1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「敷地外での中間貯蔵は国内で初めて」再稼働実現のために柏崎刈羽原発の使用済み核燃料を青森へ

BSN新潟放送 / 2024年9月24日 18時32分

BSN

柏崎刈羽原発の使用済み核燃料が国内で初めて敷地外で中間貯蔵されることになり、24日、青森県へ向け搬出されました。なぜ、運び出さなければならないのでしょうか。

午前11時、原発敷地内を移動する鋼鉄製の巨大な容器…使用済み核燃料を入れる「キャスク」と呼ばる専用容器です。

中には、原発で保管されていた使用済み核燃料69体が入っているとみられています。

【記者リポート】
「クレーンを使って使用済み燃料が入っているとみられる容器を船に積み込む作業が確認できます」

積み込む船も使用済み核燃料を運ぶ専用の船。日本に3隻しかありません。

船に乗せられた使用済み核燃料は青森県むつ市の「中間貯蔵施設」で保管されます。

使用済核燃料が国内で中間貯蔵されるのは国内で初めてのこと、来年度は138体、再来年度は345体を移す計画です。

発近くの海岸では、燃料搬出に反対する市民団体が抗議の声を上げました。

【原水爆禁止新潟県協議会 近藤正道理事長】「今回の搬出行為は柏崎、新潟の私たちにとっても、そして運び込まれる青森県むつ市の人たちにとっても、この日本にとっても害はあるけれども益はない」

これは柏崎刈羽原発の使用済燃料プールです。

再稼働をめざす6号機、7号機は使用済み核燃料の貯蔵率が90パーセントを超えています。これを80%以下にしなければならない訳があります。

【柏崎市 桜井雅浩 市長】「6号機、7号機の使用済み核燃料プールにおける保管量を再稼働までにおおむね80%以下とすること」

柏崎市の桜井雅浩 市長は再稼働を認める条件の一つとして、6、7号機の貯蔵率をおおむね80パーセント以下にすることを求めているのです。

使用済み核燃料は、最終的に再処理される計画ですが、青森県 六ヶ所村の再処理工場はまだ完成しておらず中間貯蔵施設での保管が協定の最長50年を超える懸念も出ています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください