「『結婚生活は我慢』って考えは私にはありません」再々婚・上原さくらが語った結婚観――2020上半期BEST5

文春オンライン / 2020年8月9日 17時0分

写真

ブログで結婚を報告したタレントの上原さくら ©︎文藝春秋

2020年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。インタビュー部門の第2位は、こちら!(初公開日 2020年2月4日)。

*  *  *

〈今年のクリスマスは家族と一緒に過ごします 実は先日結婚したので(相手の方は一般の方です。私も一般の人間ですが。)夫と過ごすクリスマス〉

 タレントの上原さくら(42)がブログで結婚を報告したのは昨年12月15日。突然の発表は話題になり、上原の名はその日のトレンドワードにもなった。

 上原は17歳で『ホリプロタレントスカウトキャラバン』にてグランプリを獲得し、1994年に芸能界デビュー。バラエティ番組のほか、女優としてドラマ「ナースのお仕事2」(フジテレビ系)や大河ドラマ「利家とまつ」(NHK)などに出演。20代は華やかなタレント生活をおくった。

 しかし、私生活は波乱続きだった。2003年にアパレルメーカー社長と結婚して09年に離婚、11年に建築関連会社社長と再婚し13年に離婚している。さらに30代でうつ病を患い、入院する経験もした。事実上芸能界を引退した後は、38歳で東海大学文学部に進学したことも話題となった。

「週刊文春デジタル」では120分に渡って、上原に独占インタビュー。40代で再び幸せを手にした胸の内を聞いた。

(前後編の前編/ 後編 へ続く)

◆ ◆ ◆

ブログで結婚を公表したわけ

――ご結婚おめでとうございます。なぜブログで突然、結婚を告白したのですか?

上原 インタビューを受けると誤解されるかもしれないので先にいうと、私は表にでたい訳じゃないんです。今も芸能事務所に所属していますけど、お仕事としてはテレビとかじゃなくて、昔から好きだった書くこと、例えばエッセイとかそういう仕事をひっそり続けたかったんですよ。

 その大事にしているブログを読んでくれている人に、結婚していることを隠しているのがとっても不自然で、卑怯な感じがしていました。ブログにも「1人で気楽そうですね」などとコメントをいただいていたので、「実は夫と過ごしてますよ」ってさらっと返すような気持ちで、結婚の報告をしたんです。

――今度の結婚相手はどんな方ですか?

上原 本当に一般の方なんです。普通に電車に乗って通勤するようなお仕事ですから、夫が誰かは言いたくない。私みたいに何度も結婚していることは、一般的なイメージとしてあまり良くないのはわかっています。だから夫や、夫のご両親に迷惑をかけたくないんです。

 今回のブログでの報告も、夫とは「最小限の結婚している事にだけ触れる」という約束でした。「細かいことは絶対何も言いません。夫がいるという事だけ触れていいですか?」って話したら、一応納得してくれて……。でも、夫から「気を遣ってほしい」とも言われてしまい、「わかりました、ご迷惑をおかけしてすみません」って、私から先に謝ってもいるんです。

 たとえ私が最小限に書いたとしても、ネットでは「何度も結婚している私と結婚するなんて変だ」とか叩かれるかもしれない。夫には「そこはごめんなさい」って……。

「お金持ちと結婚して楽したい」というタイプではない

――やはり、お相手は社長などのお金持ちの方なのですか?

上原 ネットで、「また社長では?」って言われてましたよね。でも私が結婚していた相手って、公に出ているのは2人。でも、私もう42歳なんで、お付き合いした人は、もっといるわけじゃないですか。その人たちがみんな社長というわけではありません。公になった2回の結婚のイメージで私が「お金が好き」って思われちゃったのかもしれないですけれど、とても居心地悪いです。

――上原さんは相手の男性には、お金は求めない?

上原 私は、相手の男性にお金が無ければ自分が働けばいい、っていうタイプ。みなさんが思うような「お金持ちと結婚して楽したい」というタイプではないです。もちろんお金は大事ですし、お金が嫌いって人はいない。でも、極端な話、お金があってもDVする男性の機嫌とって我慢することなんてできないですよ。年に400万~500万とか、本当にそのくらいの収入でも全然構いません。

 贅沢したい気持ちはないし、足りなければ私も働こうと思います。なんでそんなに「お金大好き」みたいなイメージを持たれたのか……。私が物凄い貧乏に育ったから、お金に執着してるって書かれていることが多い。確かに子どもの頃は裕福ではないですけど、小学校の頃は普通にピアノを習ったり、塾に行ったりするくらいの生活はしていました。

--ご主人との馴れ初めは? どれくらい前から交際されてたんですか?

上原 もともと、大学に通っていた頃からの友人です。結婚を前提に付き合いましょうとなったのは、結婚する半年くらい前からですね。読書とか共通の趣味が多くて、交際しているときに『マチネの終わりに』を買ってお互いに交換して読んで、その後、映画を見に行くとかそんな感じの生活をしています。

「さくらじゃなきゃ嫌だ」

――プロポーズはどんな言葉だったのですか?

上原 えー、これは内緒でいいんじゃないですか? 誰にも言いたくないです。恥ずかしい。汗かいちゃいました(笑)。ただ、プロポーズの言葉に「私でほんとにいいの?」って返したら、夫がロマンチックなこと言ったんです、「さくらじゃなきゃ嫌だ」みたいな……(笑)。

「よく何度も結婚するよね」って言われます。それについては、まあ、普通に好きな人ができますからね……。私の中には「私なんかと結婚してもいいと思う人なんていない」っていうネガティブな気持ちがあるんですよ。

 そんな中で、結婚前提に付き合って欲しいとか言われたら、「ええ、いいの? 私なんかでいいの?」って気持ちになる。今の夫は、それに応えてくれた。「もういないんじゃないか」っていう気持ちが強くなって、「本当にいいの?」って感じで結婚したんです。

――上原さんのご家族は結婚に何といわれましたか?

上原 もう呆れ返っている母は、私の人生について、なんていうのかな……自分の理解の範疇を超えているみたいです。だから「好きに、幸せにやってください」という感じです。結婚も「何度でも、好きにすれば」みたいに呆れちゃっていますが、夫と会ったときは、「(娘と結婚して)本当にいいんですか?」と話していました。

――結婚後、披露宴はされたんですか?

上原 披露宴はしていないです。ドレス何回着るんだって話になりますよね(笑)。写真はいつか撮りたいと思っていますけど、私みたいに何回も結婚する人って、多分すごい段取りが良くなるんですよ(笑)。きっと指輪選びから、ドレス選びも、もう新鮮味がない。どこで撮ればいいとか、どこが安いとか……もうそういうのは嫌だと思って。わからないですよね、何回もやらないと……。

結婚生活は我慢っていう結婚観はない

――12月の結婚は3度目と報じられていましたが、その後、「実は、今回の結婚は4回目だった」という報道もありました。実際のところ、今回の結婚は何度目なのですか?

上原 5度目かもしれないですよ(笑)。たぶん、ほとんどの皆さんが結婚は1回だけだから、「1回が大事」みたいに考えると思う。でも、1回離婚すると、やっぱり嫌な相手と無理している必要がない、って思うんですね。「じゃあ結婚をしなきゃいいじゃん」「事実婚でいいじゃん」って声もあるんですけど、「結婚してくれる?」って言われたら、なんか嬉しい感じがするんですよ。

 もちろん結婚しないって言うんだったら、結婚しなくてもいいんです。お付き合いするだけでも。私が本音で思っているのは、ずっと一緒にいたいということです。

 ただ、離婚って私だけの気持ちだけで決められることじゃないので。もしかしたら相手に「離婚したい」って言われる可能性も全然あるので。「買い物に行って『あ、買っちゃった』みたいな感じで結婚してるんでしょ」って、私をディスったりする人もいる。でも私自身は、「一生好きです」って思って結婚するんです。「独占してください」って気持ちです。でも何か違くなっちゃうんですね、お互いに。

――それは我慢が足りないのでは。

上原 我慢……、結婚生活は我慢だって言う人いるんですよ。わりと昔の人が多くて。私が離婚する時も、「我慢できない人だよね」って。結婚生活は我慢っていう結婚観は私にはないです。

 我慢って……だって我慢って「辛い」とセットじゃないですか。この先、辛く生きるんですか? その方がよっぽど結婚に失礼じゃないですか? 私だって我慢できるけど、私は結婚生活を辛いものとか我慢するものとかじゃなく、幸せなもの、幸せで楽しいものにしたい。

 なので、幸せより「我慢」や「辛い」の方が大きくなってきたら続ける必要はないような気がします。好きという気持ちなら、「好き」が「我慢」よりもちょっとでも大きく残っているなら、いいと思います。

「絶対離婚しない」って相手に言いたくない

――日々の生活や子育てなどがある現実の結婚は、「好き」「嫌い」だけでは成り立たないのではないですか。

上原 確かにお子さんがいたり、子育てで仕事を離れていたり、旦那さんの稼ぎが極端に少ない方からしたら、私の言い方ってすごく子供のいない人の脳天気な気持ちに聞こえると思うんです。仮に自分に5歳とかの子供がいて、旦那さんの稼ぎで暮らし、仕事を休んでしまっていたなら、その時には忍耐という感情が生まれるのかもしれませんし、今だって私の考えだけが正しいとは思わないです。

――今回の結婚生活は長く続きそうですか?

上原 今、嬉しくて幸せですけど、夫には「私のことが絶対変わらないくらい嫌になったら、別れたいと言ってほしい」と話しています。私は無理に「絶対離婚しない」「死んでも離婚しない」って相手に言いたくない。何回も離婚しているから、そのときは「いいよ」って。もうそっちの方がお互い幸せだと思う。夫は「はあ?」っていう感じでしたけど(笑)。

 結婚する時は離婚することを考えてないけど、人の気持ちって分からない。終わるときってもう手遅れなんですよね。頼み込んでも相手が嫌だって言ったらおしまいですから。

後編 に続く

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング