《NGT裁判速報》新たな証拠開示 AKSは音声データ、犯人側は賃貸契約書と“あの写真”を提出……

文春オンライン / 2019年11月5日 15時30分

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新潟地方裁判所 ©文藝春秋

 NGT48の元メンバー・山口真帆(24)に対する暴行事件をめぐり、運営会社「AKS」が暴行容疑で逮捕(不起訴)された男性ファン2人に対して3000万円の損害賠償を支払うよう求めた裁判。11月5日、被告側、原告側が追加で提出した新たな裁判資料が新潟地裁で開示された。

 被告側が提出した事件現場の「賃貸契約書」

 AKS側が今回提出した主な証拠は録音データの文字起こし。録音データは、暴行事件直後に山口が犯行グループとされている男性らと公園で話し合いをした際のやりとりが記録されたものだ。元々は現場に立ち会ったNGTメンバーのM子が録音したデータで、既に第三者委員会に提出された他、音楽関係者やスポンサー、一部のメディア関係者にも出回っている。ニコニコ生放送 「直撃!週刊文春ライブ」 では、9月7日に公開した。
 
 一方、被告側からは新たな陳述書と共に主に2点の資料が追加された。

 ひとつは事件現場となった同じマンションの2通の賃貸契約書だ。主犯格とされる男性は大手不動産会社を通じ、平成29年3月23日に山口の住むマンションの602号室を、平成30年の12月3日には山口の向かいの部屋にあたる314号室を契約していた。314号室は、NGTメンバーである太野彩香(22)が以前住んでいた部屋でもある。602号室の家賃は月額約54000円だった。
 

「暴行事件の際、犯行グループが太野の部屋からでてきたことで、山口は犯人と太野の繋がりを疑っていた。事件直後に、山口が犯人グループに対し『あやかに(※編集部註 太野の愛称)は、どう関わってるの?』『あやかにが鍵をやった(渡した)んでしょ?』『あやかにと連絡取れるんじゃないの?』などと執拗に問い詰めている様子が、録音テープにも記録されている。犯人グループとしては、まず太野との繋がりがなかったことを証明したいようだ」(AKS関係者)

犯行グループは山口との繋がりを立証したい

 もうひとつは10月30日付のスポニチが掲載した主犯格とされる男性と山口のツーショット写真2枚。2017年4月にイベントで撮影された2枚の写真で、2人は指で山口と男性がそれぞれ借りていたマンションの部屋番号を示している。

「スポニチが『襲撃グループの主犯格とされた男性は約2年前から(山口の)自宅を知っていたことになる』と指摘しているように、犯行グループは山口との繋がりを立証したいのでしょう」(同前)
 

山口が自宅住所を教えてくれた

 被告は提出された陳述書で山口との繋がりを次のようにのべている。

《私は平成28年11月27日に幕張メッセで開かれた「LOVE TRIP」握手会、平成28年12月17日インテックス大阪で山口真帆と会話をしました。どっちの握手会かはっきりしないが、プレゼントを贈りたいから住所を教えてほしいと言って山口真帆の住所を尋ねました。山口真帆は私にいいよと言って●●(※編集部註 山口の住所、部屋番号)を教えてくれました。

 ダイレクトメッセージで携帯の電話番号を教わりました。山口真帆の電話番号は両親などの近親者や、メンバーは村雲颯香、菅原りこ、太野彩香にしか教えていないと言っていました。

 山口真帆の電話番号には一回も電話をしていません。もし、他のメンバーといる時に電話をかけてしまったら迷惑をかけてしまうと思ったからです。

 平成28年幕張メッセで開かれた11月の握手会か大阪インテックスで開かれた12月の握手会どちらかで住所を聞いてから何回も衣類やアクセサリーをゆうパックで送りました。本マンションを賃借してからは直接廊下や共有ロビーでプレゼントを渡しました》(陳述書より)

 また、今回AKS側が提出した公園での録音データについても言及している。録音データの内容からは、主犯格とされる男性と山口の私的な交際を読み取ることができないが、その理由をこのように述べているのだ。

《廊下で話をしていた3人の場面ではつながっていた前提の話ができましたが、スタッフ、B(※編集部註 「週刊文春」記事ではM子と表記)が来てからは本当のことを言えず訳の分からないことを言わざるを得ませんでした。つながっていることをAKSのスタッフの前で話してしまえば山口真帆がNGT48のルールを破ったとして不利益な処分を受けてしまうからです》(陳述書より)

《通報する気があるなら、通報できる状況でした》

 他にも被告は、暴行事件後の山口の様子について、《怒っている様子で泣いてはいませんでした》《携帯を首から下げていて通報する気があるなら通報できる状況でした》など警察を呼ぶことに消極的だったと述べている。

 次回は11月25日に弁論準備手続がおこなわれる予定だ。

「週刊文春デジタル」 では現在、裁判資料の詳細について報じた記事や、暴行直後の“公園音声”データ、メンバーの保護者への説明会での吉成夏子社長の音声データなど、NGT暴行事件に関する”客観的証拠”と言えるコンテンツを複数公開している。

 

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)

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