《キスマイ紅白初出場の舞台ウラ》なぜ6年連続出場のセクゾは落選してしまったのか?

文春オンライン / 2019年11月23日 19時43分

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Kis-My-Ft2「Edge of Days」ジャケット

 11月14日、大晦日に放送される「第70回NHK紅白歌合戦」(NHK)の出場アーティストが発表された。今年、ジャニーズからは、嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、King & Princeの4組に加え、デビュー9年目を迎えるKis-My-Ft2(キスマイ)が初出場を決めた。

セクゾにあってキスマイになかったもの

「ファンからは『9年目にして、やっと念願の紅白に出られてよかった!』などの声が多く上がっていました。後輩であるSexy ZoneやKing & Princeが紅白に出場する中、キスマイは毎年落選していた。CDの売り上げは基本的に20万枚以上の高水準で、ドームツアーなども頻繁に行っている。しかし、それでも出場出来ないという理由はなんなのか、と疑問を抱くファンが大勢いました。キスマイのメンバーにとっても長い道のりだったでしょう」(音楽業界関係者)

 一方、2013年以降、6年連続で紅白に出演してきたSexy Zone(セクゾ)は落選した。

「去年の11月に、体調不良で活動休止中の松島聡くん(21)は未だ復帰の予定もない。その影響もあるかもしれませんが、なにより人気に翳りが見えるのも事実。セクゾのCD売り上げは未だ10万台、ライブではドームは埋められないためアリーナツアーが多い。普段の活動を比べると、キスマイの方が人気があるのは明らかで、逆にセクゾが去年まで紅白に出場できていたのは奇跡的でした。出場を逃したことを悔やむファン、通称“セクガル”はTwitterで《#僕たちはこれから咲くんだ》というタグをつけ、今後の活動への応援メッセージを投稿しています」(同前)

下積み時代が長かったKis-My-Ft2

 Kis-My-Ft2は、藤ヶ谷太輔(32)、玉森裕太(29)、北山宏光(34)、宮田俊哉(31)、千賀健永(28)、横尾渉(33)、二階堂高嗣(29)の7人組で、2011年8月にシングル曲「Everybody Go」でデビューしている。

「キスマイといえば、伝説のグループ『光GENJI』以来のローラースケートでのパフォーマンスが注目を集めた。ローラースケートが出来る人を集めて結成されたグループとも言われています。しかし、結成自体は2005年にしていて、デビューまでに約6年もかかっている。下積み時代がとにかく長く、年齢では後輩のHey! Say! JUMPにデビューは先を越されています」(芸能事務所関係者)

 Sexy Zoneもほぼ同時期の2011年11月、シングル曲「Sexy Zone」でデビューしている。

「中島健人(25)、佐藤勝利(しょうり・23)、菊池風磨(24)、マリウス葉(よう・19)、それに松島聡の5人でデビュー。メンバーは事務所に入所からわずか1年、長くても3年ほどでデビューしている。いわば、まさにジャニーズアイドルの”サラブレッド”でした。紅白6年連続のほか、2018年には『24時間テレビ』のメインパーソナリティーを務めるなど、目覚ましい活躍を続けてきたのです。

セクゾはとにかくジャニーさんの”スペオキ”だった

 しかし、実際の人気にはなかなか繋がらなかった。事務所もセクゾを売り出そうと各テレビ局に『セクゾをお願いします』と売り込んでいましたが、テレビ局も数字に結びつかないため、敬遠しがちでした。2018年、『シンデレラガール』でキンプリがCDデビューした後は、事務所もセクゾよりキンプリを売り出すことに力を入れているようでした」(同前)

 ほぼ同時期デビューの2組だが、なぜSexy Zoneは6年も紅白に出演し続け、Kis-My-Ft2は1度も出演がなかったのか。

「セクゾはとにかくジャニー喜多川さんの”スペオキ(スペシャルお気に入り)”だった。中でも勝利くんはダントツのお気に入りで、ジャニーズ入所とほぼ同時にデビューを決め、センターを任されています。頻繁にジャニーさんの家にも立ち寄っていました。明らかな特別扱いで、周囲のJr.も『勝利の待遇を聞いたとき、あまりの驚きと同時に自分のやっていることは意味あるのか考えてしまった』とうな垂れていた。ジャニーさんの猛烈なプッシュを受けて、紅白にも出場し続けていたといっても過言ではない。キスマイにはその猛烈なプッシュがなかった」(元ジャニーズ所属タレント)

 Kis-My-Ft2もデビュー当時の人気は凄まじかった。だが……。

「下積みが長いキスマイですが、Jr.時代は圧倒的人気でした。今でこそSixTONESやSnow Manらの単独コンサートはあるが、当時Jr.で単独公演をやることは珍しかった。そんな中、キスマイは単独ツアーを頻繁に行っていました。人気でチケットもなかなか取れないことが多く、またデビューしてすぐにドームコンサートを行っています。その人気は伝説級の人気とも言われる『KAT-TUN』に次ぐとも言われています。

 しかし、キスマイを担当していた飯島さんが事務所を去った2016年頃、メディア露出が減り、コンサートのチケットが定価の3分の1ほどの価格で売りに出されていた。目に見えて人気が低迷している時期がありました」(事務所関係者)

 そこからキスマイの不遇な時代が続くかと思われた

「このままではやばいと感じたキスマイメンバーは一致団結。北山くんが指揮を取りチーフマネだったKマネジャーと自分たちのこれからについて打ち合わせを重ねたり、時には北山くん自身が仕事を取ってくることも。結成当時から知る人も『キスマイはここ最近が1番仲よさそうに見えるよね』と言うほどの団結力でした。

 また現在、ジャニーズ所属のほとんどのグループが脱退や活動休止で歯抜け状態になっている中、デビュー当初からのメンバーが誰1人として欠けていません。そんな状況も相まって事務所内でのキスマイの評価は相当高く、新たな仕事が入るなど順調です。今年は2年連続の5大ドームツアーも敢行しています。デビュー9年目にして、今更とも思われる紅白初出場もまさに”絶好調の証”ですね」(同前)

 一方のSexy Zone。今年7月には最大の後ろ盾であったジャニー氏が他界。そして紅白落選。来年以降にも不安が残る。不遇の時代にファンはまた” セクシー鬱 ”に悩まされるのか。

「ゴリ押しをしていたジャニーさんがなくなり、Sexy Zoneのメンバーはどうして良いのかわからなくなっている。全員の仕事も目に見えて少なく、次のライブの予定も決まっていない。10月23日に発売された両A面シングル『麒麟の子/Honey Honey.』も売り上げは約16万枚に留まっている。また活動休止中の松島くんの周囲の友人からも『活動休止前は元気に連絡を取れていたが、活動休止後から1度も連絡が取れない』と、体調を心配する声が挙がっています。このまま4人になってしまう不安は拭えない」(同前)

懸念材料は藤ヶ谷と北山の関係

 ふたつのグループの現状を表すかのように、出場が入れ替わった紅白歌合戦だった。しかし、人気好調のキスマイにも懸念材料はある。

「昔から藤ヶ谷くんと北山くんはあまり仲が良くないというのはもっぱらの噂でした。誰にでも話を振り、その場を盛り上げようとする北山くんと、無口で物静かな藤ヶ谷くんはそもそもの性格が合わないのでしょう。藤ヶ谷くんが一方的に苦手意識を持っているみたいです。2016年以降、団結力が強まった時はあまり感じなかったですが最近再び感じるようになった。2人は新幹線や飛行機の移動中、席が隣になるのを嫌がるため、スタッフが上手くやっているみたいですね」(同前)

 嵐の活動休止や関ジャニメンバーの相次ぐ脱退など、落ち着かないジャニーズのグループ運営。ここに来て、ジャニーズ事務所が急激にキスマイを再評価しているのは間違いないが、そのこと自体が絶妙に保たれたグループ内のバランスを乱しているという芸能関係者の指摘もある。一方で、ジャニー氏なき後のセクゾに捲土重来はあるのか。注目が集まる。

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)

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