シンガポールの国名に由来する動物とは?

文春オンライン / 2020年10月14日 6時0分

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地名とは、道路のかたわらに立つ単なる標識ではない。何千年にもわたる人間の歴史が、そこに刻み込まれているのだ。
その一端を、 『カラー新版 地名の世界地図』 (文春新書)より紹介しよう。

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■問題
シンガポールという国名は、マラッカ王国の王がある動物を見たことに由来すると言われています。さて、その動物とは何でしょうか?

(1)ライオン
(2)トラ
(3)人魚
(4)竜

シンガポールの国名に由来する動物とは?

 正解は「ライオン」でした。

 マレー半島の南端にマラッカ王国を起こしたバラメスワラが、ライオンに似た動物を見たことから「シンガプラ」(獅子の町)と名付けたとされています。これはおそらく、新しい町に名前をつける際、縁起の良い動物を選んで、後から伝承を作ったのでしょう。

 ちなみに、観光名所となっているマーライオン像は、そのときのライオンを模しているとのことです。

 その後、イギリス人がこの地域で勢力を伸ばすなか、1819年にイギリス人のトーマス・ラッフルズがシンガプラを買い取って、シンガポールとしました。そして、イギリスの東インド会社がマレー半島を支配下におき、1867年にはイギリス直轄の「海峡植民地」となりました。

 コロニアル様式で有名なラッフルズ・ホテルは、シンガポールの創設者であるトーマスに由来します。

(21世紀研究会/文春新書)

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