秋篠宮と親交の深いジャーナリストが語った「眞子さまと佳子さま、ご結婚の順番問題」と立ちはだかる「5つの“壁”」

文春オンライン / 2020年10月24日 6時0分

写真

仲睦まじく自撮りをする眞子さまと佳子さま 宮内庁提供

 10月23日、秋篠宮家の長女・眞子さまは29歳のお誕生日を迎えられた。

「誕生日に際して公表された写真には驚きました。妹の佳子さま(25)と2人で、若者に人気の“チェキ”と呼ばれるインスタントカメラで自撮りするという珍しいシーンが写されていたからです。とても無邪気な表情をされていて、記者の間でも話題になっていました」(宮内庁担当記者)

刻々と迫る“タイムリミット”

 写真では笑顔をお見せになった眞子さまだが、小室圭さんとのご結婚については未だ先行きが見通せない状態が続いている。そんな中で、タイムリミットだけは刻々と迫ってきているのだ。2018年2月、眞子さまご自身が発表された文書にはこう綴られていた。

《これから執り行われる皇室にとって重要な一連のお儀式が滞りなく終了した後の再来年に延期し、充分な時間をとって必要な準備を行うのが適切であるとの判断に至りました》

 再来年とは今年のことである。そして、お代替わりの一連の儀式は、コロナ禍で11月8日に延期された秋篠宮さまの「立皇嗣の礼」などで一段落する(立皇嗣の礼に伴う伊勢神宮参拝は延期された)。秋篠宮家を支える事務方トップである加地隆治皇嗣職大夫も、「何らかの結婚に関するお気持ちの発表はあろうかと思う」と語っている。

 秋篠宮家関係者が解説する。

「眞子さまの結婚へのご意思は変わっていないようです。一方、今回の結婚には賛成していない秋篠宮さまご夫妻もいまだお許しになったわけではない。時間だけが過ぎていく中で、眞子さまが越えなければいけないいくつもの“壁”が、目前に迫っています」

 眞子さまと小室圭さんのご結婚に立ちはだかる“壁”とは何なのか。改めて、現状を取材した。


【1】借金問題という“壁”――トラブルは解決されたのか?

 2人の近況について、前出の宮内庁担当記者が語る。

「第1の“壁”は母・小室佳代さんの借金問題でしょう。これがそもそもの発端です。佳代さんが元婚約者の男性から借りた小室さんの大学授業料や留学費用など計400万円がいまだ返済されていないわけですが、この借金問題にそろそろ“時効”が訪れる。小室家側は『贈与されたのであって借金ではない』という姿勢を崩していませんが、“時効”などという解決の仕方で、はたして国民の納得が得られるとお二人は考えているのでしょうか」

 小室家に最初にお金が振り込まれたのは2010年11月。小室圭さんの大学の入学金だったという。まもなくこの振り込みから10年が経過することから、「借金が時効を迎え、結婚が前進するのでは」との報道もある。

 溝の口法律事務所の田畑淳弁護士が解説する。

「10年前なら改正前の民法が適用されますから、確かに個人の間のお金の貸し借りの時効は10年です。時効を援用されると強制的に取り立てることが出来なくなります。ただ、この時効期間はお金の受け渡し日時から単純計算されるわけではありません。双方で『この日までに返却する』と決めた返済期限の日から計算されるのです。佳代さんと男性の間でどんなやり取りがあったかは分かりませんが、『借金ではなく贈与』と認識していたなら期限以前に返済自体についての合意がありませんし、期限を曖昧にしていた可能性もあります。少なくとも11月にすぐ時効を迎えると断定できるわけではありません」

 そもそも時効が成立したとしても、それでは借金を“踏み倒した”ことになってしまう。眞子さまの婚約延期が決定した後、秋篠宮さまは会見で次のように述べている。

「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、 私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」

「この言葉の意味は重い」と語るのは前出の秋篠宮家関係者だ。

「金銭をめぐる価値観」が重要なポイント

「『多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況』というのは非常にハードルが高い条件です。小室家の借金問題の根本は、借金そのものより、秋篠宮殿下や紀子さまがご存じなかったことが次々と報道で明るみに出た上に、その後もしっかりとした説明もできていないことに対する不信感です。

 一部では『母親の借金問題だから当人には関係ない』という論調もあるようですが、そもそも息子の学費にあてるお金をめぐるトラブルです。家族を分断するかたちで『母親の借金なので私は無関係』と小室さんが主張するならば、それはそれで国民からの祝福は受けられないでしょう。

 小室さんが毎月アメリカから殿下に手紙を書いて近況を報告しているとの報道もありましたが、私は聞いたことがありません。むしろ両殿下は小室さんに対し、いまだに疑念を抱いていらっしゃると思います。このお気持ちは国際弁護士という肩書きを得ようが、一定の年収を得ようが、納得いく説明が果たされなければ疑念は晴れないでしょう。まずは両殿下が納得するかたちで借金問題を解決しなければ、その先は無いと言っても過言ではありません」

 秋篠宮家周辺では、2人の生活力についても大いに危惧されている。

「小室さんは現在も、国際弁護士の資格を取得するため米フォーダム大学のロースクールに留学中ですが、来年5月には卒業を迎える予定です。資格取得のためには現地での実務経験が必要。そのため、帰国は最短でも2022年になるとみられています。現在でも、眞子さまとはオンライン通話やメールなどでしっかり連絡を取り合っているそうですが、順調に“リモート交際”を続け、仮にこのまま籍を入れたとして、実際にどのように収入を得てどこでどのように生活をなさるのか、まったく見えてこないのです」(同前)

 一般的な結婚においても、金銭をめぐる価値観というのは非常に重要なポイントと言える。それが国民の税金で成り立つ皇室が関わる結婚であれば、小室家の金銭感覚は重大な国民的関心事だろう。秋篠宮さまの「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況」というのは、そうした皇室の結婚をめぐる深い事情を熟慮された上での、お言葉だったのではないか。

【2】自由恋愛という“壁”――皇族の結婚は当人の自由なのか?

「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」

 昨年3月、大学卒業時に発表した文書でこのように回答したのは、佳子さまだ。

 自由恋愛が当たり前の世の中でも、皇族のご結婚となるとさまざまな制約が生じてくる。実際、紀子さまは今年9月、誕生日の文書で、「長女の気持ちをできる限り尊重したいと思っております」と述べられた。

 この“できる限り”という表現に、特にお気持ちが込められていると語るのは、元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司氏だ。

「このお言葉から、本人の意思は尊重してあげたいけど、一方で許容範囲はある、というお考えがうかがえます。小室さんへの不信感を今も変わらずお持ちになっているように感じます」

 そもそも女性皇族の結婚には、どんな手続きが必要なのか。

「男性皇族の結婚は、ご本人の意思を踏まえたうえですが、皇室典範で定められているように皇室会議の議を経なければなりません。しかし、女性皇族についてはその規定がありません。女性皇族の結婚は私的なことであり、法的には一般の国民と同様に本人の意思だけで可能です。

 女性皇族が結婚により皇籍を離脱される場合、国から一時金が支給されますが、その額を決めるために内閣総理大臣や衆議院議長など8名で構成される皇室経済会議が開かれます。一時金は国庫、つまり税金から支払われる以上、会議のメンバーが国民感情を意識するのは当然です」(同前)

「小室さんは皇族に対する感覚が独特」

 さらにお代替わりによって、“ある手続き”が改めて必要になるかもしれないという。

「天皇が結婚を認めたことを示す『裁可』です。裁可は天皇家の決め事で法的根拠があるわけではありませんが、2017年の婚約内定発表は、そのときの天皇であった上皇陛下の裁可を得た後に行っています。御代替わりがあったことで、現在の天皇陛下の裁可が必要になる可能性もあります」(同前)

 上皇后・美智子さまは皇室に入られた際に、「民間から私を受け入れた皇室と、その長い歴史に、傷をつけてはならないという重い責任感」を感じたと、70歳のお誕生日に明かされている。さらに、民間出身として「庶民の歴史に傷を残してはならない」という思いがおありだったという。

 小室さんは皇室に入るわけではないが、それでも皇室に対する意識に疑問を感じるとの声もある。

「小室さんは皇族に対する感覚が独特。婚約の一報の直後にも、眞子さまとの電話のやりとりを報道陣に明かしてしまったような“軽さ”があるのです。その分、眞子さまにとっては皇族の女性というより一人の女性として接してくれるように感じて、新鮮だったのかも知れませんが、美智子さまがお持ちだったような思いが共有できるのか心配になってしまいます」(皇室ジャーナリスト)

【3】新型コロナの“壁”――世界的危機下でも慶事発表?

 新型コロナウイルスの感染拡大も、2人の結婚の前に立ちはだかる“壁”になっている。

 眞子さまはコロナ禍でもオンラインでのご公務に取り組まれ、ご家族や宮家の職員とともに手作りした防護服を病院に寄付されるなど積極的に活動されてきた。

 この夏、オンラインで行われたご公務で眞子さまに接することができたある関係者は、ご様子を次のように語る。

「オンラインでお目にかかるのは初めてだったので不安もありましたが、普段のメディアが同席するご公務とは違い、カメラに囲まれることもないので、とてもリラックスされた雰囲気でした。秋篠宮さまご夫妻、佳子さまもご一緒でしたが、眞子さまは終始にこやかで、冗談も交えながらのあっという間の時間でした」

 また、オンラインでのご公務ならではの“リクエスト”もあったという。

「第三者の映り込みや覗き見を避けるためなのでしょうか、後方に窓がない画面配置となるよう宮内庁からご要望がありました。秋篠宮殿下と紀子さま、そして眞子さまと佳子さまの2人組で別画面に収まっておられました。三密を避けるために、別々のお部屋からだったのでしょう」(同前)

「国民とともに歩む」姿勢との兼ね合い

 その後、眞子さまは9月16日に行われたご自身が総裁をつとめる日本工芸会展の授賞式に出席されるなど、徐々にご公務は通常の形に戻りつつある。しかし、小室さんとの婚約のスケジュールには「コロナの影響が避けられない」というのが、前出の宮内庁担当記者の見方だ。

「いまの皇室は『国民とともに歩む』という姿勢が最も重要なメッセージになっている。その思いは上皇上皇后両陛下がとりわけ強くお持ちで、ずっと大事にされてきました。平成3年に、雲仙普賢岳のお見舞いにいかれた際には、批判もあがった中で、避難所で両陛下は床に膝をついて見舞いを続けられた。こうした被災地慰問は今となっては当たり前になりましたが、それもお二人のお考えが広く浸透した結果と言える。

 その延長で考えると、これまでも国や国民が苦難の状況にある時には、私的な発表は避ける傾向にあった。新型コロナウイルスにより命を落とした方や経済的に苦しい人々が多い現状では、プライベートの慶事であるご婚約を発表するわけにはいかないのではないでしょうか」

 小室さんが受験する予定だった来年7月の米司法試験も延期されることが決定したという。今後も、コロナ禍の影響は先が見通せないのだ。

【4】女性宮家という“壁”――“小室圭殿下”の可能性が複雑化させる

 眞子さまの婚約延期が長期化したことで、女性宮家問題との関係も複雑になってきている。

 皇族の減少に伴うご公務の負担軽減や、安定的な皇統維持の問題は待ったなしの状態。菅義偉政権は「立皇嗣の礼」が終わるのを待って、この問題の議論に入る方針だ。そこで議論されることが予想されるのが、女性宮家問題。 「週刊文春デジタル」が2019年に行ったアンケート では「『女性宮家』を認めるべき」と答えたのは全体の4.5%にとどまった。

 このアンケート結果にも大きく影響したとみられるのが、小室さんの存在だ。

 現行の皇室典範では、女性皇族は一般男性と結婚すると皇籍を離れなければならない。だが、もし、眞子さまが小室圭さんと女性宮家創設の上で結婚された場合、眞子さまは皇室に残られ、結婚相手である小室さんには「皇配殿下」などの呼称で皇室入りするという可能性があるのだ。その際、小室という姓はなくなり、「圭殿下」などと呼ばれる可能性があるという。

「“圭殿下”が誕生するとなると国民の反発は必至。こうした選択肢が国民にリアルに見えてきたことで、たとえ女性皇族の結婚であっても、宮家創設など将来的なことを考えて、結婚相手が皇族の相手として本当にふさわしいのかどうか、より見定めなくてはいけないのでは、という気運は高まるでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

皇位継承の観点からも注目せざるを得ない問題

 本格的な議論に入る前に、既に政界では動きが出始めている。女性宮家創設に反対する自民党の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護る会」が10月13日、首相官邸を訪れて、菅総理大臣と会談。男系による皇位継承を堅持すべきだとして、旧宮家の男子が皇族に復帰できるようにすべきとの提言書を手渡している。

 眞子さまの結婚問題と皇位継承はどのように関係するのだろうか。同会幹事長を務める山田宏参議院議員が語る。

「ご結婚はご両人が望んで幸せになりたいということであり、慶事です。ただ女性宮家創設については、2000年以上例外なく続く男系(父系)による皇位継承が途絶えることにつながる可能性があり反対です。

 女性宮家創設で、内親王殿下がご結婚され、お子様が生まれた場合、そのお子様の皇位継承の問題が必ず生じます。仮に眞子さまのお相手が民間の方で、お子様が皇位を継承された場合、これまで父方をたどると必ず初代神武天皇につながってきた天皇の血筋が途絶えることになります。つまり、別王朝になってしまうので、女性宮家創設には慎重なのです」

 お二人のご決断は、皇位継承の観点からも注目せざるを得ない問題なのだ。

【5】佳子さまという“壁”――妹の結婚は「姉待ち」になるのか?

 ご結婚問題に翻弄される眞子さまを、一番お近くで見守り、味方をされているのが妹の佳子さまだろう。

 前出のオンライン公務で眞子さまに接した関係者は、佳子さまにもお目にかかったという。姉妹の仲睦まじい様子を明かす。

「眞子さまと佳子さまは、通常のご公務でお召しになられているようなスーツスタイルとは違うカジュアルなワンピースをお召しになっておられました。お二人は時折お顔を見合わせるようにしていて、本当に仲の良い姉妹なんだなと感じました」

 その佳子さまも12月29日に26歳のお誕生日を迎えられる。すでにご結婚のお話が出てもおかしくないご年齢だ。その際、姉である眞子さまのご結婚時期との前後関係を気遣われる可能性はあるのだろうか。

「佳子さまはアクティブで突き進むご性格」

 20年以上にわたり秋篠宮さまと親交がある毎日新聞編集委員の 江森敬治氏 はこう語る。

「眞子さまは、佳子さまとの姉妹仲について『妹でありながら友人のような関係』だとお話しするほど、非常に仲が良い。佳子さまは日ごろから、眞子さまのお部屋で過ごすことが多いとお話しになるほど、姉である眞子さまを慕っている。お二人の絆は深い。ですから、仮に佳子さまがご結婚するとなったら、お二人で事前に色々とお話しをされるのではないでしょうか」

 前出の皇室ジャーナリストも次のように語る。

「佳子さまの方が先にご結婚される可能性はもちろんあるでしょう。秋篠宮さまも兄である現在の天皇陛下より先に婚約されました。皇族の結婚に際して、年齢順でないといけないということはありません。非常に落ち着いたご性格の眞子さまとは違い、佳子さまはアクティブに突き進むご性格。佳子さまがご結婚をしたいとお考えになる方が現れれば、眞子さまと小室さんのことを待たずに結婚されるかもしれません」

 だが、仮にそうなったとき、前述の女性宮家問題と相俟って、眞子さまの双肩にかかるご負担はさらに大きくなるだろう。令和皇室のプリンセスたちが乗り越えなければならない“壁”はあまりにも多い。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング