藤岡弘、のイケメン息子と美人娘インタビュー「私、この家に生まれてきてよかったのかな」――2020上半期BEST5

文春オンライン / 2020年8月9日 6時0分

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左から真威人くん、舞衣ちゃん、天音ちゃん ©橋本篤/文藝春秋

2020年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。インタビュー部門の第5位は、こちら!(初公開日 2020年1月25日)。

*  *  *

 ワイルドな俳優・藤岡弘、のイメージからは想像できない純粋無垢な美男美女の3兄妹。前編では、個性的な藤岡流教育や「スマホ闘争」について語ってくれた。仲睦まじい家族だが、特に大切にしているのが家族揃っての晩餐だという。食卓は時に、学校生活で悩みに直面した子供たちへの教えを説く心の道場になることもあるようだ。(全2回の2回目/ 前編 より続く)

深夜まで続いた真威人くんの悩み相談

真威人(まいと)くん 夜はできるだけ家族揃ってご飯を食べるのですが、1人が悩みを相談すると、そのことについて家族みんなで話すこともあります。

天音(あまね)ちゃん 深夜になったこともあったよね。

真威人くん うん。中学生の頃、僕が友達にからかわれた時期があって、お父さんにそのことを相談したことがあったんです。食事が終わっても話を聞いてくれて、最後に「自分を持って、他人の目や言われることを気にするな。他人は他人の意見を持っているから、お前は自分を信じて頑張ればいいんだ」と言ってくれて。それからは、何を言われても「勝手に言ってろ」という気持ちでいられるようになって、いつしか解決しました。お父さんの言葉には今も感謝しています。

舞衣(まい)ちゃん それよく覚えてる。私も悩み相談したことあるよね。

――どんなことを相談したんですか?

舞衣ちゃん 小学4年生のとき、クラスで班を決めることになったんですけど、1人の子が余ってしまったから、ジャンケンで公平に決めることにしたんです。そうしたら、自分が仲のいいみんなと離れ離れになっちゃったんです。その話をしたら、パパが「自分が悲しいことになってしまったけど、友達のためを思ってやったんだよな。それは舞衣が一つ大人になった証だよ」と言ってくれて、心のもやもやが晴れました。パパとはあんまり一緒に遊べなかったけど、いつも私でもわかる言葉で伝えてくれるので、すごく助けられています。

――藤岡さんがお父さんだとバレないように、家族での外出を制限していたんですもんね。そんななかで特に覚えている思い出はありますか。

舞衣ちゃん 小学校3年生のときに、パパの仕事の関係でディズニーランドに招待されたんです。夜だったんですけど、関係者限定だったので人の視線を気にしないで家族全員で遊べたのがうれしかったです。パレードではパパが私を肩に担いでくれて、一番近くで見れて、忘れられない思い出です。

天音ちゃん あの時のディズニーランドではパパもすごくはしゃいでたよね。私もよく覚えているのは小学校3年生くらいの頃のことです。それまでパパは仕事が忙しくて全然遊びに行く機会がなくて。でも1度だけ夏休みに公園で遊んだんです。テニスやバドミントン、ローラースケートをいっぱい持っていって、パパとみんなで夜遅くまで遊べてすごく楽しかった。あんなにたくさんパパと遊んだことはありませんでした。お兄ちゃんはやっぱり釣りなのかな?

真威人くん うん、そうだね。一時期、魚の図鑑を持ち歩くくらい魚が好きで、3年前には家族全員で釣りに行きました。朝早くから漁師さんの船に乗って、遠くの沖まで行ったんですよ。みんなで釣り竿を1本ずつ持って、色々なポイントを回って、サバやシイラを大量に釣りました。海の上なので人目もありませんし、お父さんも「誰が一番大きい魚を釣れるか勝負だ!」と楽しそうで。最後は釣った魚をさばいて料理してくれました。家族でまた行きたいねと話しています。

藤岡弘、基準の“寒中水泳”に“デカ盛り野菜”

――いいお父さんですね。直してほしいところはないんですか?

真威人くん いえ、あります(笑)。外食でビュッフェに行くことがあるのですが、ビュッフェって好きな料理を自分で選ぶのが楽しいじゃないですか。でもお父さんは「これは体にいいんだ」って勝手にお皿に入れてきて、山盛りにされるんです。もったいないから食べるんですけど、それがすごい量で!  

 あと困るのはキャンプで真冬の川に入らされることでしょうか……。お父さんは冷たい水でもなぜか平気なようですが、めちゃくちゃ寒いんです! いつもお父さん基準なので、少し考えてほしいです(苦笑)。舞衣ちゃんはある?

舞衣ちゃん パパが昼寝をしたりしているときに、私がちょっと横を通っただけでパッと目覚めて、「誰だ!」って反応されることがある。びっくりするからやめてほしいなー。

天音ちゃん 寝ているパパの近くで家族と話していても、会話にはいってくるときあるよね(笑)。

舞衣ちゃん そうだよね! むくっと起きて「それは○○がいいんじゃないか」とか言って。あとでパパに、なんで話に入ってくるのって聞くと、「そんなことあったか?」みたいに言うんですよ。寝ているときくらいはしっかりと休んでほしいです。

天音ちゃん パパは毎朝5時に起きて全員分のお弁当を作ってくれて、いつも人のことばかり考えて自分のことができていないと思うんです。だからもう少しリラックスして自分の時間を作ってほしいです。

――みんな反抗期はなかったんですか?

真威人くん 僕はなかったですね。

舞衣ちゃん あーちゃん(天音ちゃん)は反抗期真っ最中だよね。ピリピリしてて、冗談を真に受けて怒るんです(笑)。

天音ちゃん ひどーい(笑)。そんなことないですよ!

兄妹がお父さんに隠してきた秘密とは……?

――お父さんに秘密にしていることはないんですか?

真威人くん ……。どう?

天音ちゃん ……。

舞衣ちゃん ……。あるんですけど、お兄ちゃんお姉ちゃんにもまだ言ってないんです。

――どんなことですか?

舞衣ちゃん あの、スライムってあるじゃないですか。スライムの材料にね、シェービングフォームを入れるとフワフワになるんです。だから洗面台にあったパパのシェービングフォームをちょっとだけ使おうとして振ったら、ドバッてたくさん出て残りがほんの少しになっちゃって。ヤバイ!と思ってこっそり戻しました(笑)。でもスライムはすごくフワフワになりました!

真威人くん 僕は、お父さんの出張中にお小遣いをつかってゲームとワイヤレスイヤホンを買ったことがあるんです。ワイヤレスイヤホンは脳に直接ダメージを与える可能性もあるからと言って禁止されていたんですけど。それで遊んでいたら、いきなりお父さんが帰ってきてしまって、バレました。天音ちゃんも隠しごとあるでしょ(笑)。

天音ちゃん えー!? うーん、少し前、パパに女の子の友達と遊んでくると言って出かけたのですが、女の子たちの中に男の子がいたことがあって。パパからは男の子の友達と一緒に遊ぶのはダメって言われているので、言えませんでした(笑)。

「私、この家に生まれてきてよかったのかな」

――お父さんとして俳優として、藤岡弘、さんは3人から見るとどんな人ですか。

天音ちゃん 藤岡弘、が私のパパでよかったなと最近すごく思うようになりました。昔はパパと一緒に歩くこともできなかったし、学校行事にも来てくれなくて、寂しく感じる時もありました。でも、大きくなってくるとパパのスゴさがわかるようになってきて、それからは誇りに思うようになりました。

舞衣ちゃん 私は、パパが有名な人だってわかったとき、自分に自信がなくて、この家の子供に生まれてきてよかったのかなって思ったことがあります。でもそれをパパに話したら「逆に違う人が生まれてきたら、俺はこんなに君たちみたいに真っすぐ育てられていないと思う」って言ってくれました。

真威人くん 2人はそう思ってたんだ……。僕は小さい頃、芸能の仕事がスゴイことだと思っていなかったので、そんなことを考えたことなかったな。でも最近、撮影現場に連れて行ってもらったら、スタッフさんや共演者の方からお父さんがすごく尊敬されていたんですね。その姿を見て、藤岡弘、ってスゴイ人なんだと思いました。それからお父さんの作品を見るようになりました。

――真威人くんは芸能の仕事にも興味があるんですよね。

真威人くん はい。将来、自分が何をやりたいのか迷っていたのですが、そんな時にちょうどテレビの出演オファーが来たんです。それで選択肢の一つとして芸能活動にも興味が出てきました。

 お父さんは僕の意志を大切にしてくれて、「やるなら俺がサポートするから」とも言ってくれているので心強いです。元々は音楽が好きで子供の頃からピアノをしていて、最近はギターも始めました。菅田将暉さんのような、いろいろできる俳優さんが憧れです。

天音ちゃん 私もパパから影響を受けているところがあると思います。小さい頃から何度もパパが宝塚歌劇団の舞台を観せてくれたのですが、華やかなステージに感動して。舞台がすごく好きになりました。バレエとピアノを幼稚園の頃から習っているんですけど、パパからもっと芸能界について教えてもらって、自分で表現することをもっと磨いていけるといいなと思っています。

舞衣ちゃん 幼稚園の頃は「FUJIOKAレストラン」を作るのが将来の夢でした。パパのお母さん(祖母)が料亭をしていたと聞いて、私も料理人になってお客さんに栄養たっぷりの料理を食べてほしいと思ってました。小学生になってからはモデルのお仕事をさせていただくようになって、今はいつかパパのように芸能活動と武道家を両立してやっていきたいなと思っています。

真威人くん 僕たち3人にとって、お父さんは憧れで、目標でもあります。といってもオヤジギャグが多くて、一回ハマるとずっと言い続けてくるときがあるので、お茶目なところもあるんですよ(笑)。

――憧れのお父さんと似ているところはありますか?

真威人くん 眉毛! 友達に眉毛太いっていじられるんですよ。自分でも困っています。

舞衣ちゃん 私も眉毛!

天音ちゃん うーん、私は顔や手足、体の全身のバランスかな。

兄妹が愛するパパ・藤岡弘、が取材現場に登場!

 兄妹たちの口ぶりからは、愛情あふれる家庭が垣間見えた。まだまだ話は尽きなかったが、終了時刻になったので片づけをしていると、後ろから重低音のダンディな声が聞こえた。

「今日は子供たちが大変お世話になりました。(子供を見て)みんな、ちょっと緊張しているんじゃないか」

 取材後、予定していなかった父・藤岡弘、本人が登場。愛する子供たちを公開することを決めた心境を語ってくれた。

藤岡弘、 昨年、令和という新しい時代の夜明けがやってきました。しかし世界にはたくさんの試練が広がっていて、日本の真価も問われ、正念場でもあります。私は日本の未来の子供たちのことが心配で憂えています。子供は人類にとって宝です。今こそ日本を背負っていく子供たちにメッセージを送らなければいけない。それで子供たちとともに公の場に出ることを決意しました。

 私のファンは親子そろって応援してくれる方が多く、まずは自分の子供たちが見本となっていかなければいけないと考え、真剣に大事に育ててきました。家族の絆を大切に、子供たちにはしっかりと武道教育をしています。この子たちはまだまだ幼いですが、私の心臓が止まるまでは、しっかりと見守りながら、大切なことを伝えていこうと思っています。

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)

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