GW10連休10ホテルに当日予約! ”体当たり宿泊”してみた【前編】

文春オンライン / 2019年5月19日 11時10分

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©瀧澤信秋

 ホテル評論家として宿泊取材することも多いが、混雑する時期は避けている。ホテル側へ迷惑をかけないようにという配慮に加え、繁忙期は料金が高く経費捻出が難しい。また、繁忙日は満室になることが多く、そもそも取材が不可能という面もある。

 一方で繁忙日に予約できる“裏技”を教えてほしいというメディアからのオファーは非常に多い。そんな時は評論家になる前から個人的に実践してきた、直近でも予約できる“3つの法則”を発信している。

 いつものGWなら書斎に籠もるが、今年は10連休に改元と特別な感じだ。ふと思い立った。自ら発信した繁忙期の予約術をあらためて試してみよう。ホテル評論の原点でもある覆面取材で、10日間連続当日予約、10ホテルへ体当たりだ。

(※なお、単にホテルに予約・宿泊すること自体が目的ではなく、観光やその他の目的によるエリア&ホテルセレクトもあることを付記する)

◆◆◆

体当たり宿泊、5つのルール

 まずは簡単なルールを決める。

ルール1:予約できなかったときに備え車中泊できるように車で移動する
ルール2:経費節減のため東京から高速道路を利用しなくても行ける程度のエリアにする
ルール3:前日までは予定を決めず当日朝に行き先を決める
ルール4:行き先は人が多い場所(観光地か都市部)に限定する
ルール5:当日予約する(またはウォークイン)
・当日午前中に予約サイト等でチェックし、グレード、予算、立地など希望にかなうホテルを見つけたら予約
・昼までに見つからない場合は午後~夕方にかけて再度チェック
・1泊概ね1万円以内、これまで利用したことのないホテルを優先

 さぁスタートだ。

体当たり宿泊は日本橋・アパホテルからスタート!

※日付の下の記述は以下とする。ホテル名(地域)/予約時間・方法/号室(客室タイプ)/料金(税抜き)

●4/26(金)GWスタート前日
アパホテル日本橋浜町(東京都中央区)
16時頃・予約サイト/916号室(シングル)/4630円 

 繁忙日は激高になる印象のアパホテルも、GW前日ならお手頃価格。躊躇無くリザーブしハイコスパ体験。オリジナルベッドの「クラウドフィット」が心地よい。首都高の眺望も悪くない。場所柄周囲にコンビニエンスストアがないのはちょっと困る。明日からの10連休どうなることやら。

土曜日の横浜なのにリーズナブルで広い客室

●4/27(土)1日目
HOTEL FEEL(神奈川県横浜市)
11時頃・予約サイト/405号室(ダブル)/9260円

 通常の土曜日でもホテルは高い横浜。しかもGWとあらば目も当てられない価格かと思いきや、確認してみると信じられない空室率。そして安い。

 広い客室と駐車場が希望。みなとみらい線・元町中華街駅徒歩1分にある以前から気になっていたホテルをリザーブしてみる。元々レジャーホテルであり、ロビーのドリンクやスイーツのサービス、シャンプーバイキングなど無料サービスが豊富。何より広い客室は嬉しい。屋上に足湯があるのも好印象。

茨城・牛久で発見した評価の高いビジネス

●4/28(日)2日目
ライフツリーひたち野うしく(茨城県牛久市)
12時頃・予約サイト/1110号室(シングル)/6482円

 前夜ホテルで、テレ東の「出没!アド街ック天国」を見ていたら茨城特集をやっていた。ふと茨城方面へ行ってみようと思い立ち早朝チェックアウト。国道をひたすら走り都心を抜け水戸街道を牛久まで。有名な牛久大仏へ行ってみるとやはり大混雑だ。

 通常日曜日はホテルが激安になるが、連休となればそうはいかない。どこも高め。牛久に評価の高いビジネスホテルを見つける。残り1部屋表示で急かされるようにリザーブ(予約サイトあるあるだ)。

 様々な工夫が光るホテル。眺望も素晴らしい。ただ客室の照明が明るすぎて調整もできないのがちょっと残念。

柏で空室を見つけて速攻予約

●4/29(月)3日目
ザ・クレストホテル柏(千葉県柏市)
9時頃・予約サイト/1222号室(シングル)/8149円

 牛久のホテルを朝6時にチェックアウト。今回のミッションは、一般道利用の車移動がルールであり、道路が空いている早朝に出発することが多くなった。国道6号線をノロノロ東京方面へ戻る。都内まで行こうかと調べたが、空室率は低く料金高め。千葉・柏辺りに的を絞るも×。

 9時頃再度チェックすると、帝国ホテルグループのザ・クレストホテル柏が“空室あり”の表示。同エリアの東横インと同額で相鉄フレッサインより安い。速攻予約。

 重厚感あるヨーロピアンな客室なのに、ベッドは後付けしたのであろうか、壁面へ収納できるスタイル。ベッドの下には畳が置かれていた。何だか興ざめ。

ビジネスホテルに夕方電話作戦で一室ゲット

●4/30(火)4日目
東横イン小田原駅東口(神奈川県小田原市)
17時頃・電話/427号室(シングル)/8149円 

 ミッションも4日目。そろそろ温泉にでも浸かりたい。箱根方面へ照準を定める。高速道路はかなりの渋滞でも都心の道路ガラガラは休日の傾向。昼過ぎに箱根到着。とはいえチェックするも全く空室なし。GWの箱根ではそもそもひとり泊は想定されていないのか。

 午後になりようやく1軒だけ表示される。しかし格安で人気の四季倶楽部がなんと6万円オーバー。日帰り温泉でまったりしてから再度検索するも×(この時点で温泉を満喫してしまった)。小田原まで範囲ひろげるも×(そもそも小田原にはホテルが少ない)。こういう時は“客室数の多いビジネスホテルへ架電”という自身が提唱した方法を試すことに。

 17時に小田原駅東口の東横インへ電話すると無事ゲット。客室数の多いビジネスホテルに夕方電話すれば、キャンセルされた客室ゲットの可能性高し。

 強い雨の中、コンビニエンスストアへ行こうと傘を借りようとするも、全て貸し出し中との回答。雨に濡れつつ平成が終わる。

かなり得した気分になったさいたま新都心泊

●5/1(水)5日目
ホテル ブリランテ武蔵野(埼玉県さいたま市)
15時頃・予約サイト/902号室(シングル)/6297円

 無料朝食に並ぶ人々がロビーにいっぱいの東横インの朝。諦めて食べずにチェックアウト。東京、神奈川、茨城、千葉とまわってきたが、ならば埼玉へと。以前から興味のあったさいたま新都心のホテルが空室ありで予約(前日はもうちょっと高かったような)。ビルが林立する近未来的な街並みにホテルがよく似合う。

 強い雨の日で地下駐車場の恩恵をたっぷり享受する。広々した開放的なロビーに親切なフロントスタッフで期待度アップ。質感の高い客室は落ち着いたインテリアも好印象。

 連動型コンセント(電源を落とすとコンセントも通電も遮断)の表示など細かい気遣いも光る。これで6000円代とはかなり得した気分。 

赤羽のカプセルホテルで幸せな気分に

●5/2(木)6日目
カプセルホテル&サウナ コスモプラザ赤羽(東京都北区)
16時頃予約サイト/431号(カプセル)/3056円

 郵便物や宅配便も気になるし、洗濯物もたまってきたので前半戦を終え、さいたま新都心から帰宅。東京で仕事の打ち合わせなども済ます。人気観光地の高騰ぶりは相変わらずだが都内のホテルは落ち着いたレート。

 予定を終えると暑い日だったためサウナに行きたくなり、水風呂の冷たさ光るコスモプラザ赤羽へ。そのままカプセルホテルへイン。ここは赤羽、せんべろしてもそこに寝床とは幸せだ。

 ふかふか布団パリッとシーツに幸せ感じる小宇宙。

 ここで前半戦終了、後半戦へ! 後編では原稿の最後にGW10連休の料金分析表などもまとめている。

後編へつづく

写真=瀧澤信秋

(瀧澤 信秋)

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