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第165回直木賞 佐藤究さん『テスカトリポカ』と澤田瞳子さん『星落ちて、なお』のW受賞が決まる

文春オンライン / 2021年7月14日 17時45分

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佐藤究さん ©山口宏之

第165回芥川賞 石沢麻依さん『貝に続く場所にて』、李琴峰さん『彼岸花が咲く島』のW受賞が決まる から続く

 7月14日、第165回直木三十五賞(日本文学振興会主催)の選考会が東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、佐藤究さん(43)の『テスカトリポカ』(KADOKAWA)と澤田瞳子さん(43)の『星落ちて、なお』(文藝春秋)が選ばれた。

 なお、直木賞のダブル受賞は第150回の姫野カオルコさんと朝井まかてさん以来となった。

 佐藤究さんは、1977年9月13日福岡県福岡市生まれ。福岡大学付属大濠高等学校卒。2004年、佐藤憲胤(のりかず)名義の『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、同作でデビュー。直木賞のノミネートは今回が初めてだった。

〈作品〉『サージウスの死神』(佐藤憲胤名義)2005年講談社刊=第47回群像新人文学賞優秀作。『QJKJQ』16年講談社刊=第62回江戸川乱歩賞受賞。『Ank: a mirroring
ape』17年講談社刊=第20回大藪春彦賞、第39回吉川英治文学新人賞受賞。『テスカトリポカ』21年KADOKAWA刊=第34回山本周五郎賞受賞。

 澤田瞳子さんは、1977年9月14日京都府京都市生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程前期修了。奈良時代仏教制度史、正倉院文書の研究を経て、2010年『孤鷹の天』でデビュー。直木賞は、5回目のノミネートだった。

〈作品〉『孤鷹の天』2010年徳間書店刊=第17回中山義秀文学賞受賞。『満つる月
の如し 仏師・定朝』12年徳間書店刊=第2回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞、第32回新田次郎文学賞受賞。『若冲』15年文藝春秋刊=第153回直木賞候補、第9回親
鸞賞受賞、第5回歴史時代作家クラブ賞受賞。『腐れ梅』17年集英社刊=第8回山
田風太郎賞候補。『火定』17年PHP研究所刊=第39回吉川英治文学新人賞候補、
第158回直木賞候補。『落花』19年中央公論新社刊=第32回山本周五郎賞候補、第161回直木賞候補。『能楽ものがたり 稚児桜』19年淡交社刊=第163回直木賞候補。『駆け入りの寺』20年文藝春秋刊=第14回舟橋聖一文学賞受賞。

 直木三十五賞は、菊池寛(明治21年~昭和23年)が芥川賞とともに、昭和10年に制定したもの。新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)のなかから、最も優秀な作品に贈られる。正賞は懐中時計、副賞は100万円。

 現在の選考委員は、浅田次郎・伊集院静・角田光代・北方謙三・桐野夏生・髙村薫・林真理子・三浦しをん・宮部みゆきの各氏が務めている。

■第165回直木三十五賞 候補作(出版社)※作者五十音順・敬称略

一穂ミチ「スモールワールズ」(講談社)
呉勝浩「おれたちの歌をうたえ」(文藝春秋)
佐藤究「テスカトリポカ」(KADOKAWA)
澤田瞳子「星落ちて、なお」(文藝春秋)
砂原浩太朗「高瀬庄左衛門御留書」(講談社)

第165回芥川賞は石沢麻依さん『貝に続く場所にて』と李琴峰さん『彼岸花が咲く島』、直木賞は佐藤究さん『テスカトリポカ』と澤田瞳子さん『星落ちて、なお』の受賞決まる へ続く

(「文春オンライン」編集部)

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