他局が激怒 テレ朝・久保建英独占インタビューはなぜ実現したのか?

文春オンライン / 2019年6月16日 6時0分

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史上2番目の若さで代表デビュー ©共同通信社

 6月4日に18歳になった久保建英が、その5日後にサッカー日本代表デビューを飾った。宮城で行われたエルサルバドル戦で途中出場。ゴールはなかったが、鋭いドリブルからのシュートやスルーパスでファンを魅了した。

 そんな次代の日本のエースに、マスコミの報道も過熱気味。テレビ局関係者が語る。

「夜のニュースのスポーツコーナーでも久保選手を扱うと視聴率が目に見えて上昇します。かつての本田圭佑選手もそうでしたが、現在サッカー界では間違いなく一番数字を持っている存在でしょう」

 エルサルバドル戦を中継したTBSは、久保専用のカメラを設置。ベンチに座る姿から密着し、一挙手一投足を追い続けていた。過度な取り上げられ方に、久保本人は「ベンチにばかりカメラがあって、気まずかったです」と語るなど、辟易していた様子。

「日頃から『必要以上に注目されたりすることは好きじゃない』と近い人間には明かしている。マスコミへの警戒心は人一倍強く、所属するFC東京も取材を極力、制限しています」(スポーツ紙記者)

他局が怒ったテレ朝独占インタビューはなぜ実現したのか

 本人の意向をよそに、ドル箱の10代の争奪戦が展開される中、5月29日に「報道ステーション」(テレビ朝日)が独占インタビューに成功。これが他局の逆鱗に触れた。

「久保選手はこれまで取材を断っていた。それなのに突然テレ朝に出たことで、他局のスポーツ担当が黙っていられず、クラブ側に抗議が殺到したようです」(同前)

 ただ、そのインタビューには“裏工作”があった。久保が話す後ろには、日本代表や久保本人のスポンサーであるキリンの広告板が。さらに机にはアディダスのスパイクも不自然に置かれていた。

「正面から依頼をしても断られるため、テレ朝側が久保と懇意にするスポンサー勢を担ぎ上げてインタビューにこぎつけたのです。当日は各スポンサーや、サッカー界とのつながりを深める吉本興業など、あらゆる関係者が立ち会い、異様な空気だったようです」(前出・テレビ局関係者)

 この後、久保は日本が招待されている南米選手権に参戦。そして14日には、スペインの強豪レアル・マドリー入りが発表された。

 周囲の大人によって繰り広げられる久保狂騒曲。得意のドリブルでかわせるか。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年6月20日号)

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