コロナで“パチンコ断ち”に成功した20代会社員。思わぬメリットも

bizSPA!フレッシュ / 2020年7月27日 15時45分

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コロナで“パチンコ断ち”に成功した20代会社員。思わぬメリットも

 4月下旬から5月にかけて短くても約2週間、長いところだと1か月以上と地域によって差はあったものの営業自粛を強いられたパチンコホール。しかし、自治体の要請には強制力はないことから営業を続けた一部店舗もあり、連日のように報道されていました。

パチンコ屋

画像はイメージです

 開店前から並ぶ人たち、大混雑の店内の映像を見て、「こんな時期にも行くのか!」と憤った人も多いのではないでしょうか?

◆パチンコを個人的に自粛していたら…

「パチンコ屋ばかりを叩く自治体や報道姿勢にもちょっとやりすぎな印象を受けましたが、だとしても営業中のホールを探して遠くから打ちに来る人があんなに大勢いることに正直ドン引きしました」

 そう話すのは、電気機器メーカーに勤める東山良介さん(仮名・28歳)。しかし、もともとパチンコが大好きで休日はもちろん、平日も仕事終わりに寄るなど週3~4回は打ちに行くヘビーユーザーだったといいます。

「けど、コロナの感染力がすごく強いことを知り、2月中から人の多い場所を意識的に避けるようにしていましたね。外食も控えて飲みの誘いも断り、食料なんかもネットショッピングに切り替えていました。当然、そんな状況でパチンコを打とうなんて気になれないじゃないですか。今は全国どこのホールも営業を再開していますけど、前と違ってそれほど打ちたいって気分でもない。じゃあ別にいいいかなと思って、自然と足が遠のいていった感じです」

 ただし、パチンコホールに一切近寄らないようにしているわけではありません。営業再開後、一度だけホールに行ってみるも店内をフラッと回っただけで打たないまま出てしまったそうです。

◆「打ちたい」と思わなくなった

パチンコ屋

「最初は久しぶりにちょっと打とうと思ったんです。店内はソーシャルディスタンスを保つために1台おきに台の電源を切っていたり、席を立つとすぐ店員さんがアルコール消毒をしていて、そうした対応には好感が持てました。それでも感染リスクとかそういう話ではなく、店の中に入っても打ちたいっていうテンションにならなくて。だったらこのまま打つのをやめようと考えるようになったんです」

 自分の意志でパチンコから足を洗おうとしたわけではなく、「コロナの影響で自然とそうなっただけ」と東山さん。ですが、ここ数年は惰性で打っていた部分もあったらしく、やめるためのいいきっかけにはなったようです。

「それはあると思います。年間トータルだと30万~50万円は負けていたので。毎月、自分の中でここまでと上限を決めて打っていましたが、年単位で考えるとヤバすぎる(苦笑)。やめて4か月以上が過ぎましたけど、手元に残るお金が明らかに増えています。

 コロナによる減収が響いて夏のボーナスは減らされ、冬以降もしばらく期待できそうにありません。だから、このタイミングで金のかかる趣味をやめることができたのは、すごくラッキーだったと思います」

◆新しい趣味は博打要素ゼロ

仏閣巡り

健全な趣味に目覚めたそうだ(画像は本人提供)

 でも、出費は多くても時間潰しにはなっていたはず。急にやめてしまうと、休日はヒマを持て余してしまうのではないでしょうか?

「実は、そうなんですよ。STAY HOME期間中は非常時ですからYouTubeを見たり、ゲームをして過ごしていましたが、さすが普段の週末そればっかりというのは健全な感じがしませんしね。

 ただ、昔から歴史や古い建物なんかが好きなので、まだ始めたばかりですが寺社仏閣巡りとかしています。調べてみると、今住んでいる街にも神社やお寺が多いんです。本当は彼女もいないから婚活のほうを優先してしなきゃいけないのかもしれませんけどね(笑)」

 パチンコを趣味として楽しむ人も多く、否定するつもりはないですがお金がかかる遊びなのは事実。将来のことを考えれば、やめるという判断は間違っていなかったのかもしれませんね。

特集 コロナ時代の若者たちの変化

<取材・文/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

【トシタカマサ】

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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