「笑いますよ」 ラグビー日本代表“笑わない男”稲垣啓太の母が語る息子への思い

文春オンライン / 2019年10月23日 16時0分

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 ラグビーW杯で史上初となるベスト8進出を果たした日本代表。チームの最前線で体を張り続けた“笑わない男”稲垣啓太(29)の母・紀子さん(59)が息子の秘話を「週刊文春」に語った。

「生まれたときは3900グラムで、そこまで大きいとは思ってなかったんです。でも3歳、4歳くらいのときに40キロくらいになってしまって、大きい子だなあって(笑)。小学校の高学年で60キロ、中学校になると100キロは超えていたと思います。太っていたという印象で、正確な数字は覚えていませんが(笑)。

 でも、特別な食事ではなかったんです。ただ、お肉は好きでたくさん食べていましたね。あと、唐揚げとカレーライスが大好物で。おかわりは何杯もしていたかな。啓太が一番食べていた中学とか高校のときは、上に2人、兄弟がいたので、その頃は朝にお米を8合炊いていました。あと、3人とも牛乳を水がわりに飲んでいて、啓太も1日1リットルとか平気で飲んでましたね」

“笑わない男”と言われているが、家ではどんな子だったのか。

「笑いますよ(笑)。普通に会話もしますし、テレビ観て笑っていますよ。子どものころはドラゴンボールを観てよく笑ってました。まあ、昔から余計なことは言わないタイプですけどね。特別こう育てたって記憶もないですし。ただ、人に迷惑をかけないようにと、教えたくらいです」

 南アフリカ戦に敗れ、W杯の戦いを終えた稲垣。息子の雄姿は、母の目にどう映ったのか。

「ここまでの結果が出せたのも、啓太に出会ってくださった皆さんのおかげです。あの子には本当にお疲れ様と言いたい。近いうちに(新潟市の)実家に戻ってくると思うので、その時にはあの子が好きなサーモンの刺身を出してねぎらおうかなと思っています。大きなサクを買って刺身にするだけですけど(笑)。最近はサーモンが好きなんですよ。啓太は家でお酒を一切飲まないので、刺身とかご飯をたくさん食べています。お茶を飲みながらですね」

 稲垣は母校・新潟工業高校の後輩たちを大事にしているという。

「戻ってきたら、新潟工業にも挨拶へ行くと思います。あの子のラグビーの原点ですから。『芝生や芝刈り機を寄付した』と啓太から聞きましたけど、値段が300万円ですか、そこまでは知らなかった。それだけ、母校への思いも強いんです。啓太の高校時代は土のグラウンドで、練習が終わるたびにすり傷を作って帰ってきていました。ひどくなければそのまま放置するので、傷だらけでね。だから、後輩にはそんな思いをしてラグビーをさせたくなかったんだと思います」

 10月24日発売の「週刊文春」では稲垣のほか、田村優、リーチ・マイケル、福岡堅樹、具智元など日本代表メンバー8人の肉親や恩師が、涙なしには読めないとっておきの秘話を明かしている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月31日号)

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