菅原一秀経産相「メロン贈答」を裏付ける明細書とお礼状を入手

文春オンライン / 2019年10月16日 16時0分

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菅原一秀経産相 ©共同通信社

 菅原一秀経産相(57)が、選挙区の有権者に対し、メロンやカニ、いくらなどの高級品を贈っていたという「有権者買収疑惑」。 「週刊文春」10月10日(木)発売号 ではその証拠として、菅原氏の選挙区に居住する100人以上の有権者の実名、住所が記された「メロンリスト」の存在を報じた。菅原氏は10月15日の参院予算委員会で「(有権者にも)品物をもらったかどうか確認をしていますが、連絡が取れた方からはもらっていない、10年以上前のことで分からないという回答を得ています」などと答弁している。

 今回、「週刊文春」取材班は新たにメロンなどが実際に贈られていた物証を入手した。

 その一つが北海道稚内市の業者「K」から菅原氏の事務所にファクスされた07年7月31日付の明細書。そこには菅原氏が計133件、合計278玉の高級メロン「美深キングルビー」を75万8千円で購入した旨の記載があった。支払額の一部について〈先生直接お振込済〉という手書きのサインが記されていた。

 さらに同取材班は、有権者が菅原事務所に送った「お礼状」も手に入れた。

 高級メロンを贈られた有権者から菅原事務所に届いた複数枚のお礼状には、次のような記載があった。

〈このたびは、結構なお品を頂戴いたし、重ね重ね御礼申し上げます〉 

 お礼状の送り主である練馬区在住の有権者が次のように証言する。

「妻に『これ、菅原さんからの贈り物だから、お礼状を書いておいて』と頼んだ記憶があります。菅原さんからのお中元やお歳暮には『菅原一秀』という名前は書いておらず、無地の熨斗だったと思います。無地の熨斗だったのは、公職選挙法上、選挙区内でそうした贈り物をするのはいけない行為と分かっていたからでしょう」

 改めて菅原事務所に「メロンリスト」について事実確認を求めると、「国会等で説明しているとおりです」と回答した。

「メロンリスト」の記載通り、菅原事務所が購入したメロン等が有権者へ渡っていることが証明された形となり、菅原氏は国会で説明責任を求められそうだ。

 10月17日(木)発売の「週刊文春」では、「メロンリスト」についての明細書や、国会議員を含む多数のお礼状を公開。また菅原氏と一緒にリストを作成したという元秘書の証言も詳報している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月24日号)

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