W杯出場決定もご機嫌ナナメ? ハリルホジッチ監督とメディアの“冷戦”

文春オンライン / 2017年9月10日 11時0分

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“勝負師”としての評価は高い ©共同通信社

「私を批判する方々にとっては残念かもしれませんが、ここ(日本)で仕事を続けます」

 サッカー日本代表が6大会連続となるロシアW杯出場を決めた翌9月1日、記者会見に臨んだヴァイッド・ハリルホジッチ監督(65)の“続投宣言”は、異様だった。

「前日のオーストラリア戦では、不動の中心選手だった本田圭佑、香川真司らを外して、井手口陽介や浅野拓磨ら若手を抜擢。この大バクチで完勝したのに、何を怒っているのか、一瞬わかりませんでした」(スポーツ紙記者)

 いったい何があったのか?

「実は監督は前日の試合直後の会見を、“プライベートに大きな問題”があったとして、早々に切り上げていた。そのため、家族の病気による辞任示唆か、との憶測も流れましたが、この日の会見で、『昨日の発言は、私を批判していた方々に向けてのもの』と説明があった」(同前)

“批判”とは、日刊スポーツがオーストラリア戦前に〈ハリル監督ドロー以下で解任へ〉と報じたことを指しているという。

「監督は他のチームからも監督就任のオファーがあったことを明かすなど、“別に去ってもいいんだよ”というけん制にも聞こえました。グループ首位なのに批判されたことが我慢ならなかったようですが、直情タイプのハリル監督はアルジェリア代表監督時代もメディアと対立しています」(サッカーライター)

 日本でも就任直後にこんなことがあったという。

「日本では練習や試合後に記者が選手たちに取材できるミックスゾーンが設定されていますが、欧州にはありません。選手が取材を受けている間、待たされたハリル監督は、“私のスケジュールは分刻みだ”と言って、これを撤廃しようとして、メディアとモメました」(同前)

 結局、取材を受ける選手の数を絞ることで落ち着いたというが、最近では会見で質問する記者も少ないという。

「なにしろ、こちらの質問に対する答えが長いんですよ(苦笑)。1日の会見も65分間で受けた質問はたった3つ。監督の喋りたいことを喋らせるしかないと、周囲も諦めムードです」(同前)

「批判はモチベーションになる」とも語っているハリル監督。W杯本番に向けて、その言葉を信じたいところだ。

(「週刊文春」編集部)

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