に確認するのがベストです。

 面接官が人事部長なのか、社長なのか。相手を知らなければ準備はできません。例えば会社に営業職として入社した場合、営業先の担当者によって“トーク”や“準備”は変わりますよね。このように、相手が分かっていないと準備の質が悪くなってしまいます。

最終面接

 面接官が分かったら「名前」で検索しましょう。“コーポレートサイトのインタビュー記事”や“外部メディアの取材記事”が出てくるので、

・その人がどのようなことを考えているのか
・今までどんな仕事をしてきたのか

 が分かります。面接官の情報が集まったら、事前に逆質問の準備をします。最終面接は、聞かれたことを答えれば受かるわけではありません。

 面接時間の半分は自分から面接官に質問をして、面接という場の会話を盛り上げることが非常に重要! これが先ほど述べた「印象がいい」ということにも繋がってきます。なので、まずは面接官の情報を集めて、その人への質問を準備しておきましょう!

◆対処法2:面接官に“武勇伝”を話させる

 逆質問を準備するうえでのポイントを紹介します。最終面接で面接官を担当するような社長や役員は、正直「自分のことを話したい人」が多いです。面接を受けにいくのになんで相手ばっかり……と思うかもしれませんが、会話を盛り上げるには“相手を気持ちよくさせること”も重要。

 特に年配になるにつれ、余計に自分のことを話したがります。この場合、「武勇伝を語らせてあげる」という方法が有効です。そのためには事前に面接官の「仕事内容」や「価値観」について調べることが必要不可欠!

 たとえば、

・○○のプロジェクトを担当されたという記事を拝見しました。どんな点が大変でしたか?
・○○をすることによって、会社にどのような利益をもたらしたのですか?
・○○はどのようなきっかけで始まったのですか?

 など、面接官にとっての成功体験(いわゆる武勇伝)に関する質問をすれば、とても饒舌に話してくれます。

最終面接

 自分が質問を受けて四苦八苦しながら答えるよりも、相手に質問をしてたくさん話してもらうほうが、正直楽ですよね。しかも会話が盛り上がるので印象も良くなり、的確な質問をすることによって準備をしてきたこともしっかり伝わります。

◆対処法3:会社よりも“個人のパーソナル”な質問をする

 最後のポイントです。

・その会社がどういう事業に力を入れているか
・募集ポジションには何名いるのか
・配属先にはどんな人がいるのか

 このような質問をしてもいいですが、“面接官個人”に対する質問をすることも大切です。「どういう風に生きてきたか」や「どういう価値観を持っているのか」など面接官のパーソナルな部分にも突っ込んで質問しましょう。

 もちろん、いきなり個人的な部分を聞かれても嫌がられてしまいます。なので、先に会社や事業について質問し、武勇伝を語って気持ちよくなってもらったのちに個人へフォーカスしていくことが大切。

 これにより「自分に興味を持ってもらえた」「自分の話をたくさんすることができた」と、面接官にヒアリング能力が高いと思ってもらえます。例えば、面接官が創業メンバーの一人であれば、

・どういうきっかけで会社を立ち上げたのですか?
・創業時に不安はなかったのですか?
・創業時に一番大変だったことはなんですか?
・一番思い入れのある部下はどんな人でしたか?
・(結婚している人であれば)家庭と仕事の両立で大変だったことは?

 などなど。面接官のパーソナルな部分に入り込んでいき、個人の話を深堀りしていきましょう。

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 そうすることで、印象も良くなりマッチングの度合いも高いと思ってもらえます。前述したように、最終面接は面接官の印象で合否を決めているので、印象が良くなれば内定が出やすくなるんです。

◆最終面接は“面接官から好かれる”ことが大切

 最後にまとめです。

・最終面接には厳格な評価基準がない
・面接官から好かれること、気に入られることが非常に重要
・事前準備として面接官を調べ尽くす
・面接官が話したいであろう“武勇伝”や“個人の話”にフォーカスして話を進めることで、印象が良くなり内定が出やすくなる

 お伝えした対策をしっかり行い、最終面接を突破していきましょう。今回お話しした「最終面接に受かるポイント」は動画でも解説しています。

 また、面接を突破する方法を「動画再生リスト」にまとめています。合わせてチェックしてみてください。

<TEXT/川畑翔太郎>

【川畑翔太郎】

株式会社UZUZ専務取締役。創業から7年間で20代を中心に1,200人以上の就職/転職をサポート。twitter:@kawabata_career

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