次の高橋一生は誰だ⁉ あざとい38歳、美形すぎる坊主、浮気男……いま注目の「ネクストブレイク俳優」TOP5

文春オンライン / 2021年2月20日 17時0分

写真

「文春オンラインTV」より

 文春オンラインで、 『ちょっとじゃないわよ! 超かわいいのよ!!』千葉雄大(31)が自ら暴露した“腹黒王子”の内面《舞台「ポーの一族」アラン役》や、《NEXT「おっさんずラブ」 や 《NEXT「おっさんずラブ」》“BLすぎる”「チェリまほ」スパダリ町田啓太×子犬の赤楚衛二がTwitterトレンド世界5位に入ったワケ などの記事を執筆するドラマ評論家・ライターの田幸和歌子氏。

 日夜、数々のドラマや映画をチェックしている田幸氏だが、著名人に直接インタビューすることも多く、これまで200人以上の俳優をインタビューしてきたという。今回はそんな俳優ウォッチャーである田幸氏に、そろそろ人気が爆発しそうな「ネクストブレイク俳優TOP5」について「文春オンラインTV」が インタビュー を敢行。ドラマ愛溢れる俳優論を語ってもらった。

◆◆◆

2021年注目したい「次に来る」俳優は誰か

――これまでインタビューされた中で特に印象的なのは誰ですか?

田幸 圧倒的な魅力があったのは高橋一生さんです。いま「天国と地獄」(TBS系)にも出演されてますけれども、すごく頭のいい方です。それに腰も低くて、オーラがすごくて、色気がすごい。合同会見の時には、コロナになる前のことなんですけど、一度見てみたいというスタッフが溢れていました。その後の撮影の時にも、スタジオのスタッフさんがみんなため息をついて「いやー、すごい色っぽい。かっこいい。セクシー」って絶賛だったんですよ。業界内人気がメチャクチャ高くて、一度会うと夢中になっちゃう感じの人ですね。

――文春オンラインでは千葉雄大さんの記事も書いてくださっています

田幸 やっぱり千葉雄大さんってすごい人気だなと、あらためて思いますね。かわいいとかあざといとか、外見のかわいさをよく言われますけど、逆に人気が出たのって、内面の面白さとクレバーさが大きいなと思うので。ちょっと他に居ない役者さんですよね。

――今回はそんな俳優の目利きである田幸さんに、ネクストブレイク俳優TOP5をご紹介いただけると。

田幸 ネクストブレイクってすごい難しくて。例えば、ネクストブレイク俳優としてよく紹介される岡田健史さんですが、もう完全にブレイクしてるよね、と私は思うんです。だから今期のドラマで注目されそうとか、これまでちょこちょこ見てきて、そろそろブレイクするんじゃないかという感じの俳優さんを選んでいます。

『ウチカレ』で急上昇、あざとい38歳

――その基準で選んだ1人目のネクストブレイク俳優が「川上洋平さん」なんですね。「Alexandros」のボーカルで、SUBARUのCMソングも歌っています。川上さんについては、以前 《拝み倒して、押し倒して》佐藤健、中村倫也、キムタク、川上洋平…ナイーブな男を描き続ける“神様”北川悦吏子の「俳優起用術」 でもご紹介いただいています。

田幸 音楽に詳しい方は昔からご存じだったと思うんですけど、恥ずかしながら川上洋平さん個人に注目したことがこれまであまりなくて。なんで注目したかというと、北川悦吏子さん脚本のドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日本テレビ系)への出演が報じられた途端に、すごくネットが沸いたんですね。SNSのトレンドワードのトップのほうにずっと《ようぺ》という文字がランクインしていて。最初は「ようぺって何?」って……。ごめんなさい、ファンの皆さんには申し訳ないんですけど。それで検索したら、「あのグループのボーカルの方ね」「ああ、38歳なのね」「確かにかっこいいよね」と思ったんですけど、面白かったのが「あざとい」と形容しているファンの方が多くて。

 気になってInstagramを調べてみたら、38歳と思えないぐらいに明るい色のニットを着て、萌え袖のかわいいゆるっとした着こなしをしていたり、とても背の高い方なのにしゃがんで上目遣いで写真を撮ったり、すごくあざとい。自分の魅力をよく分かっていらっしゃるなと驚きました。「こんなかわいい38歳居るの?」って。ちょっと2次元的な雰囲気もありますしね。

――確かに。

田幸 塩顔イケメンですよね。「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」では、菅野美穂さん演じる恋愛小説家の担当編集者役で出演しています。北川悦吏子さんのドラマって、ヒロインは賛否分かれることが多いのですが、男性キャラを好きだという方が本当に多くて。川上洋平さんは涼し気な切れ長の目が印象的で、「愛していると言ってくれ」(TBS系)の豊川悦司さんとか、「半分、青い。」(NHK)の中村倫也さんと同じ系譜にある。これは間違いないなと。

 北川さんは役者の人柄に合わせてキャラクター造形をする“あて書き”が得意な方なので、川上さんのあざとかわいさや魅力が、脚本に反映されていくんだと思います。この作品を演じる中で、どんどん輝いていくんじゃないかなと期待しています。でも演技に不慣れで、声が小さいところもまた愛らしくて素敵なのですが……。

TBS新ドラマで主演、大ブレイク前夜の気配

――2人目のネクストブレイク俳優は桐山漣さんですね。

田幸 「仮面ライダーW」(テレビ朝日系)で菅田将暉さんとダブル主演するなど昔から華やかな方なので、「桐山さんって昔から有名じゃん。なんでネクスト?」と思う方も多いだろうなと思うのですが、ここへきて新しい魅力が出てきたなと。

 千葉雄大さんと共演されていた「いいね!光源氏くん」(NHK)で「源氏物語」の世界からタイムスリップして現代に来た中将の役だったのですが、プレイボーイかつ雅な役がとても素敵で、かつ面白かったんです。

 でもその後に、眞島秀和さん主演の「おじさんはカワイイものがお好き。」(日本テレビ系)で眞島さんにライバル心を燃やす隣の課の課長役を演じて、まったく違う顔を見せたんです。神経質でヒステリックでカリカリしている感じなのに、猫にはデレデレみたいなギャップがとても可愛くて。プレイボーイから“おじカワ”への振り幅がとても大きかったんです。

――ドラマ「ラブファントム」(TBS系)で主演もされると。

田幸 相手役が映画「初恋」でヒロインを務めていた、若手女優の注目株である小西桜子さん。桐山さんは小西さんの相手役で、クールでスマート、容姿端麗なエリートなんだけど、彼女の前でだけメチャクチャ溺愛してデレちゃうという役柄です。色々なキスシーンもあるようで、新たなファンを大量獲得しにきたなと(笑)。大ブレイク前夜という気配がします。

ムロツヨシに見込まれた才能で、多彩な役柄を演じ分け

――続いて3人目のネクストブレイク俳優は若葉竜也さんです。NHK朝の連続ドラマ小説「おちょやん」にも爽やかな助監督として登場しています。若葉さんは小さい頃から俳優活動されていたんですよね。

田幸 大衆演劇のチビ玉三兄弟の三男として舞台に立っていました。小学3年生の時に大河ドラマ「徳川慶喜」に出ていたり、2005年には「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ系)にも出ていました。「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(日本テレビ系)「サムライ・ハイスクール」(日本テレビ系)と、学園ものへの出演が多かった。その後、一時はオーディションに受からない時期もあって大変だった時に、「サムライ・ハイスクール」で共演したムロツヨシさんに「君、気になるね」と声をかけられて、舞台「muro式」に出演するんです。そこで脚本を書いていた福田雄一さんに注目され、映画「明烏 あけがらす」に出演しています。ムロ、福田組に救われたようなかたちで、役者としてのステップを踏んでこられた。

――そんな中で映画「葛城事件」で映画好きの人からも注目を浴びることになるんですよね。

田幸 8人を無差別に殺傷する殺人犯役だったのですが、壮絶でした。映像って基本的にカット、カットで細切れに撮ってつなぐのですが、若葉さんは役に入り込んで感情を乗せたいからと、撮影シーンよりも前のところから演じたそうです。だから同じシーンを重複して何度も何度も演じている。

 かと思えばほかの映画作品では「愛がなんだ」の草食系男子や、「台風家族」のチャラ彼氏、「罪の声」では放火犯で、「AWAKE」では天才棋士の役。本当にいろんな顔を持っていて、すごくお上手なのに、インタビューでなぜ役者をやるのか問われると、「生活できる、食っていける可能性が一番高いのが役者だから」と語っていらっしゃる。

――職業役者、という感覚なのでしょうか。

田幸 本当に職業役者。そこにしびれるなと。彼はすごく芸歴が長いんですけど、「子どもの頃から将来は役者以外になりたいと思っていた」というんです。もともと芸能家庭で育ってきたから、役者に対する熱意もない。そこがすごく面白いんです。「おちょやん」の役もいいので、さらに注目度が上がるだろうなと思います。

『仮面ライダー』出身でビジュアルに注目の19歳

―― 続いて4人目ですね。高橋文哉さんということですが、この中ではかなり若いですよね。

田幸 現在19歳の方ですね。「男子高生ミスターコン2017」でグランプリを取り、「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系)で主演をされています。美少年の写真を集めているようなサイトには必ず彼の写真があって、以前からビジュアルに注目が集まっていました。

 ですが「先生を消す方程式。」(テレビ朝日系)でサイコパスっぽい役を演じていた時、田中圭さんや山田裕貴さんといった、演技派の人たちのなかにあってもしっかり存在感を出していたんです。それで気になっていたら、「夢中さ、きみに。」(TBS系)でもとても目立っていて。

――暗い役ですよね。美形ゆえにモテすぎて、それがトラウマになってしまったという……。

田幸 高校に入学するときにモテないように、坊主頭にして、ブレザーのジャケットをズボンの中に入れるという珍妙な服装をするんです。でもその坊主頭の美しさが格別で。坊主って何の装飾もないので、美しさがシンプルに際立つ。これは目立つな、これはしょうがないよ、モテちゃうよというのが、説明不要なんです。彼は本当にキラキラ。隠しても隠しても出てしまう美しさみたいなところで、今後売れていくだろうなと思いました。

 ドラマだけじゃなくて、「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)にゲスト出演した時も絶賛されていました。あざとかわいいのもやれるんですよ。あざとい役をドラマで演じたら、一気にさらに来るだろうなと思います。

多数の話題作に出演の実力派

――続いて、ラストですね。ネクストブレイク俳優5人目は落合モトキさん。落合さんは出演作が多いですよね。

田幸 子役時代からずっと活躍されていて力もあるのですが、ブームに乗りそびれがちな方なんです。例えば「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)はシリーズ化されて社会現象になったのですが、パイロット版として放送された単発ドラマの方に落合さんが出演されていました。単発の時からすでにメチャクチャ面白くて、その立役者の1人だったのに、シリーズ版に出演していなかったことでブームには乗れなかったんです。

 映画「桐島、部活やめるってよ」にもメインキャストの1人として出演しているんです。クラスの中心メンバーで、“イケてる帰宅部”の役でした。「桐島」からは東出昌大さんや松岡茉優さん、山本美月さん、仲野太賀さんらがブレイクしていったのですが、彼はやっぱりちょっと乗りそびれたところがある。

 南海キャンディーズの山里亮太さんの小説が原作のドラマ「あのコの夢を見たんです。」(テレビ東京系)では、リア充を呪うイケてないグループの1人を演じていました。「桐島」でスクールカースト上位層のにおいをプンプンさせていた彼がこうまでイケてない感を出せるのか、という見事な演技でした。力はすごくある方なんです。

――映画「AWAKE」にも出演されていますよね。

田幸 口が悪くて面倒見のいい先輩役ですよね。「AWAKE」の公開に向けて、共演した吉沢亮さん、若葉竜也さん、落合モトキさんがトーク番組「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出たのですが、3人のやり取りがすごく魅力的でした。3人の化学反応もあってか、この役が一番好きと言う人も多いです。

 あと、ドラマ「夫のちんぽが入らない」(フジテレビ系)の浮気男役も似合っていて。彼はいろんな役ができて、薄味もできれば濃い味もいけるというところが本当に魅力で。一瞬誰か分からないぐらい、役によって顔が変わる。

 彼のブレイクに必要なのは、メジャーな時間帯とか注目度の高い作品で、薄味と濃い味を短いスパンで連続して見せること。「これをやった人がこれなんだ」という違いを連続して見せると、一気に来るんじゃないかなと思っています。

下積みで経験・実力を備え、一気にブレイクする傾向が増加

――ネクストブレイク俳優TOP5をご紹介いただきましたが、10代から30代まで幅広くいるんですね。どういったきっかけでブレイクすることが多いんですか?

田幸 例えば「中学聖日記」(TBS系)でいきなり2番手に抜擢されてブレイクした岡田健史さんのようなケースって極稀だと思うんです。その中でも高橋文哉さんはその可能性がある方。

 ですが最近分かりやすく大ブレイクした方だと、田中圭さん、中村倫也さん、瀬戸康史さん、高橋一生さんが思い浮かびますが、みなさん30代でのブレイクでした。長い下積みのなかでたくさんわき役を演じていて、その期間に世間にジワジワと「気になる気になる」というエネルギーが溜まって、ある時に一気に爆発するように売れるというケースが多いように感じています。

 10代20代でブレイクするのは難しかったけれど、確実に力をつけて、もう一度見つかるというか。そういった方のブレイク力は特に大きいですよね。だから次にブレイクするのは誰かなと考えながらドラマや映画を観るのも楽しい。自分の“推し”がブレイクしたときの嬉しさはひとしおですよ!

“大河俳優”本郷奏多はなぜブレイクできないのか 「僕は陽キャだからね」ドラマ評論家が語る意外すぎる素顔 へ続く

(田幸 和歌子/Webオリジナル(特集班))

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング