「他人が触ったお金が嫌」コロナで“完全キャッシュレス化”した20代男子の言い分

bizSPA!フレッシュ / 2020年7月14日 15時46分

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「他人が触ったお金が嫌」コロナで“完全キャッシュレス化”した20代男子の言い分

 新型コロナウイルスの影響で、オンライン会議やテレワークなど仕事での変化を感じている人は多いでしょう。これを機に、接触を減らすために「キャッシュレス決済」を導入した人もいるようです。

キャッシュレス

※画像はイメージです(以下、同じ)

 会社員の中村隆也さん(仮名・28歳)は、「今はほとんど現金を持ち歩いていません」と語ります。

◆家の近くで集団感染が発生した

「もともと、キャンペーンなどの“ついで”で作った、事前にチャージするプリペイド式の電子マネーを、コンビニで使っているくらいでした。使うシーンも、東京ドームなどで行われる好きなアーティストのコンサートのチケットを買うときくらい。週末だけだったので、プリペイド式の電子マネーに月1回3000円ほど振り込むだけで済んでいました」

 しかし、事態は緊急事態宣言で変化したといいます。

「家の近所でクラスター(感染集団)が発生したんです。スーパーにも、レインコートにゴーグルをした重装備の人も現れて、物々しい雰囲気に……。近所のドラッグストアに行くと、疲れているのか、具合が悪いのか、お世辞にも血色がいいといえないタイプの店員さんがいました」

◆咳をした店員が触ったお金が嫌…

キャッシュレス

「飛沫防止のビニールシートがあるものの、その店員がマスクしたまま咳をして、トレイに置いたお金や会員カードをべたっと触るのに、なんだか不安感を抱いてしまったんです」

 そこで、中村さんは大幅なキャッシュレス決済の導入を決意します。

「それまでは、近所のスーパーで使っていたWAON、たまに買うミスドで使っていた楽天Edy、ビックカメラやドラッグストアで使っていたLINE Payと、複数の電子マネーカードやアプリを使い分けていました。ただ、非効率に感じていたので、還元率の良いLINE Payに統一したんです」

◆LINE Payはカードからアプリ決済に

 数あるキャッシュレス決済。期間限定のキャンペーンなどがサービスによって異なるため、複数のサービスをお店ごとに使いわけることがポイントを貯めるコツといえます。

 しかし、あらゆるサービスのキャンペーン情報を常にキャッチするのはなかなかの手間。中村さんのように汎用性の高いものに絞って利用している人も多いようです。

「LINE Payは使いすぎを防ぐため、現金をATMから入金をするプリペイドカードを使っていましたが、大型量販店のネットショップでも使うため、クレジットカードと紐付けました。コンビニ、ドラッグストアなどの支払いは、できる限りLINE Payアプリの決済に統一しました」

 なぜだかすっきりとした表情を見せる中村さん。完全キャッシュレス化に不安はなかったのでしょうか。

◆Apple Watchで改札もタッチスルー

Apple Watch

photo by Shinya Suzuki via flickr CC BY 2.0

「今は、飲食店でもキャッシュレス決済を導入しているところも多いですよ。さらにApple Watchを購入して、モバイルSuicaに移行したので、改札で定期券を出す手間もなくなりました。会計時、小銭をジャラジャラしている人をみると、早くキャッシュレスにしたらいいのにって思います」

 中村さんは、財布が軽くなり快適になったといいます。ではデメリットは感じていないでしょうか。

「まだ経験はないのですが、Apple Watchのバッテリー切れでしょうか。いろいろなアプリを入れているせいか、バッテリーの消耗が早いんです。電池切れだと改札をピッと通過できないので、あるときタイミング悪く、移動先で『残り10%』と表示されたときはヒヤヒヤしました」

 コロナによりキャッシュレスが思わぬかたちで利用が広がっているようですが、くれぐれも使いすぎには注意しつつ、家計に役立てていきたいですね。

― 特集 コロナ時代の若者たちの変化 ―

<取材・文/池守りぜね イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

【池守りぜね】

出版社や、web媒体の編集を経て、フリーライターに。趣味は子供と一緒にプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ

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