“モテ強者”のバーテンが直面した30代の壁「別れた2か月後に結婚された」

bizSPA!フレッシュ / 2021年1月1日 15時45分

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“モテ強者”のバーテンが直面した30代の壁「別れた2か月後に結婚された」

 恋愛において、相手に重視するすることは人それぞれだと思います。ですが、年齢を重ねるうちに結婚を意識しだすと、どうしても相手の容姿や性格がいくら好きでも、それだけではカバーできない問題が出てきてしまいます。

落ち込む男性

画像はイメージです(以下同じ)

◆高校卒業後、軽い気持ちでホストに

「安月給でも、この『顔面』があれば、人生なんとかなると思ってました」と苦笑いするのは、町田祐介さん(仮名・29歳)です。

 切れ長の目にスッと通った鼻筋、自他共に認める男前の町田さんは現役のバーテンダーですが、もともとはホストクラブで働いていたようです。

「高校を卒業して、就活も進学もしなかったんです。地元でダラダラしてたら先輩から『ホストやらない?』って声かけられて。高校時代から、そこそこモテてたし、向いてるかもなと思い、軽い気持ちで始めてみました」

 本人の予想通り、ホストは天職のように感じたそうです。「特にマメに営業した訳でもないけど、どんどん指名は取れました。客が切れても、また新しい指名客がつきました」。

◆バーテンに転職。ホスト時代よりモテた

バー カクテル

 ただホストになって2年が経つと、順風満帆だったはずが、だんだんと雲行きが怪しくなってきたそうです。一体何があったんでしょうか。

「イケメンだともてはやされていましたが、徐々に新人に成績を抜かれるようになってきて辞めました。プライドだけは無駄に高くて(苦笑)。結局、その後は近所のバーで働くことにしました」

 バーテンダーに転職した町田さんは「バーはホストより全然楽です」と言い放ちます。

なんと言っても単価が安いから客を呼びやすい。月収は20万円ちょいですが、ホスト時代より全然モテました。客は選び放題だし、デート代や生活費も払ってもらうことがほとんどでした」

 ホスト時代から、お客さんの家を転々としていたという町田さん。月収が低かろうと、この生活が一生続くと疑わなかったそうです。ですが、25歳を過ぎた頃から状況は一変したといいます

◆付き合っていた彼女に突然フラレて…

「27歳の時、付き合っていた彼女にいきなりフラれたんです。特にケンカもしてなかったから、ヨリを戻したかったんですが、取り合ってももらえず……。結構引きずってました」

 電話やLINEもロクに返事が来ず、SNSは全てブロックされてしまったんだとか。しかしその後、衝撃の事実が発覚します。

「共通の友人から聞いたんですが、俺と別れた2か月後に結婚したんです。結婚式の様子がインスタにアップしていたと聞きました。完全に二股ですよね」

 どうしても腑に落ちなかった町田さんは、彼女に「最後に俺がフラれた理由だけ教えて欲しい」とLINEを送ったといいます。

◆好きだけど、結婚する相手じゃない…

バーテン

「彼女からは『好きだけど結婚する相手じゃなかった、ゴメン』という返信が……。ちなみに結婚相手に選んだのは公務員だったそうです。インスタの投稿を見た友人曰く、さほどイケメンではなかったみたいですが……」

 元カノを引きずりつつも「またいくらでも出会いはあるだろう」と前向きに考えたそうですが、目論見通りにはいかなくなっていきます。

「お客さんや飲み会で出会いがあっても、ほとんど遊び相手にしかなれなくなりました(苦笑)。遊ぶ分には良いけど、俺がちゃんと付き合いたいって思っても、相手にその気がないことがほとんどです」

 自身が本命になれない理由として、職種や月収がネックになっているんじゃないか? と町田さんはいいます。

◆職種や月収がネックになった?

「『バーテンダー』って響きはカッコいいですが、待遇はバイトに毛が生えたようなもんですよ……。給料は手渡しで日給1万円、社会保険や保証は一切ありません。しかも20代前半ならまだしもアラサーですからね。レギュラー出勤なだけで社員でもないし、店が潰れたら無職ですから」

 彼の手取りは約20万円。そこから家賃8万円を払い、光熱費を払い……となると「デート代にそこまで使えないです」 とのこと。

「ホスト時代は、ほとんど女の子が出してくれてたし、バーで働いてからも結構おごってもらうことが多かったんです。でも最近は、割り勘や手持ちが少ない時に『ちょっと出しといて』なんていうと、もう2度と会ってもらえなかったりしますからね」

 モテていた時期を振り返りつつも、自己分析した結果、「30代になるのが怖いです」と肩を落とします。

◆元ホストの低所得者でしかない

金欠

「昔は女なんていくらでも選び放題で、なんだかんだずっと女には困らないと思ってました。でも現実は同世代の女性に“元ホストの低所得者”としか見えていないんでしょうね……。このまま年を重ねるのがただただ怖い」

 最近では、大学に行かなかったことも、まともに就職をしなかったことも悔やんでいるといいます。

「ホストもすぐ諦めないで、もっと頑張っていれば違う未来があったかもしれない。安易にバーテンダーを選ばず、先々のことを考えれば良かった」

 恋愛はお金だけあれば良いわけではないと思いますが、金銭的なことや将来性を考える女性が多いのは頷けます。町田さんは繰り返し、「顔だけでもてはやされるのは若いうちだけ」と繰り返していました。

<TEXT/吉沢さりぃ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

【吉沢さりぃ】

ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。近著に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)がある。『日刊SPA!』『BLOGOS』などで執筆。趣味は飲酒 Twitter:@sally_y0720

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