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「警察が駆けつけても彼が『出るな』と…」前澤友作氏の“側近”のモラハラDV《元未成年婚約者が告発》

文春オンライン / 2021年7月15日 18時0分

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河本ひろたく氏(ProSharing Consultingより)

《元未成年婚約者が告発》前澤友作氏“側近”の華麗なる生活とモラハラ「俺が監禁してるみたいになるだろ!」 から続く

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 この募集に応募した4425名ものなかから、前澤氏の“側近”として選ばれたのが河本ひろたく氏(33)。デロイトトーマツコンサルティングやリクルートホールディングスなど有名企業を経て、スタートトゥデイに入社した。

 河本氏は前職の頃から、一貫して社会課題の解決を目指したビジネスモデルを生み出してきた。地域見守りサービスCOCOMOは2016年度のグッドデザイン賞を受賞し、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、障害者の就労支援・雇用支援などを行う株式会社LITALICOの執行役員を務めたこともある。

社会課題の解決を目指す河本氏が抱える“課題”

 2021年1月1日、前澤氏は「前澤友作 第二創業開始」と銘打って、全14社へ総額100億円規模の出資をすると発表。この14社の中の1つが、河本氏が立ち上げ、社外取締役として携わっていた株式会社「小さな一歩」だ。ひとり親を支援する「養育費あんしん受け取りサービス」を運営し、子供やひとり親の貧困につながる社会課題の解決を目指しているのだ。

 一方で、元婚約者の女子学生A子さん(20)はこう語る。

「河本さんのビジネスは弱い人に寄り添うものです。それならなぜ私には優しくしてくれなかったのでしょうか……。婚約中には価値観を否定されるようなモラハラ発言や、大きな痣が残るようなDVも受けました。日々のストレスや恐怖などで精神安定剤を多用し、過呼吸になって救急車で運ばれたこともあります」

 A子さんと河本氏が出会ったのは2020年9月。それからすぐに“浮気疑惑”や“週刊誌トラブル”が浮上し、その後に突然婚約をするという、落ち着かない日々だった( 意識高い系企業家 #1 で詳報)。そんななか、A子さんが元交際相手のCさんに悩みを相談。Cさんが河本氏の自宅へ押しかけ、警察沙汰へと発展するトラブルが起きてしまう。

 
 河本氏が、A子さんの元交際相手であるCさんと自宅前でもみ合いになり、警察が駆けつける事態となった11月5日。A子さんは男性2人の間に割って入り河本氏に対し「少し落ち着こう」と声を掛けるも、河本氏は「家にいろって言っただろ!」とA子さんの静止を振り払ったという。

「河本さんに強く押され、尻餅を着くように倒れました。咄嗟に『痛い!』と叫んだのですが、河本さんは『知らない』と吐き捨てるように言い、Cさんに近づいて、取っ組み合いを始めました。私は2人を止めることもできず、しばらく見ていることしかできませんでした」

 しばらくすると、2人の怒鳴り声を聞いた警察官が駆けつけた。河本氏とCさんは引き離されその場は収まったが、河本氏は自宅へ戻ってからも怒りさめやらぬ様子だったという。

「2人になった途端、『お前が警察の前であやふやな態度をとるから、俺が監禁してるみたいになるだろ!』と怒られました。河本さんが興奮していたからか、警察がインターフォンを押して、何度か『大丈夫ですか?』と聞いてくれたのですが、河本さんが怖くて『大丈夫です』と答えることしかできませんでした。

 河本さんは怒ると睨みつけるような目をして、理詰めで叱責してくる。この時、初めて河本さんに対して恐怖を覚えたんです」

河本氏からの激しい恫喝で過呼吸に

 翌6日、河本氏は「Cはストーカー行為をしている。警察に被害届を出そう」とA子さんを連れて、赤坂警察署へと向かった。

「私には被害届を出す気はなかったのですが、強引に警察へ連れていかれてしまいました。警察署では河本さんがCさんについて『A子につきまといをするストーカーだ』などと強く主張しました。ただ河本さんは仕事があって先に警察署を出たんです。その後、警察官には『私は被害届を出すつもりはない。彼が怖くて従ってしまった』と正直に話しました。警察官からは『あなたがずっと黙っていて、河本さんがずっと話しているからそんな感じがした』と言われました」

 結局、A子さんは被害届を出さずに自宅へ帰った。すると、河本氏は呆れたような目を向けたという。

「まず叱られたのは、『週刊誌のこと誰にも話すなって言われたのに、元彼に話すのはあり得ない!』ということ。河本さんは前日からずっと怒っていて、嫌味を言われ続けていました。河本さんが怖くて、気持ちが不安定になっていたので、落ち着けようと精神安定剤を大量に飲んだんです。でもその後に息苦しくなり、過呼吸で動けなくなってしまいました。

 河本さんが救急車を呼び、病院に搬送されました。先生が河本さんに『ストレスで過呼吸になっているのでそっとしておいてあげてください』と言ってくれたのですが、河本さんは納得していないようにみえました」

「A子はおかしい」「A子更生プロジェクト」

 この頃から、河本氏のA子さんに対する態度は目に見えて歪なものになっていった。

「彼は私の価値観を否定するようになっていきました。私は以前、大学に通いながら学費や生活費を稼ぐために1年間キャバクラで働いていたことがあります。睡眠時間3時間で大学の課題をこなしながら一生懸命稼いでいたんです。そのお給料で初めて買ったシャネルのカバンは宝物です。

 でも河本さんからは『A子の世界はおかしい』『そんなの努力じゃない』と事あるごとに叱責されました。当時の友人たちについても『感覚がおかしい人たちだからもう関わらないで』と関係を切るように言われた。私の友人に会った時も『A子はちゃんとしてないから、俺が更生させる。A子更生プロジェクト』などと言って、からかわれることもありました」

 河本氏は、A子さんの家族を引き合いに出して叱責することもあったという。

「少し言い合いになると、私の家族に対して『A子さんの家庭はおかしい、こんなんも教えてもらえないんだ』と馬鹿にされました。母はキャバクラで働いていたことを認めてくれていたので、気に入らなかったんだと思います」

 A子さんにとっては辛い日々が続いた。そんななか、河本氏との関係が終わりに向かったのは、2021年1月20日のことだった。この日は些細な喧嘩から、A子さんは「もう無理」と家を飛び出そうとした。しかし河本氏は無理矢理A子さんの腕を引っ張り、ベッドに投げ倒したのだ。

河本氏がA子さんに馬乗りになり、緊急SOS

「腕を持って無理矢理ベッドまで引きずられ、投げ倒されました。布団を被せられ、河本さんがその上から馬乗りになったんです。彼は怒鳴りながら頭を押さえつけてきました。この後どんなことをされるのかと思うと本当に怖くて、iPhoneで緊急SOSをしたんです。すぐに警察に繋がりましたが、河本さんに察知され『お前切れよ!』と言われ、電話を切られてしまいました」

 しかし、A子さんの番号が警察に通知され、A子さんの携帯には何度か警察から着信があった。それにも対応できずにいると、警察はA子さんが以前に同居していた、元交際相手のCさんのマンションを訪問。Cさんから、A子さんの現住所を聞いた警察が、河本氏の自宅へと駆けつけた。

「30分後くらいにインターホンが鳴って、これで助かると思いました。でも河本さんに『出るな』と言われてしまって……」

 その直後、A子さんの携帯へは警察から何度も電話がかかってきた。無視できなくなった河本氏は「電話に出て、大丈夫だと言え」とA子さんに指示をしたという。

「言われた通りにしたのですが、警察は『大丈夫ですじゃ納得できないので、顔を見せて下さい』と食い下がってくれました。でも河本さんが携帯を奪い『本当にただのカップルの痴話げんかなんで。緊急通報は間違えて押しちゃったんです。迷惑かけてすいません』と伝え、電話を切ってしまった。その後も警察から着信がありましたが、出させてもらえませんでした」

河本氏に引きずられてできたアザ

 警察が駆けつけたことで河本氏は冷静になり、A子さんは難を逃れることができた。しかしA子さんの脚には、河本氏に引きずられた時に痣ができていた。

「翌21日、歩きながら母親と電話をし、昨日のことを報告していると『大丈夫? 写真見せて』と言われました。ちょうど駅のホームにいたのでトイレに入り、痣の写真を撮影。それを母親に送ると『ありえない!』と怒っていました」

 A子さんはこの日以来、河本氏の自宅へはほとんど帰らなくなった。

「友達と食事に行ったり、泊まりでゴルフへ行くと言い訳をして、徐々に河本さんの家へは帰らなくなりました。一度、実家に帰るからと嘘をついて旅行に行ったことがあるんです。でも嘘だとバレたのか、実家に電話をしてきたこともありました。

 河本さんからは私へも『なんで帰ってこないの? ここA子の家だよね?』と何度も電話がかかってきました。1日に20回くらいかかってきたこともあります」

 しかしA子さんは、楽しかった頃の思い出から、河本氏への気持ちを完全には吹っ切れずにいた。1月25日、A子さんは河本氏を試すためにこんな発言をしている。

「産みたいなら好きにして。俺は認知しないし」

「河本さんと一緒に過ごして、楽しい時もあったんです。だからなかなか別れる決心がつかなくて……。いま思うと本当に馬鹿なことをしたなと後悔しているのですが、河本さんの自宅に帰って『妊娠した』と嘘をつきました。もう彼と性行為をしたくないということもありましたし、そうでも言わないと家から出してもらえないような状態でもありました。そしてなにより、彼の気持ちを確かめたかった。

 それで河本さんがモラハラ発言を反省して、妊娠を喜んでくれるならもう一度やり直そうと思っていたんです。もし冷たい態度をとられても、それはそれで吹っ切れるかなと思って」

 A子さんの言葉を聞いて、河本氏が発したのは「産みたいなら好きにして。俺も認知しないし」だったという。

「覚悟はしていましたが、ショックでした。その後、河本さんの家へ行ったとき、体調が悪くなってトイレにいると『邪魔なんだけど』と言われたこともありました。これはもうダメだなと思っていたとき、嘘がばれたんです」

 2月12日、河本氏はA子さんが通ったことのある複数の産婦人科に電話をし、妊娠の事実について確認したのだという。

「実家に内容証明送るよ」電話で母親を罵倒

「嘘だと知った河本さんから『俺は堕胎費用も負担するつもりだったし、そんな嘘ついて詐欺じゃん』と言われました。私はそんなもの請求したこともありません。そう言い返したら、『そもそも俺が家賃払ってるんだから、それで浮いたお金で堕胎費用を払うつもりだったわけでしょ? つまり、それは俺の金だから』とつめてきたんです」

 この日以降、A子さんは河本氏の自宅へ帰ることはなく、河本氏からの連絡を無視し続けている。しかしA子さんの誕生日の翌日である2月25日、河本氏から《このままだと終われないからとにかく話させて》とLINEメッセージが送られてきた。

「それでも無視していたのですが、25日に知らない番号から電話がかかってきたので思わず出てしまったんです。電話をかけてきたのは河本さんで『なんで出ないの? ありえなくない? 実家に内容証明送るよ』と責められました。私が『勝手にすれば、好きにして』と言うと、河本さんは母にも電話をしてきて、裁判をするなどと脅してきたんです。『32年間で1番プライドを傷つけられた』『A子さんはなんでこんな風に育っちゃったんでしょうね』とも言ったようで、母はとても怒っていました」

 そこから少しやりとりを続けた後、2月28日に河本氏からこうLINEがあった。

《不貞行為・婚約破棄に伴う慰謝料請求等について、代理人と協議した上で郵送にて通知します。1週間以内を目処に送付いたしますので、ご対応お願いします。以後、直接のやり取りは代理人に限らせていただきますので、何か主張がある際は下記住所に郵送にてお願いします》

 A子さんが語る。

「その後、3月3日付けの内容証明が私の実家に届きました。内容的には私が河本さんとの関係を言いふらしたことが、名誉を毀損しているというものです。それに何も反応をしないでいると、3月25日には、週刊誌の件で対応してくださっていた( 意識高い系企業家 #1 )のX子さんを通して和解書が送られてきました。でも内容には河本さんに都合の良い事ばかり書いてありました。納得できなかったので、こちらで和解書を修正して、翌26日に送り返しました」

河本氏から謝罪文が送られてきたが…

 その後、X子氏を通して29日に謝罪文が送られてきた。そこには「結果として悲しませ、傷つけることになってしまったのであれば、とても申し訳ないと思っています」などと綴られていた。

 この「謝罪文」も、A子さんが告発を決意する動機になったようだ。

「自分が何股もかけていたことや、私に馬乗りになったこと、恫喝したことについては一切書かれていませんでした。妊娠についても、河本さんからは『認知しないから』と冷たく言われたんです。自分にとって不都合なことは、文字に残したくないんだということだと思います。彼はこうして嘘をつき続けるんですよね……。彼のビジネスは立派だと思いますが、弱い人に寄り添う心を持った人だとは思えません」

 河本氏に事実確認を行った。当初、取材に応じると返事があったが、直前にキャンセルになり、文書で送った質問事項にも期日までに回答はなかった。

 前澤氏にもA子さんにSNSの写真を消すように指示したかなどについて、メールで事実確認を行なったが、期日までに返信はなかった。
 

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

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