皇后雅子さま56歳に 「過剰な期待はかえって逆効果」医師団が釘をさした“本当のご体調”――文藝春秋特選記事

文春オンライン / 2020年1月24日 6時0分

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天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典 ©JMPA

「文藝春秋」1月号の特選記事を公開します。(初公開 2019年12月16日)

 12月9日に56歳の誕生日をお迎えになった皇后雅子さま。発表された「ご感想」文書では、この1年を次のように振り返られた。

〈5月1日の天皇陛下のご即位以降、ご即位に伴う一連の行事を陛下がご無事にお済ませになり、私も、陛下のお力添えを頂きながら、一つ一つの行事に無事にご一緒させていただくことができましたことに安堵し、嬉しく思っております〉

パレードでも見られた「ソフト警備」

 この1年は、すべての地方行事にご出席になり、8府県をご訪問された。訪問先の沿道や即位のパレードには、多くの人たちが集まっていた。その様子などを 「文藝春秋」1月号 に寄稿した。両陛下が国民との自然な会話を大切になさり、警備をなるべく軽くして欲しい意向を示されてきたことが反映されているのだろうか。平成の天皇陛下の時よりも私服警官が増えているように思えた。

 寒空の下で何時間も待つ人たちを飽きさせないための「ソフト警備」は、即位という最も重要な行事の前でも違和感なく行われていた。

 皇后雅子さまも文書の中で、こう述べられている。

〈思いがけないほど本当に温かいお祝いを頂きましたことに、心から感謝しております。また、この7か月の間に、地方への訪問、都内での行事などを通して、国民の皆様と接する中で、多くの方々から温かいお気持ちを寄せていただいたことを嬉しく、またありがたく過ごしてまいりました〉

医師団の文書からは何が読み取れるか?

 同時に発表された医師団の文書にも〈直接おふれあいになる方々からの温かい声や反応に元気づけられておられる〉とあった。一方で〈これをもって過剰な期待を持たれることは、今後のご快復にとって、かえって逆効果となり得る〉と釘を刺している。

 皇后雅子さまは、ご活動の実績を着実に積み重ねていらっしゃる。平成15年12月から療養生活を送られながらできる限りお務めをなさってこられた。だからこそ、自信となり、〈ご活動の幅の広がりにつながってきている〉(医師団)という。この〈つながってきている〉という言葉こそ、皇后陛下として新たなご活動に進まれてきた証なのだろう。

 東宮妃から皇后へ、民間から皇室へ、働く女性から陛下を支えながら皇室の務めをなさる生き方がそこにはある。そんなお姿が私たちに明日への希望を感じさせてくれるのかもしれない。

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友納尚子さんによる「 雅子皇后の『涙の秘密』 」は、「文藝春秋」1月号および「文藝春秋digital」に掲載されています。

(友納 尚子/文藝春秋 2020年1月号)

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