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演技評はうなぎ上りの広瀬アリスと連ドラ苦戦のすず 石田ゆり子・ひかり姉妹との“共通点”とは?

文春オンライン / 2021年3月23日 11時0分

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広瀬アリス ©AFLO

 石田ゆり子・ひかり姉妹のような現象が起こりそうな予感……。広瀬アリス・すず姉妹のことです。

 現在、“美人女優姉妹”と言えば姉・広瀬アリスと妹・広瀬すずの姉妹を思い浮かべる人は多いでしょう。

アリスのドラマ好評、すずのドラマ開始

 1月スタートの連続ドラマ『知ってるワイフ』(フジテレビ系)では、広瀬アリスさんがヒロインを演じ、先日最終回を迎えました。そして4月から入れ替わるように、今度は広瀬すずさんが連続ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)で櫻井翔さんとダブル主演します。

 この姉妹、芸能界デビューはアリスさんが先で人気モデルとして活躍していました。しかし、CMや映画、ドラマに引っ張りだこの大ブレイクを果たしたのは、すずさんが先でした。

 そこで今回は、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである筆者が、現在22歳のすずさん、26歳のアリスさんのキャリアを振り返りながら、美人女優姉妹の将来を占いたいと思います。

意外と連ドラでは苦戦してきた広瀬すず

 すずさんのデビューのきっかけは、ティーン向け女性ファッション誌『Seventeen』(集英社)のモデルとしてイベントに出演していたアリスさんを、応援に行ったその会場でスカウトされたことだったそうです。

 その後、すずさんは2012年の『ミスセブンティーン2012』でグランプリを獲得し、2013年には連続ドラマ『幽かな彼女』(フジテレビ系)で女優デビュー。2015年には『学校のカイダン』(日本テレビ系)で連続ドラマ初主演を果たします。

 映画では四姉妹の末っ子を演じた『海街diary』(2015年)、映画単独初主演となった『ちはやふる』シリーズ(2016年、2018年)などもヒットしました。是枝裕和監督作品だった『海街diary』では日本アカデミー賞の新人俳優賞にノミネートされ、同じく是枝監督作品映画『三度目の殺人』(2017年)では日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞。女優としての実力を開花させていきます。

 一見すると順風満帆な女優人生ですが、実は主演した連続ドラマではなかなか数字で結果が出せないことも……。

 すずさんがこれまでに主演した連続ドラマは2015年の『学校のカイダン』、2018年の『anone』(日本テレビ系)、2019年の『なつぞら』(NHK)の3本。

『なつぞら』はNHKの朝ドラブランドもあり全話平均視聴率21.0%と大ヒットしたものの、民放の主演作では苦戦続き。『学校のカイダン』は全話平均視聴率が9%台でヒットとは言い難い結果に。さらに『anone』に関しては全話平均視聴率が6.1%で、第9話は4.4%にまで落ち込んでいました。(※視聴率はビデオリサーチ調べ/関東地区)

 4月スタートの『ネメシス』である程度の結果を出さないと、すずさんは“民放連ドラでは視聴率が取れない女優”というレッテルを貼られてしまうかもしれません。

サブでのキャスティングが多かった広瀬アリス

 では姉のアリスさんのキャリアはどうでしょうか。

 アリスさんは2009年の『ミスセブンティーン2009』に選ばれモデルデビュー。翌年の2010年には連ドラ『明日の光をつかめ』(フジテレビ系)にて、当時15歳でフジテレビ系の昼ドラ枠の史上最年少主演を務めました。2014年は連ドラ『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)に出演、映画『銀の匙Silver Spoon』でヒロインを好演。

 2015年と2017年に放送された連ドラ『釣りバカ日誌』シリーズ(テレビ東京系)では明るく可憐なヒロインを演じ、2017年度後期の朝ドラ『わろてんか』(NHK)ではコメディエンヌとしての才能も高く評価されました。近年も数々の連ドラのレギュラーキャストとして存在感を放っています。

 けれどアリスさんは、まだサブを固める役としてキャスティングされるケースも多く、主演やヒロインに抜擢された作品で大ヒットは出ていません。先日最終回を迎えた『知ってるワイフ』も全話平均視聴率が7.5%と、数字的にはヒットさせることができませんでした。

『知ってるワイフ』で評価がうなぎ上り

 とは言え、『知ってるワイフ』のヒロイン役でアリスさんの女優としての評価はうなぎ上り。なぜかというと、この作品で彼女が演じたのがなかなかの難役だったにもかかわらず、視聴者を納得・満足させる演技だったからです。

『知ってるワイフ』の主人公(大倉忠義)は、モンスター妻・澪(広瀬アリス)との生活に嫌気が差していたところ、大学時代にタイムスリップしたことがきっかけで、別の女性と結婚生活を送る幸せな人生を手に入れます。ですが、別の世界線を生きることになった主人公の前に同僚として現れた澪は、モンスター妻の面影は微塵もなく、明るく前向きで笑顔が素敵な女性だった――という物語。

 別人を演じるわけでも多重人格者を演じるわけでもなく、アリスさんが演じたのはベースが全く同じ人物。しかし求められる演技は真逆。視聴者にはきちんと同じ人物だと思わせながら、2つの世界線の「澪」を絶妙な振り幅で演じ分ける必要がありました。

 そして、アリスさんが演じた澪は見事に視聴者からの共感を集め、視聴率ではイマイチ振るわなかったものの、SNSなどのネット界隈では盛り上がる作品となりました。

石田姉妹のような現象が起こる…?

 数年前までは“広瀬すずの姉”と語られることもあったアリスさんですが、女優として右肩上がりで評価を高めている彼女を、今もそのイメージだけで見ている人はもういないのではないでしょうか。

 ここで思い出されるのが石田ゆり子・ひかりのアラフィフ美人女優姉妹。

 言わずもがな広瀬アリス・すず姉妹との共通点は、姉妹揃って売れっ子女優であるということ。ただ、それ以外にも共通点があります。

 それは、妹が先に大ブレイクしたということです。

 妹の石田ひかりさんは、大林宣彦監督作品の映画『ふたり』(1991年)、『はるか、ノスタルジィ』(1993年)、そして朝ドラ『ひらり』(1992年後期/NHK)などで主演、月9ドラマ『あすなろ白書』(1993年/フジテレビ系)ではヒロインを演じ、一気にスターダムを駆けあがりました。

 一方、姉の石田ゆり子さんも、1994年から始まったドラマ『美味しんぼ』シリーズ(フジテレビ系)、『静かなるドン』シリーズ(日本テレビ系)でヒロインを務めるなど、数々のドラマや映画に出演し人気女優となっていきました。ただ、当時はひかりさんほど突き抜けたブレイクはしていなかった印象です。

 そんな石田ゆり子・ひかり姉妹ですが、ひかりさんが結婚後に仕事をセーブしていたこと、ゆり子さんが年齢を増すごとに女性として魅力を増していったことなどがあり、人気の逆転現象が起こったように思います。

 ゆり子さんは2016年の連ドラ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で演じた主人公の伯母役が大好評だったことも記憶に新しいですが、近年も数々のドラマや映画に出演し第一線で活躍中。2018年に発売したフォト&エッセイ集『 Lily ―日々のカケラ― 』(文藝春秋)は、幅広い年代の女性にうけ、発行部数20万部を突破する大ヒットとなりました。

 石田ゆり子さんも広瀬アリスさんも、地道に演技の腕を磨き続けてきた努力が結実したのでしょう。そしてお二人とも芯が強く、良い意味でマイペースという長所をお持ちなのかもしれません。

(堺屋 大地)

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