「結婚するなら隆ちゃんがいい」神木隆之介が“美形陰キャ俳優”を虜にするワケ

文春オンライン / 2020年10月9日 17時0分

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 2歳のデビューから今年で芸歴25周年、9月25日にはアニバーサリーブック「おもて神木/うら神木」(アミューズ)が発売された神木隆之介(27)。人生のほぼすべてを芸能人として過ごし、俳優として幼少期より数々の賞を受賞してきたほか、ジブリ作品や細田守作品、新海誠作品などでの声優としても活躍している。

 そうした本業における能力の高さもさることながら、彼を語るときに欠かせない要素がある。それはライバルともいえる他の若手俳優から向けられる“熱烈な愛”だ。

 俳優をインタビューする際、事前に様々な下調べをするが、そのときに、かなりの頻度で出てくるのが「交友関係 神木隆之介」という情報なのだ。若手イケメン俳優界隈では、「すべての道は神木に通ず」というくらい、神木の名前が登場する。なかでも並々ならぬ情熱を感じさせるのが、「芸能界の友達が少ない」と自称する“美形陰キャ俳優”たちだ。

吉沢亮「(神木は)完全に人たらしですよね」

 象徴的なのは神木と同事務所で、事務所主催トークライブイベント「通称“ハンサム”」で共演したことから仲良くなったという吉沢亮。“国宝級イケメン”ともいわれる吉沢だが、「基本、根暗です。一人でいるのが好きなんで。あまり人と一緒にいるのが好きじゃないんです」(「anan」2018年4月29日)という陰気なキャラクター、いわゆる“陰キャ”だ。しかし神木は“特別”なようだ。印象的だったのは、2019年10月25日に「ZIP!」(日本テレビ系)に神木とともにVTR出演したときのこんなコメントだ。

「(神木は)完全に人たらしですよね。僕はこういう世界(芸能界)の中では、たぶん神木が一番仲良いのかなって思ってるんですけど、僕以外に『神木が一番の親友です』って思ってる人、いっぱいいるんですよ。ちょっとイヤですよね、なんかね。神木さんはどうなんだよ!っていう。誰が一番好きなんだよ!っていうのがね。白黒はっきりさせてほしいなと思います」

 突然始まった謎の公開告白に対し、神木はうろたえることもなく、こう答えていた。

「ナンバーワンを決めようとするとダメだ。オンリーワンだからな!」

 論点をズラしつつも、相手を傷つけず、気持ちよくさせる。まるで指名数トップのキャバ嬢のような慣れたあしらいである。吉沢はまんざらでもない表情でニコニコと笑っていた。

本郷奏多「僕、神木君大好きですからねー」

 現在、大河ドラマ「麒麟がくる」で若き関白・近衛前久を演じている本郷奏多も、ドラマ「あいくるしい」(TBS系・2005年)で神木と共演して以来、交友が続いているようだ。

 しかし、本郷も「今回のドラマ、僕は主演という形でやらせてもらっているんですけど、気づいたら、どうやら僕以外の全員でグループLINEができていて。ありますか? そんなこと」(「櫻井・有吉THE夜会」TBS系・2017年6月1日)と明かすなど、“友達少ないキャラ”で有名でもある。神木とは同じく子役出身である上、「顔が似ている」と言われることもあるが、そこで本郷が燃やすのは嫉妬心ではない。

 2015年6月に行われた一橋大学でのトークショーに本郷が登壇した際には「僕、神木君大好きですからねー。愛してやまない存在です。毎日LINEしていますし、もうなんか日常の一部ってゆうか」などとコメント。観客は突然の公開告白にザワザワしていた。

 2019年7月5日放送の「A-Studio」(TBS系)に出演した際には、神木について「唯一の俳優やってるお友達」「彼以上にいいヤツっていうのは、人生で出会ったことがない」と語っている。さらに神木本人から、飲み会で酔って甘えて「結婚するなら隆ちゃんがいい」と言っていたことを暴露されていた。

超絶人見知り・山田涼介 ジャニーズ以外の友人は神木くらい

 Hey!Say!JUMP山田涼介は、中学時代に神木とドラマ「探偵学園Q」(日本テレビ系・2007年)で共演し、後に同じ高校に進学してクラスメートとして仲を深めている。高校時代から仲が良く、「学内で神木が山田をハニーと呼んでいた」というエピソードなどが、テレビ番組などで何度か互いの口から語られている。

 2020年3月放送の「成功の遺伝史」(日本テレビ系)では、山田が小学生のときに神木と共演した際、「同い年の子でここまでできるんだったら、自分も頑張っていればここの域に達することができるんじゃないか」と、自分を奮い立たせるきっかけになったことを語っている。

 実は山田はHey!Say!JUMP大好き&超絶人見知りで、グループのメンバー以外にプライベートで遊ぶのは、ゲーム仲間の嵐・二宮和也やKing&Prince永瀬廉などごくわずか。ジャニーズ事務所以外で、山田が何度も名前を挙げる同世代の友人は神木くらいなのだ。

神木の性格を作っている母が伝える“家訓”

 それにしても、なぜ神木がこうも人付き合いが難しそうな“美形陰キャ俳優”でさえ虜にしてしまうのか。

 神木は「新R25」(2019年2月14日)のインタビューで、自分の性格を作っているものとして“家訓”をあげている。幼い頃から母親に「性格のかわいい人でありなさい」「真逆の意見も一度は受け入れなさい」「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言い含められてきたという。

 実際、これまで何度かインタビューする機会があったが、いつでも礼儀正しく、聞き手を真っすぐ見て笑顔で答える彼の姿は、謙虚で、真面目で、爽やかそのもの。昨年、ドラマ「集団左遷!!」(TBS系)で先輩・後輩を演じた神木と井之脇海にインタビューをしたときには、井之脇がこんなエピソードを語ってくれた。神木と井之脇は子役出身俳優の先輩・後輩として、中学時代からの交友関係がある。

「中学のときからずっとすごくフレンドリーで、楽しい人で。今もやっぱり現場ではムードメーカーなんですが、先輩方と話しているときなどに、さりげない気配りができるんです。しかも、その気配りが『気を遣っている』という感じじゃなく、天性のものというか」(「CLUSTER」2019年5月発売)

 このインタビュー時にも、神木は“先輩”らしく、物静かな井之脇に「〇〇だよね?」などと話題を振っては、「えっ、そうなの!? 知らなかった~」などと豊かな表情でリアクションし、場を和ませていた。人当たりが良く、落ち着いていて、貫禄もあり、頭の回転も速い。テレビで見る神木は柔らかくてフェミニンな印象を受けるが、実際に会うとどこか“デキるビジネスパーソン”のような印象もあった。

 2019年7月、「るろうに剣心」や「バクマン。」などの映画で共演した同じアミューズ所属の佐藤健と共に「サマージャンボ宝くじ発売記念イベント」に登壇したときも、神木の“かわいい性格”が炸裂していた。

 7億円が当たったらお互いに何をプレゼントするかという質問に対し、佐藤はかねてから神木が欲しがっていたという「プラネタリウム」をあげていた。しかし、神木の答えはレベルが違った。

「マンション。部屋のチョイスも僕がして、合いかぎももらう。そこまでがワンセットです」

 この答えに会場は大いに沸き、佐藤も少し恥ずかしそうに笑っていた。

 俳優は孤独な職業であると言われる。とりわけ確固たる世界を持ち、ストイックに芸を磨いていく“美形陰キャ俳優”にとって、素直に好意を表現してくれる神木は貴重な「親友」なのだ。

 子ども時代の愛らしい面影も残しつつ、同業者の誰もが認める演技力とキャリアを持ち、謙虚で、素直で、人当たりが良く、人との距離が近い神木隆之介。今後、芸能界でますます存在感を増していくだろう。

(田幸 和歌子/Webオリジナル(特集班))

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