日本の南の海上に『台風16号(シマロン)』が発生 27日には東寄りに進路変え“熱帯低気圧”に【3時間ごとの雨風シミュレーション・27日午後9時まで】

BSN

気象庁は25日の正午に『台風第16号』が発生したと発表しました。
台風16号は日本の南の海上をゆっくりした速さで西北西へ進んでいます。

25日正午の実況データによりますと、日本の南にある台風16号(シマロン)は、中心気圧1002hPa・中心付近の最大風速は18ｍ・最大瞬間風速は25ｍで、風速15ｍ以上の強風域を伴い、北緯28.3°・東経134.2°の海上を西北西方向にゆっくりと進んでいます。

その後勢力をほとんど変えずに日本の南を進んだシマロン(台風16号)は、26日の正午頃からは進路を東寄りに変え、27日の朝には熱帯低気圧になるとみられます。
気象庁では、近海の船舶は十分に警戒するように呼び掛けています。

なお、気象庁によりますと、台風第16号のアジア名『シマロン』は、フィリピンの言葉で「野生の牛」を意味するということです。

台風16号（シマロン）今後の進路予報

〈26日午前0時の予想〉
中心の位置：日本の南海上を西方向へゆっくりと移動
（北緯28.2°・東経133.4°を中心とする半径65kmの円内）
中心気圧：1002hPa
中心付近の最大風速：18ｍ
最大瞬間風速：25ｍ

〈26日正午の予想〉
中心の位置：日本の南海上を北西方向へゆっくりと移動
（北緯28.6°・東経132.8°を中心とする半径95kmの円内）
中心気圧：1002hPa
中心付近の最大風速：18ｍ
最大瞬間風速：25ｍ

〈27日午前9時の予想〉
★熱帯低気圧となって日本の南海上を北北東方向へゆっくりと移動
（北緯30.4°・東経133.7°を中心とする半径155kmの円内）
中心気圧：1004hPa

気象庁では、台風の中心が予報円に入る確率は70％だとしています。