“唯一無二”を目指す新大関・大の里「稽古や私生活から いろいろ学び上に」父親、海洋高校の恩師、ふるさと石川への思い
BSN新潟放送 / 2024年9月25日 20時19分
「謹んで申し上げます。大関の地位を汚さぬよう、唯一無二の力士を目指し、相撲道に精進します」
25日、大関昇進が正式に決まった大の里(新潟県立海洋高校出身)は、茨城県の二所ノ関部屋で行われた伝達式で、こう決意を述べました。
初土俵から所要9場所での大関昇進は、昭和以降で最速。
出世の早さに大銀杏が追い付かず、ちょんまげ姿での昇進となりました。
この『唯一無二』に込めた大の里の“思い”は父親から…
「元々 父親が『唯一無二になってくれ』ってことを言っていて、その父親の思いを込めて、この言葉になりました」
「結果が全てだと思うので、そのためにしっかり稽古して11月場所を迎えたい」
石川県で生まれ、新潟県糸魚川市にある県立海洋高校の相撲部に“留学”した大の里(24歳)は、口上について海洋高校時代の恩師と相談して決めたそうです。
「高校の時の恩師と電話して、これでどうだってことになって…。自分の中では『完璧だ これだ』と思ったので、迷わず使わせていただきますと」
「海洋高校にいた時も、日体大にいた時も、幕の内優勝するのは絶対僕が一番最初にするって決めてて…。取れたのがうれしいですね」
新大関の大の里は、地震に続いて先日の豪雨で再び傷ついてしまった『ふるさと石川県』への思いも会見で語りました。
「輪島や能登が大変な状況になっているので、こうやって優勝と大関昇進という明るい話題を石川県に届けられたと思う…」
「自分の相撲で少しでも元気が出てくれればうれしい」
大関になった実感が沸いたという、大の里。
― 横綱という地位に少し近づいたと思いますか?
「いや…、まだまだだと思います。一日一番 一日一日集中して、稽古から私生活から、いろいろなことを学んでいって、上に向けて頑張りたいと思います」
「他に類を見ない、このような人は現れない…、というくらいのお相撲さんになりたい」
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