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婚活でNGの理由1位は「会話やLINEがヒドい」…プロが教える“やってはいけない返し”――2021上半期BEST5

文春オンライン / 2021年9月7日 11時0分

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©️iStock.com

2021年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。家族部門の第4位は、こちら!(初公開日 2021年1月28日)。

*  *  *

 出会いから結婚まで「100日」という期限を設けることを提唱する、現役仲人の鎌田れい氏。そんな鎌田氏は、婚活市場で男性が女性からお断りされるケースに、「会話やLINEの内容の不備」が多いと指摘する。

 鎌田氏の著書『 100日で結婚 』(星海社)から一部を抜粋し転載する。(全2回の1回目/ 後編 を読む)

「喋りすぎて」も「黙りすぎて」も、嫌がられる原因に

 婚活市場で、「男性が女性からお断りされる原因ワースト3」をご存じでしょうか。私が仲人経験を通し、「多いな」と感じた原因をランキングにしてみました。

 1位 会話やLINEの内容がひどい

 2位 女性の気持ちがわかっていない

 3位 マナーや身だしなみに問題がある

 どれも「100日」の間中、気をつけるべきことばかりです。

 しかし、これらは「性格が合わない」「容姿が生理的に受け付けない」など、言われてもどうにもできない、という類のものではありません。

 注意して直そうと思えば直せることなのです。

 そこで、この章からは、これらをお断りの原因とされないために、注意すべきポイントや対策法などをわかりやすく説明していきたいと思います。

 『第5章』では、お断り理由のワースト1に挙げた、会話とLINEの作法について取り上げます。

 初対面の席や交際初期段階で会話問題が持ち上がる時、お断りされるパターンとしては、次の2通りが多いようです。

 1つは、「男性が自分の話ばかりしていて、一緒にいたら疲れてしまった」というもの。

 もう1つは、「男性が全く話をしてくれなくて、困ってしまった」というもの。

 一見、両極端に見えるかもしれませんが、どちらも根っこは同じ。「自分は話すのが下手だ」という、会話への苦手意識から来ている行動です。

“盛り上がっていた”と感じていたのは、男性だけ

 まず、“自分の話ばかりしていて”お断りをされてしまう男性。これは、緊張して喋りすぎてしまった、という方が非常に多いです。

 お見合いでお断りされた原因が、「あなたの喋りすぎによるものです」と説明すると、皆さん一様にこうおっしゃいます。

「僕、沈黙が嫌で喋っちゃうんですよね」

「会話が途切れたらどうしよう」「沈黙が怖い」と思う気持ちは、理解できます。しかし、『第3章』でも触れましたが、そこで喋りすぎてはマイナスイメージを招くだけ。

 しかも厄介なことに喋っている間、男性たちは、女性が無理して聞き役になってくれていることに気づいていません。そのためお見合いの後に、こんな報告をしてくるのです。

「いやー、今日のお見合いは楽しかった! すごく会話が盛り上がっていたし、交際希望でお願いします!」けれど、“盛り上がっていた”のは、男性だけ。その後、盛り下がりきった女性からは大抵、お断りの連絡が入るのです。

 では、同じ緊張するなら、まだ「全く喋らない」ほうがいいのかと言えば、それもまた違うのです。あまりに沈黙が過ぎれば、やはりお断りが来てしまいます。

 緊張のあまり黙り込む男性というのは、「何か話さなければ」「話を振らなくては」と考えるうちに、焦りすぎて頭が真っ白になる。結果、何も話せなくなるのです。

 男性の過ぎたお喋りを聞くのも苦痛ですが、沈黙を決め込む男性を前に、自分が喋り続けることも、女性にとっては非常に苦痛に満ちた時間となるのです。

「どうしよう? 僕も本当に話すことが下手だし、苦手なんだけれど……」

 この本を手に取った読者の中にも、そう思われる方がいらっしゃるかもしれません。そんな方は次のように考えを切り替えましょう。

「よし! 僕は、聞き役に徹しよう!」

 第1タームの頃から何度もお伝えしていますが、婚活を成功させたければ、女性に“共感”することが最重要事項の一つです。

 女性は、自分に“共感”してくれる男性、すなわち気持ちを寄り添わせてくれる男性でない限り、どれほど見た目がタイプでも好きになることはありません。

「きちんと“共感”できる聞き役」というのは、婚活市場のアピールとしては、うってつけです。では、会話で“共感”を示すには、どうすればいいのでしょうか。

「私、ジブリの映画が大好きなんです」と言われたら、どう答える?

 例えばお見合いの席で、趣味の映画の話になったとしましょう。そして、男性がどんな映画が好きかを尋ねた時、女性がこう答えたとします。

「私、ジブリの映画が大好きなんです」

 スタジオジブリについてあまり詳しくない男性が答えるとしたら、次の3つの回答のうち、どれが正しいと思いますか?

〈A〉「あー……すみません。僕、アニメは見ないんです」

〈B〉「ジブリが大好きなんですね。他にはどんな映画を見ますか?」

〈C〉「ジブリ、人気ですよね。実は僕、あまり見たことがないんですけど、どんな所が面白いんですか?」

〈A〉の回答は論外。

 話がそれで終わってしまいます。男性は会話に結論を求めがちだと言われていますが、そのせいでしょうか。相手の意見を受けた結論だけを述べ、会話を断ち切ってしまう方は少なくありません。この回答は、まさにそのパターンだと言えるでしょう。

 (提議)私はジブリ映画が好き→(結論)僕はジブリ映画は見ない→以上

 繰り返しますが、女性との会話には“共感”が必須。相手の話がどれほど自分の見解と食い違おうとも、まずは一度受け止めなくてはいけないのです。

 これは婚活市場に限らず、生活圏内でも同じことが言えます。例えば、あなたの会社の同僚女性が、「昨日部長に企画書を出したら、内容が浅くて面白くないと酷評されたのよ」と愚痴をこぼしてきたとしましょう。その企画書がたとえ面白くなかったとしても、こんなことを言ってはいけません。

「ああ、僕も読んだけれど、確かに企画の視点が甘いね」

 これでは身も蓋もなく、彼女は反感を覚えるだけです。この先、あなたに相談はおろか、話しかけることさえしなくなるかもしれません。

「そうかぁ、○○さんは、一生懸命考えていたもんな。ただ、あそこの視点をこう変えてみてはどうだろう?」

 頑張ったことや努力をまずは認められると、女性は次の提案をすんなり受け入れるし、あなたに今後も信頼を寄せるのです。

 なお、〈A〉の回答でさらに、

「あー……僕、アニメは見ないんですよね。見るのはアクション映画ばかりで。この間見た映画では、トム・クルーズがすごくて……」

 など、自分の見解で相手の話を終わらせるに留まらず、自分の土俵へと話をもっていくのは、もってのほか。さらによくないパターンとなります。

共感も感想もない〈B〉の回答もNG

〈B〉の回答は一見、相手の話を受けているように見えますが、これも不正解です。なぜなら、そこには共感も感想もないからです。この回答で男性がしているのは、確認だけ。

(提議)私はジブリ映画が好き→(確認)了解→以上

 女性には、あなたがそれを聞いてどう思ったのかが全く伝わっていません。その回答でわかったことといえば、男性が自分の話を聞いていたらしいということだけ。

 ジブリに興味があるかどうかはもちろん、「ジブリの世界が好きだなんてかわいい女性だな」と思われたのか、「アニメが好きってことはオタクなのかな」と思われたのか。自分の答えが男性に与えた印象も見えず、不安になる女性もいるでしょう。

 しかも回答を受け流し、「他には?」と、次の話題を始めようとしているのです。

一時期非常に流行った“おうむ返し”にも注意

 なお余談ですが、この回答の始まりで男性は、「ジブリが大好きなんですね」と、話し手である女性の言葉をそのまま繰り返す“おうむ返し”をしています。

 これは、コミュニケーション心理学において“バックトラッキング”と呼ばれるテクニック。相手の言葉を繰り返すことで気持ちよくコミュニケーションが取れるという、一時期、非常に流行ったものです。

 以前は営業マン向けセミナーなどで必ず伝授されていましたが、世間に浸透しすぎ、知る人が増えてしまいました。そのため今では“おうむ返し”をされると、「見え透いたテクニックで懐柔しようとしている」と逆に不愉快に思う人もいるため、注意が必要です。

相手の話を“共感”で受け止め、話題を広げるには

 というわけで、最後の〈C〉が正解となります。男性が〈C〉で答えた場合、どのように会話が展開していくのか、その例をお見せしましょう。「私、ジブリの映画が大好きなんです」

「ジブリ、人気ですよね。実は僕、あまり見たことがないんですけど、どんな所が面白いんですか?」

「(ジブリの魅力を語って)だからジブリ作品って、すごく夢があると思うんです」

「わかります! そのお話を聞いていたら、本当に夢がある感じでいいですね。今度、見てみます。何かおすすめはありますか?」

 いかがですか?

 相手の話を“共感”で受け止め、その話題を広げていく。フォローして、次の質問をする。そうやって会話をつなげていくと、女性は気持ちよく話すことができるでしょう。これは、“フォローアップクエスチョン”というテクニックです。

 さらに、少しでも相手の興味について知識を持っているなら、どんなに些細でも、それを差し込みましょう。ますます“共感”を高めることができます。

「あっ、それはテレビで少しみたけれど、面白かったです! まっ黒で小さい、フワフワした妖怪が、家の中にたくさんいるんですよね。かわいかったな(笑)」

 自分の言葉に同調し、しかも好意的な意見を言ってくれている——。女性は大きな満足感を覚えると共に、あなたへの好感も抱くようになります。

婚活市場で出会う人は、“自信を失っている人”

 ところで、私がここまで「一番大事なのは“共感”することだ」と言い続けるのには、理由があります。

 第一に、自分の意見に反対されて不快感を覚える人はいても、“共感”されて嫌だと思う人は少ないからです。まずは女性に気持ちよく話してもらうこと。「この人とはお喋りしているだけでも楽しいな」と思ってもらうことが、大切なのです。

 第二に、婚活市場にいる人たちは、男性も女性も自分に自信をなくしているからです。

 婚活市場にいると、思うような人に出会えず時間だけが過ぎて行ったり、出会えても“真剣交際”まで行き着けなかったり、失敗が続いて自信を喪失してしまうことがあります。

 また、周りの友達や同僚が“次々と”結婚していく中で、自分だけが“なかなか”結婚できないことへのコンプレックスもあるのです。

 いつの間にか、友人から来る年賀状はみんな、家族の笑顔が溢れる幸せな写真プリントになっていた。ふと気づけば、会社の同期のグループLINEのアイコンは、みんな子どもの写真になっていた。

 学生時代、自分よりモテないと思っていた友人ですら結婚して父親や母親になっていくのに、未だ自分はお一人様のまま、婚活市場でもがいているのです。

相手の心を温かく受け入れる気持ちを持つこと

「結婚できない自分は、だめな人間なのかもしれない」

 婚活経験者ならば誰しも一度は、そんな思いにとらわれるはずです。

 そうして、ともすれば挫けそうな心を必死で鞭打ちながら、お見合いの席へ、婚活パーティへと出かけて行く。そんな人は少なくありません。それなのに、そこで出会った人にさえ、自分のささやかな趣味まで否定されたら、どんな気持ちになるでしょうか?

 それは同じ婚活市場にいるあなたなら、痛いほどわかるはずです。

 婚活市場で出会うお相手というのは、大なり小なり、結婚ができない事実に悩みを抱えています。自分に自信を失っているのです。

 せめて会話の中だけでも、お相手の発言を認めてあげる、承認してあげる。それをするだけでも女性の中で、あなたへの気持ちは変わっていきます。

 要は、お相手の心を温かく受け入れる気持ちを持つこと。それが“共感”であり、会話の基本なのだと、胸に刻んでください。

【後編を読む】 「5回目のデートだよ、手ぐらい繋がないと」38歳の婚活男性は、なぜフラれてしまったのか

(鎌田 れい)

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