「もう俳優じゃない」と思っていた関口知宏が、“鉄道の旅”で映画初主演を務めるまで

文春オンライン / 2019年4月20日 11時0分

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「芝居は5、6年ぶりです。もう俳優じゃないなと僕自身思っていたんですけどね。でも、明石知幸監督は“鉄道の旅”を見て僕に決めたとおっしゃっていました」

 鉄道に揺られて地球を渉ること、今年で足かけ16年。映画『波乗りオフィスへようこそ』は、すっかり“旅人”の関口知宏さんの主演作だ。

「セキュリティソフト会社の経営者・徳永を演じています。東京で優秀なエンジニアを獲得できずに悩む徳永は、IT環境が整備された故郷で活路を開くため、オフィスを移す決心をするんです」

 事務所が置かれたのは「四国の右下」と呼ばれる徳島県美波町。自然に恵まれた地で、仕事と生活をバランスよく、人生を充実させたい人材が集まるようになる。働き方が見直される時代に、ひとつの価値を示してくれる作品だ。

「町で“とうさん”と呼ばれる宇崎竜童さんも他の役者さんも、演技というより、カメラ前でこの土地の営みを旅行者に見せてくれたような不思議な仕上がりになりました。僕は旅番組で段取りを組まないので背中とリュックしか映っていないこともある。旅の空気に巻き込まれながら世界を歩いています。そんな姿が監督の目に留まったようです」

INFORMATION

『波乗りオフィスへようこそ』
4月19日(金)より、有楽町スバル座ほか全国順次公開
https://naminori-office.com/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年4月25日号)

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